【怖い話】その日はカラスがよく鳴いていて気味が悪かったんだが、より一層気味が悪かったのは、町の人間達の俺に対する態度だった
引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その42
221: 本当にあった怖い名無し 2007/08/17(金) 12:46:48 ID:inem8BaA0
もう10年くらい前の夏。今くらい暑い頃。
昼近くに買物に行こうと、俺は家を出た。
その日はやけにカラスがよく鳴いていた。俺はカラスの鳴く家は死人が出るという言い伝えを覚えていて、ちょっと
気味が悪くなった。
家の周りは夏の昼前というのに嘘の様に人気がない。たった一人、陽炎の立つ路地を駅に向かって歩いた。
その時、いきなり、本当にふいに『ポンッ』と肩を叩かれた。
俺は下宿の奴が俺を追い掛けてきたのかと、笑いながら振り返った。
誰もいない。
陽炎に霞む俺の住む下宿が遠く見える。目に刺さる程の青空と白い雲。遠く聞こえる蝉の声とカラスの鳴き声の中、
本当に俺は独りぼっちだった。
昼近くに買物に行こうと、俺は家を出た。
その日はやけにカラスがよく鳴いていた。俺はカラスの鳴く家は死人が出るという言い伝えを覚えていて、ちょっと
気味が悪くなった。
家の周りは夏の昼前というのに嘘の様に人気がない。たった一人、陽炎の立つ路地を駅に向かって歩いた。
その時、いきなり、本当にふいに『ポンッ』と肩を叩かれた。
俺は下宿の奴が俺を追い掛けてきたのかと、笑いながら振り返った。
誰もいない。
陽炎に霞む俺の住む下宿が遠く見える。目に刺さる程の青空と白い雲。遠く聞こえる蝉の声とカラスの鳴き声の中、
本当に俺は独りぼっちだった。
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暑いのに何故か俺は背筋に寒さを覚え、駅への道を急いだ。
大通りへ出ると、さすがに人の姿が多くなり、俺はホッと一息ついた。人の姿の有り難みをこんなに感じたのは始め
てだった。
が、俺は気が付いた。
すれ違う人が俺の顔を複雑な顔で見つめる。目が合うとサッと目を逸らす。
俺はこの町でそんなに有名だったっけ?
年のいった人の良さそうなおばさんも、不機嫌そうなおじさんも、可愛い女子高生も、皆、俺を怯えた様に見つめ、
俺を避けようとする。
俺は一人で路地を歩いていた時以上の孤独を感じ、それ以上の居心地悪さを感じながら、駅までの道を急いだ。
駅に着いても人々は俺を疎外し続けた。俺は逃げ場所を求めトイレに駆け込んだ。取り合えず独りに、人の目のない
所に行きたかった。
取り合えず大便をし、意を決して個室を出、洗面台に向かった。
俺は鏡に写る自分の姿を見て、一気に血の気が引いた。
鏡の中の俺の、肩の上に何か白いものがベットリと付着し、それが背中側と胸のちょっと上辺りにまで流れて固まっ
ている。
カラスのフンだった。
10年前の暑い日の思い出。
大通りへ出ると、さすがに人の姿が多くなり、俺はホッと一息ついた。人の姿の有り難みをこんなに感じたのは始め
てだった。
が、俺は気が付いた。
すれ違う人が俺の顔を複雑な顔で見つめる。目が合うとサッと目を逸らす。
俺はこの町でそんなに有名だったっけ?
年のいった人の良さそうなおばさんも、不機嫌そうなおじさんも、可愛い女子高生も、皆、俺を怯えた様に見つめ、
俺を避けようとする。
俺は一人で路地を歩いていた時以上の孤独を感じ、それ以上の居心地悪さを感じながら、駅までの道を急いだ。
駅に着いても人々は俺を疎外し続けた。俺は逃げ場所を求めトイレに駆け込んだ。取り合えず独りに、人の目のない
所に行きたかった。
取り合えず大便をし、意を決して個室を出、洗面台に向かった。
俺は鏡に写る自分の姿を見て、一気に血の気が引いた。
鏡の中の俺の、肩の上に何か白いものがベットリと付着し、それが背中側と胸のちょっと上辺りにまで流れて固まっ
ている。
カラスのフンだった。
10年前の暑い日の思い出。
229: 本当にあった怖い名無し 2007/08/17(金) 21:24:14 ID:fre7T22W0
>>221
俗に「バクダン」っていうやつだな~w
しかしカラスはマジで気をつけたほうがいい。
悪念の表れで真近で鳴かれたり、横切ったり、さりげなく留まってて見られてる
感じがしたら何か憑りついてる可能性が高いと思います。
特に「アー、アー」と大きな鳴きはよくないらしい(年寄り説)
俗に「バクダン」っていうやつだな~w
しかしカラスはマジで気をつけたほうがいい。
悪念の表れで真近で鳴かれたり、横切ったり、さりげなく留まってて見られてる
感じがしたら何か憑りついてる可能性が高いと思います。
特に「アー、アー」と大きな鳴きはよくないらしい(年寄り説)
231: 本当にあった怖い名無し 2007/08/17(金) 22:05:03 ID:Xvmqfm8t0
>>229
うちの周りのカラスは、俺を見ると逃げ出すぞw
うちの周りのカラスは、俺を見ると逃げ出すぞw
235: 本当にあった怖い名無し 2007/08/18(土) 00:44:21 ID:PPQD46GC0
>>234
鬼太郎だな
鬼太郎だな
238: 本当にあった怖い名無し 2007/08/18(土) 05:18:20 ID:ymgTX3h70
>>221
俺の実体験。
辺り一面真っ赤に染まった夕暮れ時、俺は家に帰ろうと駅に向かって歩いていた。
そしてあと少しで駅に着くそのとき、やたらと湿った感じの生暖かい風が吹いたんだ。
時間も時間だったし、なんだか気持ち悪いなと思いあたりを見回したりしてたんだけど、
特に変わったことは無かった。ただいつもより人が少ないぐらいだった。
何をビクビクしてるんだ情けないと、自身に溜息混じりに言い聞かせ駅に向おうとしたその瞬間。
グヮチャ!!
