【オカルト三篇】最期まで優しかった / 怖いですよ(笑)/ 五階に行ったのはそれっきり
125:名無しのオカルト 2008/08/22(金) 23:54:06 ID: ID:cRRqw+Sx0
【亡くなった叔父さん】
私の叔父さんは、数年前に亡くなりました。
私にいつも笑顔で接してくれる、優しい叔父さんでした。
叔父さんは亡くなる数ヶ月前から、鬱病のようなものを患っており、嫁である叔母さんに色々と文句を言う等、少々異常な行動が目立っていたようです。
そして、ある日の夜、叔母さんの家から電話がありました。…叔父さんが、家から居なくなったとの事でした。
叔父さんの家では畑を持っており、その脇には小さな物置があったのですが、一度、叔父さんが「その物置で首を吊って死にたい」と口にした、という話を聞いた事があり、叔母さんと、私の両親が探しに行きました。
夜も遅く、仕事もあった為、私は自宅に残り、その日は寝ました。
その日、私の夢に、その叔父さんが出てきました。
叔父さんは、私にお小遣いを渡すと、「お父さんとお母さんには内緒だよ。」そう言いました。
それだけの、短い夢でした。
次の日、話を聞くと、やはりその物置の中で、叔父さんは亡くなっていたそうです。
叔父さんは、最後の最後まで、優しい叔父さんでした。
「完」
私の叔父さんは、数年前に亡くなりました。
私にいつも笑顔で接してくれる、優しい叔父さんでした。
叔父さんは亡くなる数ヶ月前から、鬱病のようなものを患っており、嫁である叔母さんに色々と文句を言う等、少々異常な行動が目立っていたようです。
そして、ある日の夜、叔母さんの家から電話がありました。…叔父さんが、家から居なくなったとの事でした。
叔父さんの家では畑を持っており、その脇には小さな物置があったのですが、一度、叔父さんが「その物置で首を吊って死にたい」と口にした、という話を聞いた事があり、叔母さんと、私の両親が探しに行きました。
夜も遅く、仕事もあった為、私は自宅に残り、その日は寝ました。
その日、私の夢に、その叔父さんが出てきました。
叔父さんは、私にお小遣いを渡すと、「お父さんとお母さんには内緒だよ。」そう言いました。
それだけの、短い夢でした。
次の日、話を聞くと、やはりその物置の中で、叔父さんは亡くなっていたそうです。
叔父さんは、最後の最後まで、優しい叔父さんでした。
「完」
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294:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 06:16:25 ID: ID:GW0lqxDt0
【聲(こえ)】
私が高校生の頃の話。
部室で、私の友人、後輩、いつも集まるメンバーで語り合っていました。
私が帰り支度を始めた頃。後輩の一人が、携帯に留守番電話が入っている事に気付きました。
何だろうと思いながら留守電を聞く後輩。すると突然
「うおぉ怖えぇぇ!」
そう言いながら、あわてて携帯を耳から話しました。
「おい、どうした(笑)」
私が聞くと、「先輩、怖いですよ(笑)!」そう言いながら、私に携帯を差し出してきました。
私もその留守電を聞きました。留守電には…
数秒の無音の後、子供の、小さな声で、
「……おかぁさぁん……」
ゾッとしました。
悪戯か間違い電話だと、そう信じています…。
「完」
私が高校生の頃の話。
部室で、私の友人、後輩、いつも集まるメンバーで語り合っていました。
私が帰り支度を始めた頃。後輩の一人が、携帯に留守番電話が入っている事に気付きました。
何だろうと思いながら留守電を聞く後輩。すると突然
「うおぉ怖えぇぇ!」
そう言いながら、あわてて携帯を耳から話しました。
「おい、どうした(笑)」
私が聞くと、「先輩、怖いですよ(笑)!」そう言いながら、私に携帯を差し出してきました。
私もその留守電を聞きました。留守電には…
数秒の無音の後、子供の、小さな声で、
「……おかぁさぁん……」
ゾッとしました。
悪戯か間違い電話だと、そう信じています…。
「完」
299:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 06:27:52 ID: ID:Dm5O7tk80
5階
友達の話なんだけど、そいつが住んでるのは4階建てのマンションの、405号室なんだ。
エレベータがないマンションで、部屋に帰るには階段を昇らなきゃならない。
一番上の階だから、そいつはいつも階段が終わるのを目印にして昇ってたんだって。
その日もいつもと同じように、階段を昇ってたんだそうだ。
階段が終わって、廊下を進んで、5番目の部屋の前について鍵を差し込んだ。
ところが、鍵が回らなかったんだそうだ。
確かに一番上まで昇ったはずなのに、おかしいなと思って部屋番号を確認したら、
505って書いてある。
そのマンションに5階なんてないのに。
怖いというより、妙な気分になって、何度も鍵を回そうとしたけどやっぱり回らない。
仕方がないから、階段を一階分だけ降りて、今度はちゃんと405号室の前に来た。
鍵を差して、まわすと、かちっと鍵の空く音がしたんだって。
ちゃんとドアも開いて、自分の部屋だった。
変だなって思ったけど、どうしようもないから、その日はそれで部屋に戻ったんだ。
次の日、仕事にいく前に階段を確認すると、階段は4階でちゃんと終わってたんだって。
5階に行ったのはそれっきりだそうだ。
完
友達の話なんだけど、そいつが住んでるのは4階建てのマンションの、405号室なんだ。
エレベータがないマンションで、部屋に帰るには階段を昇らなきゃならない。
一番上の階だから、そいつはいつも階段が終わるのを目印にして昇ってたんだって。
その日もいつもと同じように、階段を昇ってたんだそうだ。
階段が終わって、廊下を進んで、5番目の部屋の前について鍵を差し込んだ。
ところが、鍵が回らなかったんだそうだ。
確かに一番上まで昇ったはずなのに、おかしいなと思って部屋番号を確認したら、
505って書いてある。
そのマンションに5階なんてないのに。
怖いというより、妙な気分になって、何度も鍵を回そうとしたけどやっぱり回らない。
仕方がないから、階段を一階分だけ降りて、今度はちゃんと405号室の前に来た。
鍵を差して、まわすと、かちっと鍵の空く音がしたんだって。
ちゃんとドアも開いて、自分の部屋だった。
変だなって思ったけど、どうしようもないから、その日はそれで部屋に戻ったんだ。
次の日、仕事にいく前に階段を確認すると、階段は4階でちゃんと終わってたんだって。
5階に行ったのはそれっきりだそうだ。
完
引用元: 弐〇〇八年・夏 『百物語』 本スレ
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コメント一覧 (1)
だけオモロかったわ。
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