【洒落怖名作】昼間から曇天で薄暗い中、近道と教わったNダムのそばを通る山中の一本道をずっと走っていた 『きょうこさん』
790:名無しのオカルト 2008/02/05(火)01:02:40 ID: v2UsNMmc0
今、つきあってる霊感の強い女性から今日、初めて聞いた話。
「これまで、いろんな霊体験してきて洒落にならんくらい怖い目にあったこ
とってないの?」ってたずねたら教えてくれた。
俺が聞き伝えでここで書いても、その時の恐怖の状況がうまく伝わるかどうか
わからんが、これまで色んなとこで聞いた話の中ではダントツに怖かった。
舞台は今から18年前、Y県の山中にある、Nダムというダム湖のそばで起こった
実話です。
「これまで、いろんな霊体験してきて洒落にならんくらい怖い目にあったこ
とってないの?」ってたずねたら教えてくれた。
俺が聞き伝えでここで書いても、その時の恐怖の状況がうまく伝わるかどうか
わからんが、これまで色んなとこで聞いた話の中ではダントツに怖かった。
舞台は今から18年前、Y県の山中にある、Nダムというダム湖のそばで起こった
実話です。
オカ速おすすめ!
791:名無しのオカルト 2008/02/05(火)01:12:18 ID: v2UsNMmc0
彼女はある家電量販店で働いていて、その日、Y県T市内のとある町に注文を
受けたテレビを一人で配達に行ったんだそうだ。
たまたまその町には彼女の叔母が住んでいて、叔母さんの方にも私用があった
から、配達の前に叔母さんの家に寄り、ついでにテレビの配達先の家を知らな
いかと叔母さんに尋ねたんだそうだ。そしたらお客さんの家は叔母さんの家か
ら目と鼻の先で、テレビの配達も無事にすませて帰路についたらしい。
帰る前、叔母さんに隣接するK市内に寄って帰りたいから、ここから近道はな
いのかと再度、尋ねたら、Nダムのそばを通る裏道を教えてもらったそうで、
彼女はその道を通って車を走らせていた。
その日は昼間から曇天で薄暗かったらしいが、あまり気にせずに近道と教わっ
た山中の一本道をずっと走っていたのだが、そろそろ山を下ってK市内に出て
もいいはずなのに、一向に山道を抜けないし、それどころかアスファルトの
舗装もなくなり、車が一台通れる程度のすごく狭いデコボコ道になってきた。
彼女はさすがに道を間違えたのかな?と不安になっていたら、ちょうどそこに
農作業の帰り道とおぼしき一人のお婆さんが通りかかった。
受けたテレビを一人で配達に行ったんだそうだ。
たまたまその町には彼女の叔母が住んでいて、叔母さんの方にも私用があった
から、配達の前に叔母さんの家に寄り、ついでにテレビの配達先の家を知らな
いかと叔母さんに尋ねたんだそうだ。そしたらお客さんの家は叔母さんの家か
ら目と鼻の先で、テレビの配達も無事にすませて帰路についたらしい。
帰る前、叔母さんに隣接するK市内に寄って帰りたいから、ここから近道はな
いのかと再度、尋ねたら、Nダムのそばを通る裏道を教えてもらったそうで、
彼女はその道を通って車を走らせていた。
その日は昼間から曇天で薄暗かったらしいが、あまり気にせずに近道と教わっ
た山中の一本道をずっと走っていたのだが、そろそろ山を下ってK市内に出て
もいいはずなのに、一向に山道を抜けないし、それどころかアスファルトの
舗装もなくなり、車が一台通れる程度のすごく狭いデコボコ道になってきた。
彼女はさすがに道を間違えたのかな?と不安になっていたら、ちょうどそこに
農作業の帰り道とおぼしき一人のお婆さんが通りかかった。
792:名無しのオカルト 2008/02/05(火)01:30:11 ID: v2UsNMmc0
彼女がそのお婆さんに「すみません。この道はK市に抜ける道であってます
