【怖い話】窓の外から遠くの声が入ってきた。「○○ちゃん、ちょっと待って」女性のやけに楽しそうな声、その光景は一生忘れられないものだった…

このエントリーをはてなブックマークに追加

引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない? 334 ©2ch.net

568: 本当にあった怖い名無し 2016/06/17(金) 18:21:25.45 ID:ZjnKkNsL0
金曜日の夕方でテンションマックスだから長文投下。



僕は怖い体験、こと心霊やホラーに関しては当事者になることがあまりない。

幽霊に取り憑かれただとか引越した部屋に何か出るだとか、そういった事柄にあわぬまま
もう何十年か生きているのだけれど、多分世間一般には僕側のオカルトに蚊帳の外って人の方が
多いのではないだろうか。

ただ、蚊帳の外というだけで体験者ではないというだけでそういった事と無縁か、
と言われればそうでもない。

壁に耳あり障子に目ありというけれど、ネットの発達を気に
より不特定多数の目や耳に僕を含め誰しもが晒されているこの状況で、
幽霊こそ見聞きはしないが、蚊帳の内側にいる人間をたまに目撃することがある。


オカ速おすすめ!

一目撃者であり不特定多数分の一の俺としては、当事者に起こる怪しい現象の 
ほんのワンシーンに立ち会うのみであり、山無し落ち無しの下らない思い出である。 

蚊帳の内側で起こったことは心霊現象だったのか、それとも心疾患なのか、 
或いは僕が心疾患なのかは分らないが、 

よく分らない物程怖いものはない、 
というのが母の持論である。

569: 本当にあった怖い名無し 2016/06/17(金) 18:23:52.64 ID:ZjnKkNsL0
高校卒業後、特技といえば目が良いこと位だった僕はめでたく不動産会社に就職し、
不動産業の仕組みから民法の勉強、資格受験と慌しい生活を送っていた。

初めての社会に心が折れそうなことが何度もあり、また当時お付き合いをしていた
女性との破局や父の急死もあってなかなかハードな新生活ではあったけれども、

人間息を吸い働き食べれば勝手に年を取るもので、
気づけば入社してから3年余りが過ぎていた。

ただ、どんなに仕事になれても疲労は労働に見合った分だけ溜まっていくものだから、
ほんのたまにある連休前夜ともなれば布団を被る事も忘れて死んだようにベットに倒れこむ。

そんな夜が明けて連休初日の土曜日、確か5月の半ばだった。

窓から入ってきた気持ちの良い風で目を開けると、もう10時過ぎだった。


家から出る気も何かする気も一切なかったけれど、なんとなく今日はなにをしようかなと
考えていたら、窓の外から遠くの声が入ってきた。


「ちょっと待ってったら○○ちゃん、ちょっと待って」

女性のやけに楽しそう声である。

570: 本当にあった怖い名無し 2016/06/17(金) 18:26:37.97 ID:ZjnKkNsL0
ぼんやりベットでその声を聞いていたら、もう一度その声が聞こえてきた。
子供と追いかけっこでもしているのかなと思い、重い体を起こして窓辺に立った。

声はどうやら、道の右側から聞こえる。

大きな通りから一本中に折れた30メートル程の短い道の脇にある我が家は、
築10年の二階建てアパートの二階1LDK、両脇にもお向かいにもその隣にもアパートがある
まあ一人暮らし者の多い小道である。


日に照らされて汚れがよく見える窓を眺め、明日拭こうかななどと考えていたら、
視界に先ほどの女性が現れた。

「もう待ってってば、もう」


僕はその女性を一生忘れないだろう。
モスグリーンのカーディガンにジーンズに茶髪、少ししゅっとした健康そうな顔に
呆れるくらい幸せそうな笑顔を浮かべている、30代半ば程だろうか。

腕を前方少し下に伸ばして小走りをしては、立ち止まって呆れたような、やっぱり笑顔をする。

その手の先には道しかなかった。


傍目には一人笑顔で騒ぎながら道を歩く女性だった、何もない空間を追いかけて。

571: 本当にあった怖い名無し 2016/06/17(金) 18:29:16.45 ID:ZjnKkNsL0
今考えればそれなりに気味が悪いが、それを見た瞬間僕は自分自身がおかしくなったと
思った、疲れているんだと。

