【中篇集】さらりと読めるほんのり怖い話『危ないから降りなさい!』『CDの怪』『異世界に行こうとしたけどやめて戻ってきました』
147:名無しのオカルト 2014/09/26(金)16:14:10 ID: ID:3XPOlKSEj
ほんのり怖いのか何か変な話なんだけど
小学校の低学年の頃に実家の近くの山が採石場の裏手になっていて
斜面に2~3mほどの石が適当に積みあがって10mぐらいの山になっていた
俺はずっとその岩場を登って向こう側を見てみたかったんだけど親から「危ないからやめとけ」と言われてた
コツコツ登ればいけるだろ…と考えていたんだけど見られたらすぐ止められるから
ある日、共働きの親が居なくて午後が休みの土曜日に決行した
帰宅してお昼を食べてから一人で裏山に行き、岩を三つほどよじ登って「次はどの岩に…」と見渡したところで
下から「○○(俺)ちゃん!危ないから降りなさい!」と声をかけられた
下を見たら近所に住んでた叔母さん(父の兄の元奥さん)がいて、大きな声で注意されたので仕方なく降りた
降りてみたら叔母さんはもういなかった
でもおかしいんだよね
ここまでくるのに15分ほどの山道を突き当たった岩山で、通りぬけてどこかにいく場所も無いし人なんか通らない
そこにいた叔母さんがエプロン姿につっかけというたまに従兄の家に遊びに行った時のそのままの格好で立ってて
今から思えば周りの景色との違和感が半端無いんだ
結局その日は登頂はあきらめて帰宅した
30年以上経った今でも何故あのタイミングであそこに叔母さんがいたのかわからないし
叔母さんは離婚して遠くに行って叔父さんは亡くなったのでもう誰にも聞きようもない
小学校の低学年の頃に実家の近くの山が採石場の裏手になっていて
斜面に2~3mほどの石が適当に積みあがって10mぐらいの山になっていた
俺はずっとその岩場を登って向こう側を見てみたかったんだけど親から「危ないからやめとけ」と言われてた
コツコツ登ればいけるだろ…と考えていたんだけど見られたらすぐ止められるから
ある日、共働きの親が居なくて午後が休みの土曜日に決行した
帰宅してお昼を食べてから一人で裏山に行き、岩を三つほどよじ登って「次はどの岩に…」と見渡したところで
下から「○○(俺)ちゃん!危ないから降りなさい!」と声をかけられた
下を見たら近所に住んでた叔母さん(父の兄の元奥さん)がいて、大きな声で注意されたので仕方なく降りた
降りてみたら叔母さんはもういなかった
でもおかしいんだよね
ここまでくるのに15分ほどの山道を突き当たった岩山で、通りぬけてどこかにいく場所も無いし人なんか通らない
そこにいた叔母さんがエプロン姿につっかけというたまに従兄の家に遊びに行った時のそのままの格好で立ってて
今から思えば周りの景色との違和感が半端無いんだ
結局その日は登頂はあきらめて帰宅した
30年以上経った今でも何故あのタイミングであそこに叔母さんがいたのかわからないし
叔母さんは離婚して遠くに行って叔父さんは亡くなったのでもう誰にも聞きようもない
オカ速おすすめ!
148:名無しのオカルト 2014/10/01(水)14:15:21 ID: ID:Au7ub0X9z
婚の時、今から5年ほど前の話
この頃は、大姑のツテで借りた古い一軒家に夫と二人で住んでいた。
まだ子供も居ないのに、4DKと広めの間取りで、2階建てだった。
2階と言っても8畳一間のみで、後の3部屋とダイニング、風呂トイレは1階にある。
1階のほとんどの部屋の上は屋根になっているという、変わった家だった。
その頃、引っ越したばかりで仕事をしていなかったため私は専業、夫は家から15分ほど離れた職場に通勤していた。
ある秋の日、毎日19時過ぎにあがってくる夫を待ちながら炊事をしていた。
日が短くなっていたため、外は暗くなっていた。
私はいつもCDを聞きながら炊事をしていて、その日も音楽をかけながらダイニングにいた。
すると突然、曲が同じ音を繰り返し、進まなくなった。「きみがすき~」の歌詞だと「きみがすっすっすっすっ…」みたいな感じ
CDに傷でも付いたのかな?と思い、プレーヤーのそばに行こうとした時、ダイニングの隣の部屋からこちら側の壁をドンッと叩く音がした。
え?と思い、動きを止めるとさらに何度もドン、ドンと音がする。
そしたら急に部屋の空気が恐ろしく感じ、私はその場から一歩も動くことが出来なくなった。
すると今度は屋根の上を歩いているような音が、上からみしっみしっと聞こえてくる。
CDプレーヤーは相変わらず同じ音を繰り返し、隣の部屋からはドンドンと叩かれ、屋根の上を誰かが歩いている。
私は怖くてパニックになり、ポケットに入っていたケータイを取り出して、夫に軽く状況を伝え早く帰ってきて!と電話をかけた。
少ししてから夫が帰宅、それまで私はキッチンマットから一歩も動けず震えていた。
いつの間にかCDプレーヤーは電源が落ちていて、ドンドンと叩いていた音は優しく叩くような音。
屋根からは音がしなくなっていた。