か?」と尋ねると「いや、この道は違うけえ。この先もうちょっと行った所
に民家があって、そこの家の前が広うなっとるけえ、そこでUターンしんさい」
と親切に教えてくれたそうだ。
彼女はお礼を言い、教えてもらった民家まで車を進めた。しばらく行くと
お婆さんの言った通りに民家が見えてきたのだが、それがこんな山中になん
で?っていうくらい大きな屋敷で、母屋の他に納屋と倉まで建っているような
昔の豪農のようなたたずまいだった。
ともかく彼女はその家の前を借りて、車をUターンさせようとした、その時に
先程、道を教えてもらったお婆さんがなぜか車の横に立っている。
車でかなり走ってきたのに、なんでさっき別れたばかりのお婆さんがこんな
ところに?彼女は気味が悪くなったのだが、一応、窓を開けて先程のお礼を
再度、述べたそうだ。するとお婆さんは「せっかくだから家でお茶でも飲んで
いきんさい」と彼女に強くすすめるので、導かれるままに、彼女は車を降りた
そうだ。
すると、お婆さんが家の中に向かって「おじいさーん、きょうこさんが帰って
きたよー」と意味不明のことを口走り、その声に応じて家の中からお爺さんが
出てきて、「ああ、きょうこさん、よう帰ってきたね〜」などと、彼女にと
って全く理解できない内容の声をかけてきたのだ。彼女の名前は「きょうこ」
ではないしその老夫婦もその日初めて会った見知らぬ他人だったのにもかかわ
らずだ。
その時、彼女は母屋の中から彼女をじっと見つめる明らかな視線を感じた。
ぎょっとして納屋の方を見るが、もちろん中の様子はわからない。
彼女は気味が悪いのをこらえて、お爺さんにすすめられるまま、縁側に腰をかけ
た。
か?」と尋ねると「いや、この道は違うけえ。この先もうちょっと行った所
に民家があって、そこの家の前が広うなっとるけえ、そこでUターンしんさい」
と親切に教えてくれたそうだ。
彼女はお礼を言い、教えてもらった民家まで車を進めた。しばらく行くと
お婆さんの言った通りに民家が見えてきたのだが、それがこんな山中になん
で?っていうくらい大きな屋敷で、母屋の他に納屋と倉まで建っているような
昔の豪農のようなたたずまいだった。
ともかく彼女はその家の前を借りて、車をUターンさせようとした、その時に
先程、道を教えてもらったお婆さんがなぜか車の横に立っている。
車でかなり走ってきたのに、なんでさっき別れたばかりのお婆さんがこんな
ところに?彼女は気味が悪くなったのだが、一応、窓を開けて先程のお礼を
再度、述べたそうだ。するとお婆さんは「せっかくだから家でお茶でも飲んで
いきんさい」と彼女に強くすすめるので、導かれるままに、彼女は車を降りた
そうだ。
すると、お婆さんが家の中に向かって「おじいさーん、きょうこさんが帰って
きたよー」と意味不明のことを口走り、その声に応じて家の中からお爺さんが
出てきて、「ああ、きょうこさん、よう帰ってきたね〜」などと、彼女にと
って全く理解できない内容の声をかけてきたのだ。彼女の名前は「きょうこ」
ではないしその老夫婦もその日初めて会った見知らぬ他人だったのにもかかわ
らずだ。
その時、彼女は母屋の中から彼女をじっと見つめる明らかな視線を感じた。
ぎょっとして納屋の方を見るが、もちろん中の様子はわからない。
彼女は気味が悪いのをこらえて、お爺さんにすすめられるまま、縁側に腰をかけ
た。
795:名無しのオカルト 2008/02/05(火)01:44:08 ID: v2UsNMmc0
縁側に彼女が腰をかけてもそのお爺さんは「きょうこさん、よう戻ってきた」
などと変わらず、意味不明のことを彼女に言うので、彼女はこのお爺さんは
