【オカルト】3人だけに見えたあの小屋。3人の運命を大きく変えたのは間違いなくあの小屋なのでしょう。

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440名無しのオカルト ID:

これは、もう10年以上も昔に、体験した出来事です。
正確には、僕が体験したわけではないのですが・・・。
ちなみに僕自身は、霊感なるものが全くないようで、僕自身は霊体験を全くしたことがありませんが、
この事件後、僕は霊の存在を信じるようになりました。

これは、僕がまだ小学生5年生の頃で、夏に学校でキャンプに行ったときの話です。
場所はどこだったのかは覚えていないのですが、兵庫県内のどこかの高原にあるキャンプ場だったと思います。

僕は友人A,B,Cの3人と同じテントになりました。
キャンプ地に着いてからは、テントを建てたり、夕食のカレーを作ったり、その後にキャンプファイヤーがあったりと、
結構ハードスケジュールで、夕食をとった後は、皆、疲れてぐったりとしていました。
しかし、クラスの誰かが、キャンプ場のすぐ近くにある神社に肝だめしに行こうと言い出したらしく、
うちのテントにもお誘いがやってきました。
僕はその当時霊的なものを全く信じていなかったので、しんどいし、つまらないから行きたくなかったのですが、
クラスで臆病者という噂を立てられたくなかったので、仕方なく肝試しに行くことにしました。




 

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441名無しのオカルト ID:

(440の続き)
僕と同じ考えの人間が多かったのか、それとも単純に肝試しをやりたかった人間が多かったのかわかりませんが、
結局クラスのほとんどの人間が参加することとなり、しかも夜ということで担任の先生まで同伴しての肝試しとなりました。
肝試しの舞台となったその神社は、キャンプ場から徒歩5分ぐらいの、森の中の石段を登ったところにありました。
確かに一人で夜に行くには確かに怖い所ですが、40人で、しかも先生まで同伴しているので、はっきり言って
全く肝試しになっていませんでした。

人一倍好奇心旺盛そうな友人AとBも僕と同じことを考えていたのでしょう。つまらなそうに列に加わって歩いていました。
しかし、森の階段を歩いている途中で、友人AとBは森のずっと下のほうに変な小屋があるのを発見しました。
Aが僕に「この森のずっと下の方に、怖そうな小屋があるから、抜け出してそっちに行かないか? そこの道から降りていけそうだし」
と言ってきました。
僕は、Aの指す方向を見たけど、小屋らしきものなど、まったく見えませんでした。
僕は「小屋? そんなもの、どこにも見えないよ。何かの見間違えじゃないのか?」と言いましたが、
AとBは「あそこだよ。あそこにあるだろ?」と、今度は二人が同時に指差した。
僕は今度は何人かの友人と一緒に見るが、やっぱり誰も何も見えませんでした。
そうこうしているうちに、最後尾にいた先生がやってきました。
いつまでたっても、前列が登っていかないので、早く登るように言いに来たのでした。
友人AとBは先生にも小屋があることを尋ねた。すると先生は、確かにその方向にかなり古い小屋があると言いました。
それを聞いて、皆またAとBの指差す方向を見るが、やっぱり何も見えませんでした。
当時、僕は視力が両方とも1.5だったので、視力は悪くないのだが、しかしその小屋だけはどうしても見つけられませんでした。
再び騒然となるが、時計を見た先生は、もう遅いから早く神社に登るように言いました。
皆仕方なく階段を登り始めました。そして、しばらく登ると、やがて古い神社に辿り着きました。




442名無しのオカルト ID:

(441の続き)
その神社は確かに不気味な感じを醸し出していたが、やはり大人数で来ている事もあって、怖いと言うよりは
楽しい気分でした。俺は他の友人達と話していたため、友人AとBのことを忘れていました。
キャンプ地に帰る途中で、僕は初めて友人AとBがいないことに気づき、慌てて先生に報告しました。
先生は、皆にキャンプ場に帰るように言うと、また神社の方に向かって登りはじめました。
今思えば、僕は先生に「あの二人、ひょっとしたら例の小屋に行ったんじゃないですか?」と言った時、
先生の顔が心なしか青ざめていたように思えます。

AとBを心配しつつ、僕らはキャンプのテントに戻り、友人Cと寝る準備をしていました。
一応僕は他の先生にも報告すると、何人かの先生が一緒に神社の方に向かっていきました。
しばらくすると、先生に連れられて、友人AとBがテントに帰ってきました。
後から聞いた話だと、AとBはやっぱりあの道を下って小屋に行っていたらしく、そこから慌てて来た道を
戻ってきていたところを、先生に発見されたらしいです。
他の先生が駆けつけた時には、3人そろって降りてくるところだったらしいです。
ちなみに、僕らの肝試しの話を聞いた他のクラス生徒が、自分達のクラスも肝試しをしたいと言ったそうですが、
この二人の行方不明事件のおかげで中止になったそうです。




443名無しのオカルト ID:

そして、就寝。
僕はもうクタクタだったので、横になるとすぐに眠ってしまいました。
時計がなかったので、どれくらい眠ったかわかりませんが、突然、すぐそばから大きな悲鳴が聞こえて来ました。
悲鳴はAのものでした。俺とCはその悲鳴にビックリして、目を覚ましました。
時間がわからないので、テントの外を見ると、辺りはまだ真っ暗でした。
俺は少しむかつきながら、「こんな遅くにデカイ声張り上げんな。」と言おうとしたが、AとBの様子を見て言うのを止めました。
明らかに、AとBの様子がおかしかったからです。
AとBは、テントの入り口の方を指差し、テントの隅の方でガタガタ震えていました。

