【怖い話】よく面倒をみてくれた爺ちゃんが癌になった。最後に爺ちゃんは俺に渡したいものがあるといって、あるケースの存在を教えてくれたんだけど…
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?343 [無断転載禁止]©2ch.net
502: 本当にあった怖い名無し 2017/01/15(日) 06:08:20.17 ID:ZTIj8bws0
怖いというか俺個人的には知ったらゾッとするかなと思ったから書かせてくれ
これは本当に最近の話で俺の母親方のおじいちゃんの話だ
俺は長男として生まれてじいちゃんにとてもよくしてもらってた
お菓子を作る工場で働いてたらしくて
16の時から死ぬほどしんどい思いをしてばあちゃんを食わしてたんだぞ
なんて話をよく聞かされた
そんなわけでじいちゃんの家は裕福とは言えなくて月の少ない小遣いでタバコと安い酒 図書館で借りた日本史の本を読んで満足だって言ってるようなおじいちゃんだった
そんなじいちゃんがズボンを履くときに片足で立てなくなるなんて言い出して病院に行くと癌だと言われた
これは本当に最近の話で俺の母親方のおじいちゃんの話だ
俺は長男として生まれてじいちゃんにとてもよくしてもらってた
お菓子を作る工場で働いてたらしくて
16の時から死ぬほどしんどい思いをしてばあちゃんを食わしてたんだぞ
なんて話をよく聞かされた
そんなわけでじいちゃんの家は裕福とは言えなくて月の少ない小遣いでタバコと安い酒 図書館で借りた日本史の本を読んで満足だって言ってるようなおじいちゃんだった
そんなじいちゃんがズボンを履くときに片足で立てなくなるなんて言い出して病院に行くと癌だと言われた
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いつも元気に朝から散歩してたじいちゃんがみるみるうちに病院のベッドで痩せて行くのを見てるのはつらかった あんまり長くないと本人も分かってたのか家族と順番に1対1で話したいと言い出した
なら子供からということでいとこの弟から始まってばあちゃんが最後っていうことになったんだがじいちゃんが俺はばあちゃんの最後だ 生まれるのが早かったんだから話し相手ぐらい最後にせぇと頑なに言うもんだから結局俺は一番最後になった
なら子供からということでいとこの弟から始まってばあちゃんが最後っていうことになったんだがじいちゃんが俺はばあちゃんの最後だ 生まれるのが早かったんだから話し相手ぐらい最後にせぇと頑なに言うもんだから結局俺は一番最後になった
503: 本当にあった怖い名無し 2017/01/15(日) 06:22:13.35 ID:ZTIj8bws0
>>502
そうして順々に話していってばあちゃんが泣きながら病室から出てきてついに俺の番になった
じいちゃんに何はなそうかって考えてたんだが全然まとまんなくてじいちゃんの話をただ聞こうと思って入ったらじいちゃんはこう切り出したんだ
俺は昔から貧乏でおまえに残すような財産も作ってやれなかった 俺みたいなやつが何かを残そうとするなら何かにすがるしかなかったんだ
きっと困ったときに何かに役に立つかと思ってずっと貯めてたものがある
俺のタンスの切手を入れているケースを見つからないようにお前だけで見ろ
こうやって何か形として俺が生きた84年をお前に残せるのはそれだけだ
その話を聞いたあと俺は先に病院からばあちゃんの家に帰って言われた通りに切手ケースをみた 少し大きいケースをあけると記念切手が多く入っていた
きっと思いでのあるもんなんだと思って取り出して見ていくとその下にクリアファイルにまとめられた新聞がでてきた
なんで新聞なんか?と思ってみると宝くじの当選番号の一覧がびっしりと切り取られて整理されてた
まさかと思ってケースをひっくり返してみると輪ゴムで止められたたくさんの宝くじがでてきた
毎年買ってたみたいで月の少ない小遣いから必死に貯めてくれたのかなって思ったら少し涙が出た
せめてじいちゃんが生きてるうちに換金して好きだった日本史の本なんか図書館じゃなくて新品で好きなだけ買ってやろうって思って換金所にもってたんだ
みんな知ってたか? 宝くじって換金の有効期限あるってこと
かなりの枚数あった宝くじだが大半が期限切れで少し前に買った宝くじのあたり5100円にしかならなかった
俺はじいちゃんの俺の生きた証だ 大事に使えよって言葉にどう返事してやればいいかわからなかった
そうして順々に話していってばあちゃんが泣きながら病室から出てきてついに俺の番になった
じいちゃんに何はなそうかって考えてたんだが全然まとまんなくてじいちゃんの話をただ聞こうと思って入ったらじいちゃんはこう切り出したんだ
俺は昔から貧乏でおまえに残すような財産も作ってやれなかった 俺みたいなやつが何かを残そうとするなら何かにすがるしかなかったんだ
きっと困ったときに何かに役に立つかと思ってずっと貯めてたものがある
俺のタンスの切手を入れているケースを見つからないようにお前だけで見ろ
こうやって何か形として俺が生きた84年をお前に残せるのはそれだけだ
その話を聞いたあと俺は先に病院からばあちゃんの家に帰って言われた通りに切手ケースをみた 少し大きいケースをあけると記念切手が多く入っていた
きっと思いでのあるもんなんだと思って取り出して見ていくとその下にクリアファイルにまとめられた新聞がでてきた
なんで新聞なんか?と思ってみると宝くじの当選番号の一覧がびっしりと切り取られて整理されてた
まさかと思ってケースをひっくり返してみると輪ゴムで止められたたくさんの宝くじがでてきた
毎年買ってたみたいで月の少ない小遣いから必死に貯めてくれたのかなって思ったら少し涙が出た
せめてじいちゃんが生きてるうちに換金して好きだった日本史の本なんか図書館じゃなくて新品で好きなだけ買ってやろうって思って換金所にもってたんだ
みんな知ってたか? 宝くじって換金の有効期限あるってこと
かなりの枚数あった宝くじだが大半が期限切れで少し前に買った宝くじのあたり5100円にしかならなかった
俺はじいちゃんの俺の生きた証だ 大事に使えよって言葉にどう返事してやればいいかわからなかった
この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
ささやかな夢や孫を想う気持ちとか台無しだけど病床の祖父にわざわざ指摘してガッカリさせる意味なんかないからな
でも5100円あるならそれだけでも本買うべきだ
みんなもよーく読むんだよ。
最近ではラベルに食わすなと書いてあるのに、はちみつを赤子に与えて死なせた事故が。
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