きっと少し痴呆が入ってるのだ、と解釈し「いえ、私はただの通りすがりの
者で、きょうこさんじゃありませんよ」と言ってみたのだが、お爺さんは
全く聞く耳をもたない。
次の瞬間、彼女は意識を失ってしまい、ふと気がつくと母屋の中の仏間に
お爺さんと二人でなぜか座っていた。彼女は自分の意識がなぜ飛んだのか
わからなかったが、お爺さんはまた一方的に彼女に話しかけてきた。
「昼の間は他のもんは出払っとって、ワシ一人じゃけえのう」彼女は気味悪
さをこらえつつ「あ、そうなんですか?でも、納屋の方にひょっとしたら
どなたかいらっしゃるんじゃないですか?」と聞きかえした。すると、
「ああ、あれは家の孫の子なんじゃが、結核を患ろうて、ここに置いとるだけ
じゃ。数のうちには入りゃあせん」とお爺さんは言う。
「ああ、病気の療養されてるんですか。それは大変ですね」と彼女が言った
瞬間、何者かが彼女の腕をギュッと掴んだ。
びっくりして彼女が自分の腕を見ると、3歳くらいの女の子が腕を掴んでいた。
いつの間にその部屋に来たのか、まったくわからなかったのだが、その少女は
無表情な顔でじっと彼女を見つめている。
などと変わらず、意味不明のことを彼女に言うので、彼女はこのお爺さんは
きっと少し痴呆が入ってるのだ、と解釈し「いえ、私はただの通りすがりの
者で、きょうこさんじゃありませんよ」と言ってみたのだが、お爺さんは
全く聞く耳をもたない。
次の瞬間、彼女は意識を失ってしまい、ふと気がつくと母屋の中の仏間に
お爺さんと二人でなぜか座っていた。彼女は自分の意識がなぜ飛んだのか
わからなかったが、お爺さんはまた一方的に彼女に話しかけてきた。
「昼の間は他のもんは出払っとって、ワシ一人じゃけえのう」彼女は気味悪
さをこらえつつ「あ、そうなんですか?でも、納屋の方にひょっとしたら
どなたかいらっしゃるんじゃないですか?」と聞きかえした。すると、
「ああ、あれは家の孫の子なんじゃが、結核を患ろうて、ここに置いとるだけ
じゃ。数のうちには入りゃあせん」とお爺さんは言う。
「ああ、病気の療養されてるんですか。それは大変ですね」と彼女が言った
瞬間、何者かが彼女の腕をギュッと掴んだ。
びっくりして彼女が自分の腕を見ると、3歳くらいの女の子が腕を掴んでいた。
いつの間にその部屋に来たのか、まったくわからなかったのだが、その少女は
無表情な顔でじっと彼女を見つめている。
796:名無しのオカルト 2008/02/05(火)01:57:42 ID: v2UsNMmc0
彼女はもう、本能的にこの家がただごとではないことに気がつき、逃げようと
したのだが、体がまったくいうことをきかない。
するとお爺さんが「こりゃ!この人はおまえのお母さんじゃあないんで!」
と女の子を叱りつけたそうだ。
次の瞬間、彼女は目を疑った!
なんと女の子はいきなりお爺さんに飛びかかり、首筋に噛みついたのだ!
しかも、先程の無表情な顔とは一変し、獣のような牙をむき出しにし、赤く
光る不気味な目を輝かせながら!彼女の話では本当に身の毛もよだつような
恐ろしい顔だったそうだ。
とにかく彼女はもう、限界だった。逃げようと体を起こそうとしたのだが、
体がまったく言うことをきかない。ふと自分の体を見ると、畳の中から無数
の手が伸びてきて彼女を掴んでいたのだ!
そればかりではない。その無数の手は彼女を掴みながら、
「きょうこさん、やっと大旦那さんのとこに帰ってきてくれたんじゃねえ」
「もうどこにも逃げられんよ〜」
などと語りかけてくるではないか!
もう、彼女は気を失いそうになった。そしてふと横にいたお爺さんを見ると
先程まで首筋に噛み付いていた幼女は消え、そのお爺さんはお爺さんでは
なく40代の中年の男になっていたのだ!
