【短編二篇】一様に黒い喪服を身に纏い、列をなしてただ歩いてくる / へんないきものがこちらを見ている

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midashi

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名無しのオカルト 2008/08/23(土) 01:19:16 ID: ID:wGYF0k8W0

-喪服の行列-

10年ほど前、Kさんの実家は改築しました。
古い家は完全に取り壊し、新しい家を建てたのだそうです。
風水の本などを参考にしながら、Kさんのご両親があれこれ考えて建てたのですが
Kさんは「その割には、あまりうまくできてないんですけどね」と、笑いながら私に
話してくれました。

新築後、三ヶ月ほどたった頃のことです。
Kさんのお母さんが「昨夜、変な夢を見たのよ」と言い出しました。
お父さんとお母さんは、1階の南側の部屋で寝起きをしていて、その部屋にはご先祖をお祀りした
仏壇が置いてあったそうなのですが
お母さんが見た夢は、その仏壇に向かって、北の方角から、大勢の喪服姿の人々が歩いてくるという
不気味なものだったそうです。

その人々は老若男女様々で、見知った人は一人としていない…
一様に黒い喪服を身に纏い、列をなしてただ歩いてくる。
その顔は皆無表情で、終始、無言だったそうです。

彼らは次々に、仏壇の中に消えていったそうです。

その後、Kさんの実家で、何か変わったことがあったという話はなかったそうですが
「それって、Kさんのご先祖様だったんでしょうかね…?」と訊いてみたのですが
Kさんは、あれはご先祖様たちの行列である、という、それ以外の可能性については
敢えて考えないようにしているんです、と、答えてくれたあと、こうしめくくりました。

「だって、考えてみてくださいよ。
もしもそれがご先祖様じゃなかったら…そっちの方が怖いでしょう?」




 

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173名無しのオカルト 2008/08/23(土) 01:24:00 ID: ID:ayCqAQPk0

「へんないきもの」

祖母から聞いた話。

いつもの様に畑仕事をしていると、ふと何かの視線を感じた。
後ろを向くと、へんないきものがこちらを見ている。
猪位のサイズで、尻尾と鼻は豚、体は灰色の毛むくじゃらで、足は狸の様。
頭は猿の様な色で耳は無く、目は山羊、口は裂け、牙が生えていた。
よだれをだらだら垂らし、「ヴー…ヴー…」とうなりながらこちらへ来る。

しばらく、睨み合ったそうだ。

ふと、その変な生き物が「ヴオっ!」と一声鳴いた。
それと同時に我に帰り、腰に下げていた蚊取り線香入りの缶を思いっきり投げつけた。
人間を燃やす様な嫌な臭いが充満し、そのいきものは山へと消えた。

私は怖い。いつか家に来るのではと。

【完】




引用元: 弐〇〇八年・夏  『百物語』  本スレ
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この記事へのコメント

 コメント一覧 (1)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2018年11月21日 00:03
    • 仏壇に先祖祀るなや…
      どんだけ先祖崇拝教やねん

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