夫も異様な雰囲気と、まだ音がする壁にビビりつつも、明るい空気にすれば大丈夫だよーご飯でもたべよう、というので夕飯にした。
少しすると音は止み、いつも通りの我が家になったが、CDプレーヤーはそれから調子が悪くなってしまった
その後、屋根からはたまにみしみしと音がするようになったが、嫌な雰囲気にはならないのでスルー。
今はもうその家には住んでいないが、 住んでいる間、あの嫌な感じの空気になったのは一度だけだった。
この出来事から数日後に、夫から「あの時の電話、他に誰も居なかったよね?なんか後ろからオッサンの声が聞こえてたんだけど…」と言われたのが怖かった。
この頃は、大姑のツテで借りた古い一軒家に夫と二人で住んでいた。
まだ子供も居ないのに、4DKと広めの間取りで、2階建てだった。
2階と言っても8畳一間のみで、後の3部屋とダイニング、風呂トイレは1階にある。
1階のほとんどの部屋の上は屋根になっているという、変わった家だった。
その頃、引っ越したばかりで仕事をしていなかったため私は専業、夫は家から15分ほど離れた職場に通勤していた。
ある秋の日、毎日19時過ぎにあがってくる夫を待ちながら炊事をしていた。
日が短くなっていたため、外は暗くなっていた。
私はいつもCDを聞きながら炊事をしていて、その日も音楽をかけながらダイニングにいた。
すると突然、曲が同じ音を繰り返し、進まなくなった。「きみがすき~」の歌詞だと「きみがすっすっすっすっ…」みたいな感じ
CDに傷でも付いたのかな?と思い、プレーヤーのそばに行こうとした時、ダイニングの隣の部屋からこちら側の壁をドンッと叩く音がした。
え?と思い、動きを止めるとさらに何度もドン、ドンと音がする。
そしたら急に部屋の空気が恐ろしく感じ、私はその場から一歩も動くことが出来なくなった。
すると今度は屋根の上を歩いているような音が、上からみしっみしっと聞こえてくる。
CDプレーヤーは相変わらず同じ音を繰り返し、隣の部屋からはドンドンと叩かれ、屋根の上を誰かが歩いている。
私は怖くてパニックになり、ポケットに入っていたケータイを取り出して、夫に軽く状況を伝え早く帰ってきて!と電話をかけた。
少ししてから夫が帰宅、それまで私はキッチンマットから一歩も動けず震えていた。
いつの間にかCDプレーヤーは電源が落ちていて、ドンドンと叩いていた音は優しく叩くような音。
屋根からは音がしなくなっていた。
夫も異様な雰囲気と、まだ音がする壁にビビりつつも、明るい空気にすれば大丈夫だよーご飯でもたべよう、というので夕飯にした。
少しすると音は止み、いつも通りの我が家になったが、CDプレーヤーはそれから調子が悪くなってしまった
その後、屋根からはたまにみしみしと音がするようになったが、嫌な雰囲気にはならないのでスルー。
今はもうその家には住んでいないが、 住んでいる間、あの嫌な感じの空気になったのは一度だけだった。
この出来事から数日後に、夫から「あの時の電話、他に誰も居なかったよね?なんか後ろからオッサンの声が聞こえてたんだけど…」と言われたのが怖かった。
150:名無しのオカルト 2014/12/11(木)20:41:50 ID: ID:Raq
受験シーズンになると思い出す、10年以上前の話。
当時、受験生だった私はお気に入りのCDを掛けながら勉強をしていた。
夜中の2時前後、CDがプッ…プッと音飛びを始めた。
CDに傷でも付いたかなと思っていると、「楽しんで~」という歌詞のところで音飛びが起こり
「…んで……んで……しんで……しんで…」とエンドレスに鳴り始めた。
ポップな音楽に合わせて「死んで…死んで…」と連呼する女性ボーカリスト。
うわ~シュールだな~。と思いつつ、停止ボタンを押す…止まらない。
それならばと、電源ボタンを押す…反応なし…。
いよいよ気持ち悪くなってきて、プレイヤーのコンセントを引っこ抜いた瞬間、CDは止まり、バキッとすごい音がした。
びっくりしてCDを取り出してみると、そこには見るも無残に粉々になったCDの姿が…。
原因等は不明だが、歌詞のナイスなタイミングがほんのり怖かった。
当時、受験生だった私はお気に入りのCDを掛けながら勉強をしていた。
夜中の2時前後、CDがプッ…プッと音飛びを始めた。
CDに傷でも付いたかなと思っていると、「楽しんで~」という歌詞のところで音飛びが起こり
「…んで……んで……しんで……しんで…」とエンドレスに鳴り始めた。
ポップな音楽に合わせて「死んで…死んで…」と連呼する女性ボーカリスト。
うわ~シュールだな~。と思いつつ、停止ボタンを押す…止まらない。
それならばと、電源ボタンを押す…反応なし…。
いよいよ気持ち悪くなってきて、プレイヤーのコンセントを引っこ抜いた瞬間、CDは止まり、バキッとすごい音がした。
びっくりしてCDを取り出してみると、そこには見るも無残に粉々になったCDの姿が…。
原因等は不明だが、歌詞のナイスなタイミングがほんのり怖かった。
