【オカルト】行ってはいけないと地元の人にいわれた入り江、釣りをするため侵入した彼がみたのは、巨大な船と人影だった
引用元: ・海にまつわる怖い話・不思議な話 4
950: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 12:07:50 ID:vekrX/uc0
じゃあ聞いた話し投下。
まだ名前がNTTになる前の電話会社に務めていたKさんはすごい釣り好きで、
同じ職場のHさんとよく夜釣りにいっていた。
地元のほとんどの釣り場を知っているKさんだが、ある時船釣りをしていたら、
知っている小さな漁村の近くに、未踏と思われる入り江と岬があるのを見つけた。
Kさんはそのあたりが何故かとてもよい釣り場のような気がして、
数日後にその漁村の知り合いの爺さんに、その岬と入り江に行ける山道を聞いた。
すると年配の漁師の爺さんは、「あそこは変だから行かないほうがいい」
と言って、なかなか抜け道を教えてくれない。
まだ名前がNTTになる前の電話会社に務めていたKさんはすごい釣り好きで、
同じ職場のHさんとよく夜釣りにいっていた。
地元のほとんどの釣り場を知っているKさんだが、ある時船釣りをしていたら、
知っている小さな漁村の近くに、未踏と思われる入り江と岬があるのを見つけた。
Kさんはそのあたりが何故かとてもよい釣り場のような気がして、
数日後にその漁村の知り合いの爺さんに、その岬と入り江に行ける山道を聞いた。
すると年配の漁師の爺さんは、「あそこは変だから行かないほうがいい」
と言って、なかなか抜け道を教えてくれない。
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「何が変なのか?」とKさんが聞くと、爺さんは「昔山伏だか坊さんがいたところで、
ドザエモンもあそこだけは避ける。いい漁場だがとにかくおかしなところで、
浜の奴は誰もあそこには行かない。・・・・あー、昔行った奴がいて、
しばらく大漁だったが、頭がおかしくなって行かなくなっちまったよ。あんたらもやめとけ」
漁師はそういうと忙しそうに船に乗ってしまった。
Kさんはその場では一度引き上げたが、未知の釣り場に対しての興味は消えなかった。
つづく
ドザエモンもあそこだけは避ける。いい漁場だがとにかくおかしなところで、
浜の奴は誰もあそこには行かない。・・・・あー、昔行った奴がいて、
しばらく大漁だったが、頭がおかしくなって行かなくなっちまったよ。あんたらもやめとけ」
漁師はそういうと忙しそうに船に乗ってしまった。
Kさんはその場では一度引き上げたが、未知の釣り場に対しての興味は消えなかった。
つづく
951: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 12:20:52 ID:vekrX/uc0
つづき
Kさんは地元の地図を調べつつ、その後何度か休日にこの漁村の港で釣りをした。
場所をしょっちゅう変えたり、頻繁に双眼鏡でくだんの入り江と岬の方を見たのは、
何らかのタブーを感じたため、慎重に下調べをしたかったのだ。
海上からも位置関係を調べ、夏ごろにはほぼ抜け道もわかった。
そして、八月末のある夕方。KさんとHさんは、漁村と関係の無い山奥の林道から、
例の場所に近いところまで車で来ると、地図どおりの抜け道を見つけ、
30分ほど歩いた。松林が急に開けて、広い海が広がり、眼下に小さな入り江と、
岸壁に刻まれたたくさんの古い磨崖仏(まがいぶつ=磐に刻まれた仏像)が見える。
それは不気味と言うよりもどこか荘厳さと神秘さを感じさせ、むしろ絶景だった。
望んだ釣り場に来られた興奮もあったのかもしれない。
浜の爺さんは、何か村の宗教的な理由でここに来るなと言ったのかも知れないな、
とKさんは思った。人の入った跡はほとんど無く、魚影も濃いように感じられる。
KさんとHさんは、いそいそと支度して、10メートルほどの崖の上から、
磯に釣り糸をたらした。入り江は一望できるが、海は向かい側の岬にさえぎられ、
右の視界半分ほどは崖とその上の松林、といった視界だ。
次ラスト
Kさんは地元の地図を調べつつ、その後何度か休日にこの漁村の港で釣りをした。
場所をしょっちゅう変えたり、頻繁に双眼鏡でくだんの入り江と岬の方を見たのは、
何らかのタブーを感じたため、慎重に下調べをしたかったのだ。
海上からも位置関係を調べ、夏ごろにはほぼ抜け道もわかった。
そして、八月末のある夕方。KさんとHさんは、漁村と関係の無い山奥の林道から、
例の場所に近いところまで車で来ると、地図どおりの抜け道を見つけ、
30分ほど歩いた。松林が急に開けて、広い海が広がり、眼下に小さな入り江と、
岸壁に刻まれたたくさんの古い磨崖仏(まがいぶつ=磐に刻まれた仏像)が見える。
それは不気味と言うよりもどこか荘厳さと神秘さを感じさせ、むしろ絶景だった。
望んだ釣り場に来られた興奮もあったのかもしれない。
浜の爺さんは、何か村の宗教的な理由でここに来るなと言ったのかも知れないな、
とKさんは思った。人の入った跡はほとんど無く、魚影も濃いように感じられる。
KさんとHさんは、いそいそと支度して、10メートルほどの崖の上から、
磯に釣り糸をたらした。入り江は一望できるが、海は向かい側の岬にさえぎられ、
右の視界半分ほどは崖とその上の松林、といった視界だ。
次ラスト
953: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 12:48:08 ID:vekrX/uc0
つづき、ラスト
夕方六時過ぎにここに来て、長い時間が流れた。
思っていたほど忙しい釣りではないが、形のいいチヌが8枚ほど。まあ上等だろう。
ラジオを聴きながら、食事を取り、世間話をし、ビールを飲み、アタリも全く無くなって、しばらく時間が流れた・・・・。
午前二時ごろ、ほぼ作業のように餌を確認し、また仕掛けを放り、という作業を繰り返していたら、Hさんが妙な事を言った。
「ベタ凪かな?真夜中なのに蒸し暑くなってきたし、波の音がほとんどしないね」
言われてみれば、そうだ。ライトで照らされた周囲以外、何も見えないし、
何も動かない。ただ、虫も飛んでいないで、異様に蒸し暑い。生暖かい、というのだろうか?