その男も周りの手の声と同調するかのように、「きょうこさん、あんたは
もう戻れんのんじゃけえねえ」とニタニタ笑いながら語りかけてくる。
まさに、どうしようもない状況であったらしい。
したのだが、体がまったくいうことをきかない。
するとお爺さんが「こりゃ!この人はおまえのお母さんじゃあないんで!」
と女の子を叱りつけたそうだ。
次の瞬間、彼女は目を疑った!
なんと女の子はいきなりお爺さんに飛びかかり、首筋に噛みついたのだ!
しかも、先程の無表情な顔とは一変し、獣のような牙をむき出しにし、赤く
光る不気味な目を輝かせながら!彼女の話では本当に身の毛もよだつような
恐ろしい顔だったそうだ。
とにかく彼女はもう、限界だった。逃げようと体を起こそうとしたのだが、
体がまったく言うことをきかない。ふと自分の体を見ると、畳の中から無数
の手が伸びてきて彼女を掴んでいたのだ!
そればかりではない。その無数の手は彼女を掴みながら、
「きょうこさん、やっと大旦那さんのとこに帰ってきてくれたんじゃねえ」
「もうどこにも逃げられんよ〜」
などと語りかけてくるではないか!
もう、彼女は気を失いそうになった。そしてふと横にいたお爺さんを見ると
先程まで首筋に噛み付いていた幼女は消え、そのお爺さんはお爺さんでは
なく40代の中年の男になっていたのだ!
その男も周りの手の声と同調するかのように、「きょうこさん、あんたは
もう戻れんのんじゃけえねえ」とニタニタ笑いながら語りかけてくる。
まさに、どうしようもない状況であったらしい。
797:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:08:31 ID: v2UsNMmc0
その悪夢のような状況が変わったのは、その男(元・爺)がいきなり立ち上が
り、彼女の手を掴んで、外に連れ出した時だった。
彼女は抵抗もできず、家の外に連れていかれ、倉の前に立たされた。
わけもわからず、彼女がおびえていると、男は倉の戸を開け、彼女に中の様子
を見せたのだ。倉の中に入っていたものは・・・
時代劇などに出てくる座敷牢がその中にはあり、牢の中には一人の女性が
横たわっていた。彼女は恐る恐る、「こ、これは誰ですか?!」と男に問い
かけた。すると、
「誰って、おまえの妹じゃろうがあ」と男はニタニタしながら答えた。
彼女はもう、パニック寸前でそこから一刻も早く逃げ出そうとした。
ふと、横を見ると自分の乗ってきた車はまだそのままの場所にある。
彼女は男を振り切り、車までなんとか駆け出した。すると突如車の前に、最初
出会ったお婆さんが現れ、フロントガラスの上にカラスの死骸を置きながら
「きょうこさん、あんたもうどこにも行かれんのんじゃけえねえ!」
と睨みつけてきたそうだ。
彼女は気が狂いそうになるのを必死でおさえながら、フロントガラスの上の
カラスの死骸をはねのけ、車に乗り込んで、必死にエンジンをかけようと
試みた。
り、彼女の手を掴んで、外に連れ出した時だった。
彼女は抵抗もできず、家の外に連れていかれ、倉の前に立たされた。
わけもわからず、彼女がおびえていると、男は倉の戸を開け、彼女に中の様子
を見せたのだ。倉の中に入っていたものは・・・
時代劇などに出てくる座敷牢がその中にはあり、牢の中には一人の女性が
横たわっていた。彼女は恐る恐る、「こ、これは誰ですか?!」と男に問い
かけた。すると、
「誰って、おまえの妹じゃろうがあ」と男はニタニタしながら答えた。
彼女はもう、パニック寸前でそこから一刻も早く逃げ出そうとした。
ふと、横を見ると自分の乗ってきた車はまだそのままの場所にある。
彼女は男を振り切り、車までなんとか駆け出した。すると突如車の前に、最初
出会ったお婆さんが現れ、フロントガラスの上にカラスの死骸を置きながら
「きょうこさん、あんたもうどこにも行かれんのんじゃけえねえ!」
と睨みつけてきたそうだ。
彼女は気が狂いそうになるのを必死でおさえながら、フロントガラスの上の
カラスの死骸をはねのけ、車に乗り込んで、必死にエンジンをかけようと
試みた。
799:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:21:21 ID: v2UsNMmc0
この手の話の展開ではお約束のような感じだが、案の定、車のエンジンはなか
なか始動しなかった。それでもようやくエンジンがかかり、急いで車の向きを
変え、もと来た道をひたすら戻ったそうだ。後ろも振り返らず・・・
話はここで終わればよかったのだが、この時、彼女にとり憑こうとしていた
霊は、そんな生易しいものじゃなかったのだ。
彼女はやって来た一本道をひたすら走らせていたにもかかわらず、道はなぜか
どんどん狭まっていき、ついには車が走行不可能な幅にまでなってしまった。
彼女はその場で立ち往生してしまい、どうしようかと悩んでいると、道の
前方に、来た時にはなかったはずの赤い橋がぼんやり浮かんできたそうだ。
次の刹那、車の横にはあの老婆が立っており「戻れん言うたじゃろう?
