【オカルト三篇】『い も う と』『この映像を見たら何かが起こる』『畳を踏むような篭もった足音が、ミシリ、ミシリ、ミシィ』
236:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 03:31:08 ID: ID:jBtZnPJd0
【い も う と】
俺には2つ下の小学生の妹がいる。別に仲が悪いわけでは無い普通の兄妹だ。
妹が小学生の頃の、ある嵐の晩の話。俺は部屋でネットを見ていた。風が強いな、そう思っていると、ついに停電が起こり、家中が真っ暗になってしまった。
ブレーカーを確認するが、落ちていない。どうやら、配電線がどこかで切れたようだ。
そうこうしているうちに、誰かが泣きながら俺のそばにやってきた。
暗闇でよくわからなかったが、どうやら妹のようだった。怖くなって俺の近くに来たのだろう。
俺はそんな妹を、多少バカにしたものの、暗闇の中ですすり泣く妹を見ているうちに、いたたまれなくなってきた。
仕方がないので、妹を部屋へ連れて行き、寝かしつける事にした。
安心したのか、妹はわりとすぐに眠ってしまったようだ。それを確認すると、起こさないように気をつけながら、部屋へ戻った。
翌朝、電力が回復しているのを確認すると、妹の様子を見に部屋へと行った。
…妹がいない。
…そうだ。よく考えてみれば、妹は2日前から、修学旅行に行っていたんだった。
…じゃあ、俺のそばにやってきたのは誰だ…?
「完」
俺には2つ下の小学生の妹がいる。別に仲が悪いわけでは無い普通の兄妹だ。
妹が小学生の頃の、ある嵐の晩の話。俺は部屋でネットを見ていた。風が強いな、そう思っていると、ついに停電が起こり、家中が真っ暗になってしまった。
ブレーカーを確認するが、落ちていない。どうやら、配電線がどこかで切れたようだ。
そうこうしているうちに、誰かが泣きながら俺のそばにやってきた。
暗闇でよくわからなかったが、どうやら妹のようだった。怖くなって俺の近くに来たのだろう。
俺はそんな妹を、多少バカにしたものの、暗闇の中ですすり泣く妹を見ているうちに、いたたまれなくなってきた。
仕方がないので、妹を部屋へ連れて行き、寝かしつける事にした。
安心したのか、妹はわりとすぐに眠ってしまったようだ。それを確認すると、起こさないように気をつけながら、部屋へ戻った。
翌朝、電力が回復しているのを確認すると、妹の様子を見に部屋へと行った。
…妹がいない。
…そうだ。よく考えてみれば、妹は2日前から、修学旅行に行っていたんだった。
…じゃあ、俺のそばにやってきたのは誰だ…?
「完」
オカ速おすすめ!
242:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 03:48:42 ID: ID:RRoSgXR50
「無題」
ある日、友人数人で呑んでいるときに
酒の肴がほしいよね、ってことで某投稿系の映像集を見ていた
「この映像を見た方は何かが起こる可能性があります」
そんなテロップが流れたが怖いもの見たさが先行しもちろん直視。
友人と「みた?」なんて笑いながら楽しんでいた。
「怖くてみれないよ」と言ってる友人にこんな感じだったよと脅かしながら。
数年後、その時にいた友人にふと思い出したかのように言われてゾッとした。
「あのあと事故おこしたよね?あの映像見た後だから怖かったのよ
しかも映像見たって言ってた二人だけが事故起こしてたし…」
そういや、私は交通量の多い交差点で右折車に思いっきり突っ込まれ3週間通院。
友人は山道を走っていたらカーブを曲がりきれずガードレールに突っ込んで入院したな。
みなさんも気をつけてください。興味津々で怖い物に近づくと同じ目にあうかもしれませんよ
【完】
ある日、友人数人で呑んでいるときに
酒の肴がほしいよね、ってことで某投稿系の映像集を見ていた
「この映像を見た方は何かが起こる可能性があります」
そんなテロップが流れたが怖いもの見たさが先行しもちろん直視。
友人と「みた?」なんて笑いながら楽しんでいた。
「怖くてみれないよ」と言ってる友人にこんな感じだったよと脅かしながら。
数年後、その時にいた友人にふと思い出したかのように言われてゾッとした。
「あのあと事故おこしたよね?あの映像見た後だから怖かったのよ
しかも映像見たって言ってた二人だけが事故起こしてたし…」