という音と共に頭(頭頂部)を何かで殴打された。
突然のことで何が起きたかわからずボーゼンと立ち尽くす俺。
駅周辺にいた少数の人たちは目を見開き驚きの表情で俺を見つめる。
俺はパニックになりそうなのを必死に押さえ、状況を把握しようと辺りを見回していた。
しばらくすると、頭からポタッポタッと液体のようなものが垂れ血か?と思ったが
そうではなかった。第一痛みは感じなかったし。ただドロドロした感じのものだった。
液体を手に取りニオイを嗅ぐと
・・・ッ!!!臭い!生臭い!!
俺はますますわけがわからなくなり、あたりを必死に見回した。
だが、辺りには相変わらず驚きの表情で俺を見つめる人々がいるだけ。
状況がつかめぬままふと上に視線をやる。と、其処にはいくつもの木の枝があり、
なにやら黒い物体が乗っかっていた。
目を擦りながら黒い物体を見つていると、鳥がギャーギャー騒ぎだし俺の心臓の鼓動も一層激しくなった。
1、2分ほどであろうか、黒い物体を見つめていると突如街頭が燈って明るくなり全てが判明した。
黒い物体とは鳥の巣だったんだ。しかも崩れている。
まさか!!と思い足元を見ると割れた卵の殻が散乱していた。そして頭から流れ落ちる黄色っぽい液体。
そうです。俺の頭に鳥の糞ではなく卵が直撃していました。orz
周りの人はクスクス笑いながら避けてくし、臭いし、最悪だったよ。(つд`)
俺の実体験。
辺り一面真っ赤に染まった夕暮れ時、俺は家に帰ろうと駅に向かって歩いていた。
そしてあと少しで駅に着くそのとき、やたらと湿った感じの生暖かい風が吹いたんだ。
時間も時間だったし、なんだか気持ち悪いなと思いあたりを見回したりしてたんだけど、
特に変わったことは無かった。ただいつもより人が少ないぐらいだった。
何をビクビクしてるんだ情けないと、自身に溜息混じりに言い聞かせ駅に向おうとしたその瞬間。
グヮチャ!!
という音と共に頭(頭頂部)を何かで殴打された。
突然のことで何が起きたかわからずボーゼンと立ち尽くす俺。
駅周辺にいた少数の人たちは目を見開き驚きの表情で俺を見つめる。
俺はパニックになりそうなのを必死に押さえ、状況を把握しようと辺りを見回していた。
しばらくすると、頭からポタッポタッと液体のようなものが垂れ血か?と思ったが
そうではなかった。第一痛みは感じなかったし。ただドロドロした感じのものだった。
液体を手に取りニオイを嗅ぐと
・・・ッ!!!臭い!生臭い!!
俺はますますわけがわからなくなり、あたりを必死に見回した。
だが、辺りには相変わらず驚きの表情で俺を見つめる人々がいるだけ。
状況がつかめぬままふと上に視線をやる。と、其処にはいくつもの木の枝があり、
なにやら黒い物体が乗っかっていた。
目を擦りながら黒い物体を見つていると、鳥がギャーギャー騒ぎだし俺の心臓の鼓動も一層激しくなった。
1、2分ほどであろうか、黒い物体を見つめていると突如街頭が燈って明るくなり全てが判明した。
黒い物体とは鳥の巣だったんだ。しかも崩れている。
まさか!!と思い足元を見ると割れた卵の殻が散乱していた。そして頭から流れ落ちる黄色っぽい液体。
そうです。俺の頭に鳥の糞ではなく卵が直撃していました。orz
周りの人はクスクス笑いながら避けてくし、臭いし、最悪だったよ。(つд`)
この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
猿島で鳶の直撃が開けたバッグの中に降ってきた事がある。中に入れてた空のレジ袋がキャッチ。私は運が悪いのかいいのか。
スゴく。
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