あの橋はあんたのために作ったんじゃけえ、渡ってもらわんといけんのんよ」
と、車の窓越しに語りかけてきた。
彼女はもう、覚悟を決め、車を後退させ、逃げれるとこまで逃げようとした。
老婆を無視して車をバックさせていると、今度はその老婆が逆さまで車のフロ
ントガラスにはりつき、「逃がさんけえねえ〜逃がさんけえねえ〜」と
ずっと叫び続けていた。
なか始動しなかった。それでもようやくエンジンがかかり、急いで車の向きを
変え、もと来た道をひたすら戻ったそうだ。後ろも振り返らず・・・
話はここで終わればよかったのだが、この時、彼女にとり憑こうとしていた
霊は、そんな生易しいものじゃなかったのだ。
彼女はやって来た一本道をひたすら走らせていたにもかかわらず、道はなぜか
どんどん狭まっていき、ついには車が走行不可能な幅にまでなってしまった。
彼女はその場で立ち往生してしまい、どうしようかと悩んでいると、道の
前方に、来た時にはなかったはずの赤い橋がぼんやり浮かんできたそうだ。
次の刹那、車の横にはあの老婆が立っており「戻れん言うたじゃろう?
あの橋はあんたのために作ったんじゃけえ、渡ってもらわんといけんのんよ」
と、車の窓越しに語りかけてきた。
彼女はもう、覚悟を決め、車を後退させ、逃げれるとこまで逃げようとした。
老婆を無視して車をバックさせていると、今度はその老婆が逆さまで車のフロ
ントガラスにはりつき、「逃がさんけえねえ〜逃がさんけえねえ〜」と
ずっと叫び続けていた。
801:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:29:23 ID: v2UsNMmc0
窓にはりつき叫び続ける老婆を無視して、ひたすら後退を続けたのだが、
今度はまたしても前方に、先程見た赤い橋が見えてきたそうだ。
もうその時は彼女も万策つきて、もうダメだ、と思ったらしい。
彼女は呼び寄せられるように、車を降りてしまい、その橋に向かって無意識に
歩いて行こうとした。
その時!
頭の中に直接語りかけるように、彼女が小さい頃、自分を育ててくれた
お婆さんの声で「○○ちゃん!そっちに行ったらいけんよ!」という声が
聞こえたそうだ。その瞬間、彼女はまたしても瞬間的に気を失ってしまった。
そして、気がつくと車を運転しており、そのまましばらく行くと、見慣れた
アスファルトの道路にようやくたどりついたのだ。
まさに九死に一生というか、なんとかあの世の一丁目ともいうべき場所から
解放された瞬間だった。
今度はまたしても前方に、先程見た赤い橋が見えてきたそうだ。
もうその時は彼女も万策つきて、もうダメだ、と思ったらしい。
彼女は呼び寄せられるように、車を降りてしまい、その橋に向かって無意識に
歩いて行こうとした。
その時!