そういや、私は交通量の多い交差点で右折車に思いっきり突っ込まれ3週間通院。
友人は山道を走っていたらカーブを曲がりきれずガードレールに突っ込んで入院したな。
みなさんも気をつけてください。興味津々で怖い物に近づくと同じ目にあうかもしれませんよ
【完】
248:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 03:58:36 ID: ID:Drt3xPJz0
【足跡】
高校三年の時の話です
自分は剣道部に所属していて、電車通学ということもありよく道場で時間を潰していました
仲間との雑談に花が咲きいつも帰る電車を逃してしまった。
次の電車を待つために最低限の灯りだけをつけて時間を潰していました
道場全ての電気をつけていると用務員がその灯りに気づき来ることがあるため
電気は男子更衣室のみつけていました
仲間と挨拶を交わしてから数十分後、
突然『ミシッ』という音が道場の奥-柔道用の畳が敷かれている所から聞こえてきました
誰かいるのか?と思いすぐに配電盤に近づき電気をつけました。
が当然誰もいません。不思議に思いましたが古い道場だ、風で軋んだのかもしれない。
そう思って道場の電気を消しました。数分後また『ミシリ』と篭もっていますがはっきりとした音が聞こえました。
ですが自分はまだ違うかもしれないと思い電気をつけませんでした
しかし段々とその足跡は自分に向かってくるように音が大きくなってきました。
畳を踏むような篭もった足音『ミシリ、ミシリ、ミシリ、ミシィ』
柔道用の畳と剣道用の木板の区切りまで足音が来たのが感覚的にわかりました。そして『ギィ』と木の板を踏む音
自分は何を思ったか背後まで来るのを待ってやると思いました。
『ギィ、ギィ、ギィ、ギィ、ギィ、ギィ』
その足音が聞こえるたびに鳥肌がたってきます。足音はもう自分の2m近くまで来ていました
鳥肌どころか体中が泡立ち、もうダメだ!!と思い配電盤までパッと動き電気をつけました
電気がつき足音が聞こえた所を見ましたが何もいません
これ以上いる気にはならなくすぐに荷物を整え道場から出ました
後日この話を同じく電車通学をしている同期に話しましたら、そいつは昼その足音に遭遇したと話してきました
【完】
高校三年の時の話です
自分は剣道部に所属していて、電車通学ということもありよく道場で時間を潰していました
仲間との雑談に花が咲きいつも帰る電車を逃してしまった。
次の電車を待つために最低限の灯りだけをつけて時間を潰していました
道場全ての電気をつけていると用務員がその灯りに気づき来ることがあるため
電気は男子更衣室のみつけていました
仲間と挨拶を交わしてから数十分後、
突然『ミシッ』という音が道場の奥-柔道用の畳が敷かれている所から聞こえてきました
誰かいるのか?と思いすぐに配電盤に近づき電気をつけました。
が当然誰もいません。不思議に思いましたが古い道場だ、風で軋んだのかもしれない。
そう思って道場の電気を消しました。数分後また『ミシリ』と篭もっていますがはっきりとした音が聞こえました。
ですが自分はまだ違うかもしれないと思い電気をつけませんでした
しかし段々とその足跡は自分に向かってくるように音が大きくなってきました。
畳を踏むような篭もった足音『ミシリ、ミシリ、ミシリ、ミシィ』
柔道用の畳と剣道用の木板の区切りまで足音が来たのが感覚的にわかりました。そして『ギィ』と木の板を踏む音
自分は何を思ったか背後まで来るのを待ってやると思いました。
『ギィ、ギィ、ギィ、ギィ、ギィ、ギィ』
その足音が聞こえるたびに鳥肌がたってきます。足音はもう自分の2m近くまで来ていました
鳥肌どころか体中が泡立ち、もうダメだ!!と思い配電盤までパッと動き電気をつけました
電気がつき足音が聞こえた所を見ましたが何もいません
これ以上いる気にはならなくすぐに荷物を整え道場から出ました
後日この話を同じく電車通学をしている同期に話しましたら、そいつは昼その足音に遭遇したと話してきました
【完】
引用元: 弐〇〇八年・夏 『百物語』 本スレ
この記事へのコメント
コメント一覧 (1)
空襲の時に似た状況が
なにかを呼んだのやもしれん。
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