【オカルト】狼がこっちを見据えてた。ついて行くと雪の穴の中に誰かいた。助けようとしたんだろうと思ってた……

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110名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:03:18 ID: ID:ZXI

ワイの住んでたところが山の中でな、コンビニも駅も山を降りないとないくらいの田舎に住んでたんや
街灯もほとんど無くて熊も猪も出るし夜に出歩くのは本気で危ない所なんや。だから夜に外に出るのはワイらの所ではあまりなかったんや




 

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123名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:08:47 ID: ID:ZXI

>>110
でもある日に両親が不在でワイだけで留守番することになった。中3の冬やね。ものすごい雪が降った翌日だった。受験生だったワイは食事もそこそこに勉強してたんや。
よく丑三つ時と言うけどあの時は3時10分ちょい過ぎだった。不審な時間の来客だったからよく覚えてる。
ワイの家はインターホンが無くて玄関をノックしてもらうタイプでな、だからよく聴こえるようにワイらの所に住む人は大きくノックするのが常だった。
でもその時は違ったんや。




128名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:13:08 ID: ID:ZXI

>>123
ワイの部屋は玄関の近くにあるからそうじゃなくてもよく聞こえた。そのノック音は、なんて形容すればいいのかわからんけど、微妙な響きだったんや。
時間も相まって不思議に思った。誰やろこんな時間にと。雪がかなり積もっていて外は寒いからとコートを来て玄関に出てみれば誰もいないんや。それも不思議に思った。でも玄関扉には軽くだけど雪が付いてたんや。




133名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:17:04 ID: ID:ZXI

>>128
今は雪は降ってないのに何でだろうと思った。ただのイタズラかなとも。そこで戻れば良かったんやけど、そういう不思議なことは気づくもんやね。足跡がおかしいんや。
少なくとも人の足跡じゃない。かと言って熊猪じゃない。そもそも冬だし冬眠中。じゃあなんだろうと。気になってしょうがなかった。だから足跡を辿っていくことにしたんや。万が一のために携帯電話を持ってな。




134名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:17:55 ID: ID:0cE

>>133
勇気あるな




142名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:22:53 ID: ID:ZXI

>>133
足跡は一直線にどこかへ向かってた。流石に山を降ることになるなら止めとこうと思ってた。深夜に1人、まして街灯もろくに無いから、灯りは手に持つ学校で作ったランタンだけ。自分の周りは見えてもそんなに遠くまで見えない。
雪もかなり深く積もってたし歩くのもきつい。それに寒い。でも好奇心の方が上だった。そうして歩いていると、足跡が唐突に無くなったんや。




148名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:26:36 ID: ID:ZXI

>>142
そこから先を見ても足跡はどこにも見当たらない。木から雪が落ちて埋めたかと思ったけどそうでもない。というより、そこら1面何も無かった。
足跡だけ辿って来たから周りを気にしてなかった。最悪、帰りは自分の足跡を辿れば良いだけだしって思ってたから。




153名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:31:32 ID: ID:ZXI

>>148
不思議な空間だった。手に持つランタンが照らす所は1面の白。それより先は闇。白と闇と作られる朧気な境界線がたまらなく幻想的だった。正体は残念だったけど、この光景だけでも来る価値はあったと思えた。
とはいえ、流石に時間も時間。帰らないとまずい。だから帰ろうとした時に気づいたんや。声が聞こえる。微かに。それも弱々しく。3時過ぎの静寂の中だったから聞こえたんやろね。




164名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:37:05 ID: ID:ZXI

>>153
必死に声を辿って見ても人は見えない。それでも強く、でも弱い声を聞けば何となく想像はつく。埋まってるんだろうと思った。地元ではこういっちゃなんだけどよくあったから。
耳を必死に澄ました。探した。辺りを見渡した。
誰かいた。人じゃなかった。狼かな。白い雪の中に銀色に光る狼のようなものがいた。動物に詳しくないから多分狼だとその時は思った。




170名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:43:24 ID: ID:ZXI

>>164
その狼がこっちを見据えてた。でも、警戒してる感じはしなかった。そのうち、向こうが目線を1度外した。少し歩くと、もう1度見てきた。付いてこいって事かと、何でだろうね。本気で思った。
ついて行けば、蟻地獄のように雪が無くなっている場所があった。なんで気づかなかったんだろうと思った。灯りは少ないけど声を辿れば分かるはずなのに。
その雪の穴の中に誰かいた。下半身が水に使って、上半身は必死に雪にしがみついていた。




172名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:49:12 ID: ID:ZXI

>>170
呼んでいたのはこの人だと確信した。すぐに助けようとしたけど、触った服を持った瞬間に反射的に手を離した。水を吸って凄く冷たくなっていた。手をコートに隠してその上から何とか持ち上げようとした。
経験した人ならわかると思うけど、水を吸った服を着た人って全然持ち上がらんのよね。かなり力を入れても全然持ち上がらなかった。とにかく助けるのに必死だった。服を脱がして何とか持ち上げた。何とか助けだせた。




174名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:55:00 ID: ID:ZXI

>>172
見たところ40~50くらいの男性だった。声を掛けても意識が朦朧としていて声にならない声を微かに出すだけで、危険な状態だと思った。その時そのままに言えばヤバイヤバイヤバイ。
幸いにして携帯電話を持ってたからすぐに救急車に連絡した。でも今の居場所がわからないから、自分の家の住所を伝えた。衣服は前部脱がせてコートを着せた。そして自分の家に連れて帰った。




177名無しのオカルト 2017/03/02(木)02:58:18 ID: ID:ZXI

>>174
ここからは後日の話。聞いた話だけど、助け出した人は無くなったらしい。正直どうでもよかった。多少の落胆の気持ちはあったけど。それより気になったのが狼の話。あれは何だったんだろうと。
たぶん助けようとしたんだろうと思ってた。
でも違った。これは婆ちゃんから聞いた話な。




178名無しのオカルト 2017/03/02(木)03:00:47 ID: ID:Q0m

>>177
その狼助けようとしてたんちゃうんか?




179名無しのオカルト 2017/03/02(木)03:04:09 ID: ID:ZXI

>>177
まず、俺が助け出したあの場所は、雪で埋まってて気づかなかったけど、家の近くにある貯水池の上だった。
そして、婆ちゃんが言うには、ここら辺に昔から銀色の狼が出るんだと。それは死んだ怨霊の仮の姿だと。お前(ワイ)を呼んだのは助けを呼んだのではなくて道連れにしようとしたのだと。
昔の姥捨山のような場所が近くにあって、そこから異形になって出るのだと。




183名無しのオカルト 2017/03/02(木)03:09:09 ID: ID:ZXI

>>179
何を馬鹿なと思った。でも嘘を言っているようには見えない。でも本当だとも思えない。じゃあその雪の蟻地獄はなんだと言われた。お前(ワイ)がいた場所だけ何故雪が無くなってたんだと。
確かに不思議だった。でもだからといってそれを信じるには足りない。婆ちゃんには信じなくてもいいと言われた。

話はこれで終わり。
でも、時々思う。もし本当にそうだとしたら、と。

何か質問あったら受け付けるでー。




引用元:自分史上最恐の心霊体験
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