「そろそろ帰ろうか、なんかもう飽きてきたし」
KさんがHさんの方を見ながら言うと、Hさんは入り江のほうを見て固まっていた。
「Kさん、あれ、なんだ?」
Hさんが指差すほうを見ると、岬にさえぎられていた海から、
タンカーのような巨大な影がぬうと伸びてきた。船?それならタンカー?または客船?
いや、そんな大きな船がここにいるはずが・・・・?!
夕方六時過ぎにここに来て、長い時間が流れた。
思っていたほど忙しい釣りではないが、形のいいチヌが8枚ほど。まあ上等だろう。
ラジオを聴きながら、食事を取り、世間話をし、ビールを飲み、アタリも全く無くなって、しばらく時間が流れた・・・・。
午前二時ごろ、ほぼ作業のように餌を確認し、また仕掛けを放り、という作業を繰り返していたら、Hさんが妙な事を言った。
「ベタ凪かな?真夜中なのに蒸し暑くなってきたし、波の音がほとんどしないね」
言われてみれば、そうだ。ライトで照らされた周囲以外、何も見えないし、
何も動かない。ただ、虫も飛んでいないで、異様に蒸し暑い。生暖かい、というのだろうか?
「そろそろ帰ろうか、なんかもう飽きてきたし」
KさんがHさんの方を見ながら言うと、Hさんは入り江のほうを見て固まっていた。
「Kさん、あれ、なんだ?」
Hさんが指差すほうを見ると、岬にさえぎられていた海から、
タンカーのような巨大な影がぬうと伸びてきた。船?それならタンカー?または客船?
いや、そんな大きな船がここにいるはずが・・・・?!
954: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 12:48:48 ID:vekrX/uc0
切れちった。本当のラスト
大きな影はいっせいに窓らしき四角い光の穴で一杯になり、
船体と思しき部分にもたくさんの光る四角形が現れた。見たことも無い船だ!
木製のようにも見える船は姿を現すと、Kさんたちのいる岬に突っ込んでくる。
「わああああ!なんだぁ、あれー!」
Hさんが叫ぶと同時に船は突っ込んできた。大音響と地響きが起きる、と目をつぶった。
何も起きない。二人して逃げる姿勢で固まったが、恐る恐る海のほうを見た。
すると今度は、自分たちのいた場所に、真っ黒い巨大な人影が立っていた。
身長は2メートルを遥かに超え、3メートルあったかも知れない。
「あっ、あっばぁー!」
「ぎゃがわわ!」
二人は飛び上がり、狂ったように叫んだ。
もう、KさんとHさんは全速力で走り、車に乗り、信じられない速度で飛ばして、
近くの大きな都市まですっとんだ。
「なんだあれ!なんだあれ!」その言葉を何度も車の中で繰り返した。
Kさん、Hさんはそれ以来、夜釣りをすっぱりとやめてしまった。
後でわかったことだが、例の漁村は「海入道」が出るという昔話がある。
しかし二人が見たものが何だったのかは誰にもわからない。
・・・・長文・スレ汚し失礼、
大きな影はいっせいに窓らしき四角い光の穴で一杯になり、
船体と思しき部分にもたくさんの光る四角形が現れた。見たことも無い船だ!
木製のようにも見える船は姿を現すと、Kさんたちのいる岬に突っ込んでくる。
「わああああ!なんだぁ、あれー!」
Hさんが叫ぶと同時に船は突っ込んできた。大音響と地響きが起きる、と目をつぶった。
何も起きない。二人して逃げる姿勢で固まったが、恐る恐る海のほうを見た。
すると今度は、自分たちのいた場所に、真っ黒い巨大な人影が立っていた。
身長は2メートルを遥かに超え、3メートルあったかも知れない。
「あっ、あっばぁー!」
「ぎゃがわわ!」
二人は飛び上がり、狂ったように叫んだ。
もう、KさんとHさんは全速力で走り、車に乗り、信じられない速度で飛ばして、
近くの大きな都市まですっとんだ。
「なんだあれ!なんだあれ!」その言葉を何度も車の中で繰り返した。
Kさん、Hさんはそれ以来、夜釣りをすっぱりとやめてしまった。
後でわかったことだが、例の漁村は「海入道」が出るという昔話がある。
しかし二人が見たものが何だったのかは誰にもわからない。
・・・・長文・スレ汚し失礼、
956: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 18:39:18 ID:Apmfs3qYO
>>954
実は船は船でも宇宙船ってことはないだろうか?
実は船は船でも宇宙船ってことはないだろうか?
この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
宇宙船くさいですね。創作か実話か分からないけど、文章に迫力があって良い。
>「ぎゃがわわ!」
ケンシロウに殺られる雑魚軍団<「おまえら採用」
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