頭の中に直接語りかけるように、彼女が小さい頃、自分を育ててくれた
お婆さんの声で「○○ちゃん!そっちに行ったらいけんよ!」という声が
聞こえたそうだ。その瞬間、彼女はまたしても瞬間的に気を失ってしまった。
そして、気がつくと車を運転しており、そのまましばらく行くと、見慣れた
アスファルトの道路にようやくたどりついたのだ。
まさに九死に一生というか、なんとかあの世の一丁目ともいうべき場所から
解放された瞬間だった。
803:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:40:07 ID: v2UsNMmc0
ここまで書き進めて、この話を読んでくれた方々は、「それはいかに言っても
ネタ話だろ?」と思うかもしれない。
しかし、紛れもない彼女の実体験なんです。
しかも!彼女の恐怖はこれだけじゃすまなかったんです。
なんというか、そのダムにまつわる因縁めいた後日談というか・・・
その晩、彼女はほうほうの体で帰宅し、何気なく自分の所持品を調べたそうで
す。すると大事なものが無くなっている。彼女はその日の朝まで持っていた
はずの運転免許証を紛失していることに気がつき、その日のうちに、再発行
の手続きをするために、警察署に行ったんだそうだ。
信じられないことがあったのはまさにこの後から。
ネタ話だろ?」と思うかもしれない。
しかし、紛れもない彼女の実体験なんです。
しかも!彼女の恐怖はこれだけじゃすまなかったんです。
なんというか、そのダムにまつわる因縁めいた後日談というか・・・
その晩、彼女はほうほうの体で帰宅し、何気なく自分の所持品を調べたそうで
す。すると大事なものが無くなっている。彼女はその日の朝まで持っていた
はずの運転免許証を紛失していることに気がつき、その日のうちに、再発行
の手続きをするために、警察署に行ったんだそうだ。
信じられないことがあったのはまさにこの後から。
804:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:48:29 ID: v2UsNMmc0
警察署に行くと、幸運にも紛失した彼女の免許証は落し物として届けられて
いた。彼女は安堵しつつ、引き取りの手続きをしようとした。
ところが、その運転免許の顔写真が彼女の写真ではなく、まったくの別人の
顔に変わっていたというのだ。
当然、警察では偽造とか犯罪の可能性もあるので、彼女の免許証をしばらく
あずかり検査したのだが、これが写真が本人と入れ替わっている事実は別に
して、まったく偽造した形跡がない正真正銘の免許証だったのだ。
後日、警察を通してわかった事実なのだが、その顔写真の主とは、彼女が
恐怖体験をした日にテレビを配達に行ったF家というお宅の娘さんで、名前
は「きょうこ」さんだったのだ!しかもその顔写真の主は、2年前に彼女が
怖い目に会った場所の近辺で交通事故死していたというのだ。
いた。彼女は安堵しつつ、引き取りの手続きをしようとした。
ところが、その運転免許の顔写真が彼女の写真ではなく、まったくの別人の
顔に変わっていたというのだ。
当然、警察では偽造とか犯罪の可能性もあるので、彼女の免許証をしばらく
あずかり検査したのだが、これが写真が本人と入れ替わっている事実は別に
して、まったく偽造した形跡がない正真正銘の免許証だったのだ。
後日、警察を通してわかった事実なのだが、その顔写真の主とは、彼女が
恐怖体験をした日にテレビを配達に行ったF家というお宅の娘さんで、名前
は「きょうこ」さんだったのだ!しかもその顔写真の主は、2年前に彼女が
怖い目に会った場所の近辺で交通事故死していたというのだ。
805:名無しのオカルト 2008/02/05(火)02:57:33 ID: v2UsNMmc0
ここからは、すごく因縁めいた話になるのだが、そのテレビを買われたF家の
お婆さんという人は、その近辺の豪農の娘で、若い頃、自分の実家と折り合い