俺はAにどうしたんだと尋ねるが、AもBも言葉にならない悲鳴をあげるだけで、何も話してくれません。
僕とCは、テントの入り口の方を見るが、何も見えませんでした。
仕方がないので、Cに二人のことを任せて、先生のテントに向かった。
先生はまだ起きていたらしく、他の先生といろいろ話をしていました。
僕は先生にAとBの様子が変だと話すと、先生は僕らのテントまでやってきてくれました。
しかし、なかなかテントの中に入ってくれません。よく見ると先生も怯えているようです。

先生は気分が悪くなったと言うと、他の先生を呼びにテントに戻ってしまいました。
しばらくすると、他の先生が二人やってきて、AとBを何とか落ち着かせようとしましたが、
AとBは、やはりテントの入り口の方を指差して、時折「来るな。」と叫びながら、怯えつづけていました。
結局僕とCは二人の先生のテントで寝ることになり、代わりに二人の先生が僕らのテントで
AとBを一生懸命落ち着かせようとしたようですが、AもBも一睡もせず、入り口の方を見て怯えていたそうです。




444名無しのオカルト ID:

(443の続き)
そして、翌日。
結局AとBは別の車に乗せられて、そのまま家に連れて帰られたそうです。
夕べの僕のテントの騒ぎは、幾つかの友人の間でも噂になっていたらしく、何人かの友人に話を聞かれましたが、
僕もCも、結局彼らに何か起きたのかはわからないので、答えようがありませんでした。
先生は、一睡もしていなかったようで、疲れているようでしたが、この日も僕らと一緒にバスに乗って帰宅しました。
しかし、帰りのバスの先生、誰が見ても、普通じゃない状態であることはわかりました。
帰りのバスでは、バスガイドの人も含めて、先生に声をかける人間はほとんどいませんでした。

キャンプ翌日は学校は休みで、その翌日、学校に来ていたAとBに話を聞いたが、AとBはただ怯えるだけで
何も話してくれませんでした。
休み時間も授業中も、ずっと椅子に静かに座っていました。ただ、時々周りの音に体をビクッと反応させていました。
授業中ですら、よくしゃべっていて、先生からよく怒られていたあのAとBが、信じられない変貌振りです。
あの物音に敏感な二人の様子は、明らかの帰りのバスの先生と同じでした。
先生も、帰りのバスの中で、時々周りの物音にビクッと体を反応させていたから、間違いないと思います。
まるで、3人とも何かに怯えているような様子でした。

その日、担任の先生が体調不良で休みだったため、教頭先生が代わりに授業を続けたが、
僕も周りの友人達も、キャンプ場で先生とAとBに何かが起こったことを、うすうす感じ始めていました。
放課後、僕の家に友人が遊びに来た時も、その話で持ちきりになりました。




445名無しのオカルト ID:

(444の続き)
結局、それ以降先生が学校に来ることはありませんでした。
それから、3日後(だったと思う。)の夜、母親から、Aが死んだことを聞いたときは、ものすごいショックでした。
Aはクラスの人気者で、少しお調子者ではあったが、結構ハンサムで、女子にも結構もてていたようでした。
翌日の葬式では、友人の死に僕も、他のみんなも大泣きしていました。
しかし、その数日後、さらにBが立て続けに亡くなったことで、皆のショックはさらに大きいものとなりました。
Bについては女子の人気は知りませんが、交友範囲がかなり広かったようです。
僕は、親友二人が立て続けに死んだショックから、しばらく立ち直れませんでした。
それから、噂を聞いた二人の親が学校に来たりと、いろいろあったようですが、その辺の詳細についてはわかりません。

これ以降の話はだいぶ後に聞いた話なので、本当かどうかわかりませんが一応書いておきます。
二人が死んだ場所なのですが、Aは押入れの中で、Bは浴室で、死んでいたそうです。
死因は未だに不明だそうです。(老衰だという話も聞いたが、詳細は不明です。)
また、二人ともなぜそんなところにいたのかわからないそうです。
押し入れといっても、Aの父親の部屋にあるらしく、浴室といっても浴槽にお湯が入っていたわけではなく、
しかもBは服を着たまま、空っぽの浴槽の中で死んでいたそうです。
そして、先生の行方は10年以上経った今でもつかめていません。

あの時、3人だけに見えたあの小屋。3人の運命を大きく変えたのは、間違いなくあの小屋なのでしょう。
3人は一体僕達の見ることの出来なかった小屋で何を見たのか、
今となっては、確かめる術はありませんし、そんな勇気もありません。
場所の詳細もわからないし、わかったとしても、そこに行って、もしその小屋が見えようものなら・・・。

その後も相変わらず、自分自身が霊現象に遭う事はありませんが、この出来事のあと、
僕は霊の存在を信じるようになりました。




451名無しのオカルト ID:

(略)

>>古小屋さん
これ、洒落になってないですね。凶々しい感じです。この小屋に関する情報とか
集めない方がいいですよね。。絶対関わり合いになっちゃいけないモノですね。
まるで「リング」や「呪怨」が現実になったみたい。ご友人は残念でしたね。

(略)




引用元:身内に起こった怖い話 4話目
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