151:名無しのオカルト 2014/12/30(火)13:03:23 ID: ID:rUa
異世界に行こうとしたけどやめて戻ってきました
うまく言えないけど意識が体になじまなくて困っています
「人生やり直したいやつ俺がタイムリープしたときのこと教えるから来い」を見て、これなら自分でもできるかなと思って日頃から試していました
人生やり直したいやつ~に書いてあるような深い夢を見て、夢の中の出来事に集中して結構はっきり世界が構築されてきたタイミングで、ふと「ここからまたやり直したら今までの人生なんだったんだろう」と考えてしまい目が覚めました
起きてから数日間は一人暮らしのマンションでごろごろしていて、異変には気づきませんでした
彼氏から連絡が来てデートすることになったのですが、そこで初めて違和感を覚えました
二人でよく来ていた場所なのに記憶と全然違うんです
たとえば、記憶では木材だった床がカーペットになっていたり、ガラス張りで風景を楽しめた階段がただの壁になっていたり
改装したのかな? とも思いましたが、1週間やそこらでここまで工事できるとは思えない変わりようでした
彼氏本人も少し記憶と違っていました
元からの性格に加えて長い付き合いということもあり、私にベタベタ甘えてくるような人ではなかったのに、やたら手を繋ぎたがったり、いつも割り勘なのになんでもかんでも奢ってくれました
払わせてよと言っても「女の子に払わせるわけには」とか言ってまるで別人です
前は全く話してくれなかった家族のことも何気ない会話にちょこちょこ挟んできます(ご飯を食べているときに「うちの弟もこれ好きでよく食べてた」とか)
バイトも、私はレストランのホールをやっていたはずなのに、今は服屋さんにいるんです
バイト先の先輩も全く知らない人です
その夢を見た後の世界に戸惑って馴染めなくて、という状態なら自分でも納得できるのですが、変わったことも自然と受け入れてるというか、夢の中ならどんな変な設定も疑わずに行動している、あの感覚がずっと抜けていません
「ベタベタしてくる彼氏」として受け入れてる部分があります
服屋さんの仕事も未体験のはずなのに、2年間やってきたバイトとしてそれなりにこなせています
まだどこか夢の中にいるのではないかという気持ちのまま、もう半年も経ってしまいました。
うまく言えないけど意識が体になじまなくて困っています
「人生やり直したいやつ俺がタイムリープしたときのこと教えるから来い」を見て、これなら自分でもできるかなと思って日頃から試していました
人生やり直したいやつ~に書いてあるような深い夢を見て、夢の中の出来事に集中して結構はっきり世界が構築されてきたタイミングで、ふと「ここからまたやり直したら今までの人生なんだったんだろう」と考えてしまい目が覚めました
起きてから数日間は一人暮らしのマンションでごろごろしていて、異変には気づきませんでした
彼氏から連絡が来てデートすることになったのですが、そこで初めて違和感を覚えました
二人でよく来ていた場所なのに記憶と全然違うんです
たとえば、記憶では木材だった床がカーペットになっていたり、ガラス張りで風景を楽しめた階段がただの壁になっていたり
改装したのかな? とも思いましたが、1週間やそこらでここまで工事できるとは思えない変わりようでした
彼氏本人も少し記憶と違っていました
元からの性格に加えて長い付き合いということもあり、私にベタベタ甘えてくるような人ではなかったのに、やたら手を繋ぎたがったり、いつも割り勘なのになんでもかんでも奢ってくれました
払わせてよと言っても「女の子に払わせるわけには」とか言ってまるで別人です
前は全く話してくれなかった家族のことも何気ない会話にちょこちょこ挟んできます(ご飯を食べているときに「うちの弟もこれ好きでよく食べてた」とか)
バイトも、私はレストランのホールをやっていたはずなのに、今は服屋さんにいるんです
バイト先の先輩も全く知らない人です
その夢を見た後の世界に戸惑って馴染めなくて、という状態なら自分でも納得できるのですが、変わったことも自然と受け入れてるというか、夢の中ならどんな変な設定も疑わずに行動している、あの感覚がずっと抜けていません
「ベタベタしてくる彼氏」として受け入れてる部分があります
服屋さんの仕事も未体験のはずなのに、2年間やってきたバイトとしてそれなりにこなせています
まだどこか夢の中にいるのではないかという気持ちのまま、もう半年も経ってしまいました。
引用元:ほんのりと怖い話スレ
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コメント一覧 (2)
例えばバイトはもともと服屋で、変えた世界の方では飲食になるはずだった
もともとの世界の方になじみがあるのは当たり前で、意識だけが半端に変わった後の世界を認識してて変な感じになってる
occlut_soku
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