その女性はそれ程自然だった、笑顔も呼び声も。まるで親子で写真撮ったら偶然子供がファインダー
から外れてしまったかのような感覚。
その感覚は目を擦ってその光景をもう一度見てもなお続き、その女性が大通りを曲がり、少し大きなカーブミラー
から影が消えるまで続いた。

女性がおかしいのか、僕がおかしいのか、二人ともおかしいのか。
どれが正解なのか分らなかった。

ただどれが正解だとしてもそれはとても悲しいことのように思えた。


ただ、ここで現実的な線を考えれば、二人ともおかしかったのかも知れない。

見えない何かと話す女性も、

道を曲がりカーブミラーに写る彼女の少し先に、
それを作る人が見えぬまま、子供程の影を確かに目撃した僕も。

この話はここで終わりで、山も落ちもなければ、怖くもなかったかも知れない。
ただ、こういう物を何度も観測する度に思う。
よく分らない物程怖いものはない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

オカルト速報特選!

PICKUP!

この記事へのコメント

 コメント一覧 (14)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2017年01月27日 23:07
    • 話の枕のモノローグ、長くてクサくてウンザリした
      掴みとして失敗だね
      カットするか現象をして語らしめよに従おうよ

      これで内容が、境界のあっちもこっちも無関係って、話の枕は何だったんだw
      普段楽しみに読んでて、書き方に文句をつけないけど、これはあんまりだ
    • 2. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 00:35
    • 金曜日の夕方でテンションマックスだったんだな。
      次があったら今度は落ち着いて昼間に書いてもらおう。
    • 3. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 01:37
    • 文章が自分に酔い過ぎだな。20点。
    • 4. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 08:38
    • 昭和初期のオカルトか、推理物の小説の出だしでした。
    • 5. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 08:45
    • なんかいかにも小説家目指してますって感じの文体と言葉使い
      読みにくいだけじゃなく、鼻にもつく
    • 6. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 09:33
    • 読みにくい つまらない 長い 気持ち悪い文章で途中でやめた。
    • 7. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 10:46
    • 冒頭でなんだかなぁーと思って米欄に来たけど、正解だったみたいだな。
    • 8. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 11:27
    • 文章下手が無理すんなよ
      ただ読みにくいだけだ
    • 9. 名無しのオカルト
    • 2017年01月28日 23:04
    • 一度以上ヒット作を書き、その後も一定数は必ず売れてて信者がいるロングセラー作家ならともかく、
      いまどきこの文体では作家になれないよー。 -と、栗〇薫が大好きだった私でさえ思うわ。
    • 10. 名無しのオカルト
    • 2017年01月29日 01:48
    • フルボッコでワロタwww
    • 11. 事象の表現すらできていないなんて…。
    • 2017年01月29日 03:28
    • とりあえず、何を書くか決めてから読める文章を書くように努めよう。
      書いた後は読み直して、無意味な部分は削除しよう。 たぶん2・3行くらいの文章で済む内容だから。
    • 12. 名無しのオカルト
    • 2017年01月29日 14:06
    • 酔いすぎでしょ。
    • 13. 名無しのオカルト
    • 2017年01月29日 22:09
    • ※9
      ◯本○は、物語的効果を狙ってギリギリを攻めていたと思う
      形容詞「ゆうるりと」を作ったり、好きなものを好きに書き飛ばしてあのレベルという点で、ストーリーテラーだった
      中島梓として文芸評論も書いていたから、お好みならw

      これは、連作短編第1話としてもボツ
    • 14. 名無しのオカルト
    • 2017年01月30日 11:22
    • 心疾患じゃなくて、精神疾患な

コメントする

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット

ギャラリー
  • 【オカルト談義】まさか矢追純一と大槻教授のバトルで矢追純一が勝つとは思ってもいなかった
  • 【オカルト談義】本当は怖い?? スピリチュアル。あるスピリチュアル会社を調べたら出るわ出るわ……
  • 【オカルト談義】みんなが信じていたUMAの思い出『正体が虫って……』『蛇か猫か』『チュパカブラというネーミングセンス』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
最新コメント
オススメ記事(外部サイト)
お問い合わせ
オカルト速報へのお問い合わせはこちらのフォームからお願い致します。
スポンサードリンク
記事検索
タグ絞り込み検索
アーカイブ
RSS & ソーシャルリンク

オカルト速報RSS オカルト速報Twitter

スポンサードリンク