【オカルト】「俺らがそっちに逝ったら、その時はよろしく頼む。今度の休みにでも、靖国で会おう」

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midashi

161名無しのオカルト 2008/08/23(土) 01:01:02 ID: ID:GdDf91KL0

【 成仏 】 1/1 

じいちゃんの昔話。 

出張先で人の気配を感じて、夜に目が覚めた。ふと目を動かすと、枕元に人がいた。 
いわゆる、兵士のような格好をしている。 
「誰だ?」と尋ねると、何かボソボソと話しているような音が聞こえる。 
「聞こえん。」「…私は…行かなければなりません…○○に…」 
しばらく聞いていて、どうも先(さき)の戦(いくさ)の若い兵士のようだ、と感じた。 
狭いシングルルームのベッド、男に見下ろされているのはあんまり気分の良いものではなかった。 
しかたなく起き上がる。卓上には晩酌にしていた純米吟醸酒、塩、手付かずのおにぎりがあった。  

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そいつの前に酒、塩、にぎりの米部分をちぎり、
「お前の気持ちはよく判った。だが、太平洋戦争は終わったんだ。もう家族の下へ
 帰っていい。どうせ俺たちも、戦が始まったら靖国神社に行くことになるさ。
 だから、それまで 家族の下(もと)へ戻っていて大丈夫だ。次の戦が始まるまでゆっくりして来い。
 俺らがそっちに逝ったら、その時はよろしく頼む。今度の休みにでも、靖国で会おう。」
と語りかけ、手を合わせた。

しばらくして、空がぼんやり明るみかけた頃、その兵士の幽霊は「ありがとう…」と
言いながらうっすら消えて無くなっていった。
その後、ひいじいちゃんの実家に行ったときにアルバムを見ていたら、その幽霊に
雰囲気の似た、笑顔の少年がひいじいちゃんと共に写っていたそうだ。

「今の日本は武力抗争はしてなくても、じわじわ侵略されている真っ最中だから、
 戦争中っちゃ戦争中なんだけどな。変態新聞社騒ぎとかが起きてるのもその一環さね。
 お前ら若いもんがもっと確(しっか)りせにゃいかんぞ。」

じいちゃんは未だに矍鑠(かくしゃく)としていて、8月と12月には靖国神社へお参りを欠かさない。






163名無しのオカルト 2008/08/23(土) 01:07:56 ID: ID:HD0m9j1X0

最後の段が蛇足としか言いようが無い




引用元: 弐〇〇八年・夏  『百物語』  本スレ
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この記事へのコメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2018年09月14日 00:49
    • 本当に、戦争ではないが、侵略されてきてるからね。怖いわ。
    • 2. 名無しのオカルト
    • 2018年09月14日 10:38
    • 最後の段って蛇足かなぁ?? 人情があって素敵なじいちゃんだなぁ。。元気でなにより。

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