【オカルト】山で林檎農家を営んでいるのだが、真夜中に誰かが扉を叩く音。「みのっておるんじゃぁ」という返事に、戸を開けてみると・・・
引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part66∧∧
111: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/12/29(土) 01:18:46.21 ID:eq9mOgIr0
知り合いの話。
彼は山で林檎農家を営んでいるのだが、かつて奇妙なことがあったという。
真夜中に、誰かが扉を叩く音がする。
誰かと問えば「みのっておるんじゃぁ」とのみ返事があった。
そこで戸を開けてみると、そこには誰の姿も見つけられない。
ただ、よく熟した林檎の実が一個、ぽつんと目の前に落ちていた。
その年は大豊作のため、数量調整で実を採らないでいた木が何本かあったらしい。
その実をすべて採ってしまうまで、不思議な声は毎晩のように家を訪ったそうだ。
彼は山で林檎農家を営んでいるのだが、かつて奇妙なことがあったという。
真夜中に、誰かが扉を叩く音がする。
誰かと問えば「みのっておるんじゃぁ」とのみ返事があった。
そこで戸を開けてみると、そこには誰の姿も見つけられない。
ただ、よく熟した林檎の実が一個、ぽつんと目の前に落ちていた。
その年は大豊作のため、数量調整で実を採らないでいた木が何本かあったらしい。
その実をすべて採ってしまうまで、不思議な声は毎晩のように家を訪ったそうだ。
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112: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/12/29(土) 01:19:53.80 ID:eq9mOgIr0
先輩の話。
陽が落ちて暗くなった峠道を下っていると、前方の闇の中に明かりが浮かび上がった。
誰かが提灯みたいな物を手にして、先輩の名前を頻りに呼んでいる。
「こんな場所で誰だろう、知り合いかな?」
誰何の声を掛けながら用心して近寄ってみると、不意に足を踏み外しそうになった。
いつの間にか深い崖に向かって落ちそうになっていたのだ。
落ちずに済んで思わず安堵の息を吐きながら、顔を上げてみた。
もう何処にもあの明かりは見えなかった。
不気味なのは、提灯の点っていたと思われる地点が、崖上の空中だったことだ。
「質が悪い」と悪態をつきながら本来の道に戻り、そのまま下山したという。
陽が落ちて暗くなった峠道を下っていると、前方の闇の中に明かりが浮かび上がった。
誰かが提灯みたいな物を手にして、先輩の名前を頻りに呼んでいる。
「こんな場所で誰だろう、知り合いかな?」
誰何の声を掛けながら用心して近寄ってみると、不意に足を踏み外しそうになった。
いつの間にか深い崖に向かって落ちそうになっていたのだ。
落ちずに済んで思わず安堵の息を吐きながら、顔を上げてみた。
もう何処にもあの明かりは見えなかった。
不気味なのは、提灯の点っていたと思われる地点が、崖上の空中だったことだ。
「質が悪い」と悪態をつきながら本来の道に戻り、そのまま下山したという。
113: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/12/29(土) 01:21:10.54 ID:eq9mOgIr0
私の体験した話。
夏山で単独行をしていた時のことだ。
夜中にテントの周りを、何かがぐるぐると回る音が聞こえてきた。
「猿か狸かな……野犬なら厄介だな」と身構えていると、低い声が響いた。
「犬じゃないよ」
それきり物音は聞こえなくなったが、私も眠ることが出来なくなった。
明るくなってから周囲に何もいないことを確認し、そこで予定を切り上げて下山した。
その後も何度かその山に登ってみたのだが、あの声を再び耳にしたことはない。
夏山で単独行をしていた時のことだ。
夜中にテントの周りを、何かがぐるぐると回る音が聞こえてきた。
「猿か狸かな……野犬なら厄介だな」と身構えていると、低い声が響いた。
「犬じゃないよ」
それきり物音は聞こえなくなったが、私も眠ることが出来なくなった。
明るくなってから周囲に何もいないことを確認し、そこで予定を切り上げて下山した。
その後も何度かその山に登ってみたのだが、あの声を再び耳にしたことはない。
この記事へのコメント
コメント一覧 (1)
きっとふるい木だったんだね。
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