【短篇集】サクッと読める怖い話『一人増えてる』『霊が干渉できるならこっちから干渉できないわけはない』

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midashi

86名無しのオカルト 2009/02/27(金) 17:53:48 ID: ID:A8XrgHZg0

225 :本当にあった怖い名無し [↓] :2009/02/27(金) 15:03:14 ID:kMV+DRwb0
爺ちゃんの体験談だそうで。所々うろ覚えだけど

爺ちゃんは消防士で、その頃はちょっと田舎の詰め所みたいな消防署で待機してたんだと
そしたら警官がその詰め所に飛び込んできた
「すまん、(爺ちゃんの名前)さん! ちょっと手伝ってくれんか!」
「どうしたのね」
「一家心中だわ。揃って首吊り」
「わかった」
職業柄か単に肝が太いのか、元々そういうことにも慣れっこだったみたいで、
言われたまま飛び出した
道中聞いた話では、その一家心中した家族の親戚っていう人がその家を訪ねたら揃って軒先で吊っていたようで、
電話連絡を受けて警官も一回見に行ったんだと
まあ人数が人数で、一家揃って並んでるのを見てちょっとビビったらしく、親戚に人を呼んでくると言って、
爺ちゃんに助けを頼んだらしい
んで二人して家に着いたら、警官が腰を抜かして驚いた
「どうしたね?」

「ひ、一人増えとる!」

軒先に、一家と一緒に、通報した親戚がぶら下がっていたそうだ




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340名無しのオカルト 2009/03/04(水) 07:27:50 ID: ID:ds27+0s00

今回真面目?
前見たら荒らしが酷くて書くのやめたんだけど。


前に学校の研修旅行で沖縄に行ったんだ。
戦争の事を学習する、平和学習って目的で。
4日間とかだりぃとしか思ってなかったんだけどね、やっぱり沖縄すごいね。
防空壕になってた自然洞窟に入ったんだ、当然ガイド付き。
で、そこで、自称霊感ありの友達が、

「やばい…ここやばい…すごい、苦しいとかなんで死ななあかんねんとか言ってはる…」

…あのね、ごめん。
君の霊感を嘘といってるわけじゃないんだけど、ごめん。
むしろ俺のが思い込みかもしれないんだけどさ。

…何も言ってないよ、あの人たち。
ただ抱きついてきただけだもん。

壕に入った途端、奥から吹いてくる風から護ってくれるみたいに抱き締めてくれた。
手を握ってもくれたかな? いつもなら到底上れない険しい起伏をちゃんと上らせてくれた。
いい人だったよ。誰も嘆いたり恨んだりしてなかったみたい。
ただ、三日目に泊まったホテルがやばかったかな?
じーっと部屋の片隅から見てて。
その霊感ありの友達が「いい部屋ー」って言ってたの憶えてる。
教えてあげるべきなのか凄く迷ったんだが、教えなかった。彼女の夢を砕くのもアレだし。

あんまり怖くなかったかな…。
個人的には幽霊より、平然と誰も真相の判らない嘘をつく人間の方が怖かったから。





342名無しのオカルト 2009/03/04(水) 07:54:25 ID: ID:k6ul1+970

工学の大学院にいた頃、みんなで面白半分でオカルトスポットを回ってた。
科学の徒の集まりとはいえ、幽霊がいたら面白いなというスタンスで。
みんな全く怖がっていなかったのは「向こうが干渉できるならこっちから干渉できないわけはないから」
貞子ごときテレビから出てきた瞬間頭にサッカーボールキックで仕舞いだろ、みたいなことをよく話してた。
そんな奴らと、出ることで有名なトンネルに丑三つ時に行ったときの話。
トンネルの入り口に車を置いて俺を含めて3人で入っていった。
500メートルほどのトンネルの半分あたりまでいった時、少し先に白い人影が見えた。
「おい、あれ」と他の二人に声をかけると、二人ともちょっと興奮した顔をした。
誰ともなく走りはじめて数秒後には全速力。でも人影もどんどん遠ざかっていく。
「待てやこら~!」なんて叫びながら追いかけるも一向に追いつかない。
トンネルを抜ける頃には人影は見えなくなってた。
で、後になってよく考えてみると、あれ普通の人間だったんじゃないかと。
山奥でごっつい男3人に待て~なんて追いかけられたら幽霊じゃなくても逃げるよな、と。
もしあれが幽霊じゃなかったら、その人にとって「死ぬ程洒落にならない怖い話」というお話w




587名無しのオカルト 2009/03/10(火) 05:10:10 ID: ID:MW0mccDnO

先週の話しなんだけど、
深夜2時くらいに外から猫の鳴き声がしたからカーテン開けて覗いてみたんだ。
俺が住んでるのはアパートの2階で
アパートの裏は公園。

公園にいるのかな?って思って見てみると何もいない。
すると突然アパートの真下から鳴き声が聞こえてきた。

反射的に下を見るとそこにいたのは猫じゃなかった。

そこには髪がボサボサで真っ赤な目をしたガリガリの女が
ニャーニャー言いながら一心不乱に壁をバリバリ引っ掻いてる。
…って話しならオカルトっぽくて良かったんだけど
実際は酔っ払ったおっさんだったw

がっかりして窓を閉めようとすると
耳元で「…ニャー…」
ゾッとして振り返ると半透明の女がケタケタ笑ってた。
俺は気絶して目が覚めたら朝でした。




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この記事へのコメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2018年06月30日 12:55
    • まあな。
      霊魂があると仮定して冷静に考えりゃ肉体があるか無くなったかの違いでしかねえんだよな。肉体が無くなればそんな神がかり的な力を得られるのかよって、ねえだろ。

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