が悪く、駆け落ち同然で、家を飛び出したんだそうだ。
駆け落ち後はずっと長い間、東京に住んでいたらしいのだが、偶然にもその
娘さんがY県のお婆さんの実家のある町の人と結婚し、年をとったからという
ので、娘さん夫婦に引き取られる形で、自分の生まれ故郷に戻ってきてたらし
い。そして、亡くなったきょうこさんとは、お婆さんの娘さんの子供、つまり
孫にあたる女性で、亡くなった時の年齢は、恐怖体験をした彼女と同じで
あったとのことだ。
なんでも、その方の実家である家(つまり彼女が導かれて迷い込んだ幽霊屋敷)
はとうの昔にダムの底に沈んでいるというのだ。
お婆さんという人は、その近辺の豪農の娘で、若い頃、自分の実家と折り合い
が悪く、駆け落ち同然で、家を飛び出したんだそうだ。
駆け落ち後はずっと長い間、東京に住んでいたらしいのだが、偶然にもその
娘さんがY県のお婆さんの実家のある町の人と結婚し、年をとったからという
ので、娘さん夫婦に引き取られる形で、自分の生まれ故郷に戻ってきてたらし
い。そして、亡くなったきょうこさんとは、お婆さんの娘さんの子供、つまり
孫にあたる女性で、亡くなった時の年齢は、恐怖体験をした彼女と同じで
あったとのことだ。
なんでも、その方の実家である家(つまり彼女が導かれて迷い込んだ幽霊屋敷)
はとうの昔にダムの底に沈んでいるというのだ。
807:名無しのオカルト 2008/02/05(火)03:04:58 ID: v2UsNMmc0
かなり因縁めいた後日談は、まだまだこの先に衝撃の事実があるらしいのだが
俺が今日、彼女から聞いたのはここまで。
続きはまた今度、会った時に話してくれるそうだ。
なので、もし需要があれば、彼女から結末まで聞いた後、またここにカキコ
します。とりあえず今日聞いたところまで、忘れないうちにまとめてみまし
た。
でも、本当に信じられないことだが、何気ない日常生活を送っている世界の
あちこちに、異世界への穴がぽっかりクチをあけて待ってるらしいです。
いやー、自分に霊感なんてなくてよかったとつくづく思います。
俺が今日、彼女から聞いたのはここまで。
続きはまた今度、会った時に話してくれるそうだ。
なので、もし需要があれば、彼女から結末まで聞いた後、またここにカキコ
します。とりあえず今日聞いたところまで、忘れないうちにまとめてみまし
た。
でも、本当に信じられないことだが、何気ない日常生活を送っている世界の
あちこちに、異世界への穴がぽっかりクチをあけて待ってるらしいです。
いやー、自分に霊感なんてなくてよかったとつくづく思います。
870:名無しのオカルト 2008/02/05(火)22:56:26 ID: HSl+jojs0
>>807
事実が一番恐ろしい。続きを期待してます。
ちょっと分からんのは、なぜ幽霊屋敷の主は孫のきょうこさんを待っていたのか?
本来はおばあさんが待たれるべき所を、孫が身代わりとなり、さらにカキコ主の彼女さんが偶然身代わりにされかかった?
Fさん一家が何らかの因縁に捕われているのか、単なる罠なのか?
男に噛み付いた女の子の霊も、被害者なのだろうか?
事実が一番恐ろしい。続きを期待してます。
ちょっと分からんのは、なぜ幽霊屋敷の主は孫のきょうこさんを待っていたのか?
本来はおばあさんが待たれるべき所を、孫が身代わりとなり、さらにカキコ主の彼女さんが偶然身代わりにされかかった?
Fさん一家が何らかの因縁に捕われているのか、単なる罠なのか?
男に噛み付いた女の子の霊も、被害者なのだろうか?
808:名無しのオカルト 2008/02/05(火)03:08:36 ID: 7yc9RxFK0
座敷牢に入れられていたのはミカさんだとして
かみついた小さいコは誰だったんじゃろうね。
かみついた小さいコは誰だったんじゃろうね。
引用元:%quote_title%
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