【オカルト】 その日お見舞いに行った時の曽祖母はいつもと違っていた。もう話す力も残っていないはずなのに、妹を見るなりハッキリとこう言った。
49:名無しのオカルト ID: ID:Wvt
7(左)指輪
妹が小学校の高学年になった頃、また妹が学校を休みがちになった。
お守りとして付けていたキーホルダーがいつの間にかどこかに消えてしまい、ワイも何度か一緒に探したが結局、キーホルダーが出てくる事は無かった。
そんな時、入院している曽祖母がもうあまり先が長くないというのでマッマとワイと妹はお見舞いに行った。
曽祖母は随分前から施設に入っていて少なくともワイが記憶している限り、その病室でしか曽祖母を見た事が無かった。
以前お見舞いに行った時、曽祖母はワイのマッマを見てバッバの名前を言っていた。
ワイをひ孫と認識していないようでワイら兄妹が病室を訪れても叔母や叔父の名前ばかり言っていた。
そんな状態なのでバッバやマッマはあまり曽祖母の話をせず、お見舞いに行く回数も非常に少なかった。
ワイは子供ながらになんとなく、バッバやマッマが曽祖母を居ないものとしているように感じ、曽祖母の事を深く聞く事は無かった。
しかし、その日お見舞いに行った時の曽祖母はいつもと違っていた。
もう話す力も残っていないはずなのに、妹を見るなりハッキリとこう言った。
妹が小学校の高学年になった頃、また妹が学校を休みがちになった。
お守りとして付けていたキーホルダーがいつの間にかどこかに消えてしまい、ワイも何度か一緒に探したが結局、キーホルダーが出てくる事は無かった。
そんな時、入院している曽祖母がもうあまり先が長くないというのでマッマとワイと妹はお見舞いに行った。
曽祖母は随分前から施設に入っていて少なくともワイが記憶している限り、その病室でしか曽祖母を見た事が無かった。
以前お見舞いに行った時、曽祖母はワイのマッマを見てバッバの名前を言っていた。
ワイをひ孫と認識していないようでワイら兄妹が病室を訪れても叔母や叔父の名前ばかり言っていた。
そんな状態なのでバッバやマッマはあまり曽祖母の話をせず、お見舞いに行く回数も非常に少なかった。
ワイは子供ながらになんとなく、バッバやマッマが曽祖母を居ないものとしているように感じ、曽祖母の事を深く聞く事は無かった。
しかし、その日お見舞いに行った時の曽祖母はいつもと違っていた。
もう話す力も残っていないはずなのに、妹を見るなりハッキリとこう言った。
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50:名無しのオカルト ID: ID:Wvt
曽祖母「妹ちゃんだね。大丈夫、全部持ってくから、安心せい。」
曽祖母「部屋の茶箪笥の上を見なさい。」
マッマは酷く驚いていた。
ずいぶん前からもうまとも話せる状態じゃなかった曽祖母がしっかりと妹の方を見て話していた。
怖がる妹をワイは後ろから押し、曽祖母のベットに近づけて、二人で一緒に曽祖母の手を握った。
曽祖母の手は細く冷たかったのでワイは手を摩るように動かす。
妹も真似て、手を摩ると曽祖母は頷くように小さく頭を動かしていた。
あのお見舞いから日がそれほど経たない内に曽祖母は亡くなった。
マッマは病室で言われた通り、祖父母の家にある、以前曽祖母が使っていた茶箪笥を調べてまた驚いていた。
マッマ「これね、マッマが小さい頃におばぁちゃんがお守りだって渡してくれたのよ。」
聞くとその金の指輪は曽祖母の結婚指輪だったらしい。
マッマも小さい頃は妹と同じように不思議な体験をしていて困っていたが曽祖母からこの指輪を渡されてから徐々にその不思議な体験が減っていったとか。
ただ、曽祖母から譲り受けた物で大事にしていたはずなのに、ある日いつの間にかマッマの手元から指輪は消えてしまった。
マッマもかなり探したようで何故今頃、こんな所から出て来たのかと酷く驚いていた。
そんなこんなで曽祖母の遺言通り、その金の指輪は妹が持つ事になった。
もちろん、サイズが全然合わないので紐でチョーカーのように妹は身に付けていた。
マッマから聞いた(妹はワイに絶対話さないから)がどうやら曽祖母の金の指輪を持っていると怖いモノが近づかなくなるようでそれから妹はまた学校に通えるようになったようだ。
ワイは何かあったら妹から曽祖母の金の指輪を奪って身に付けようと思った。
曽祖母「部屋の茶箪笥の上を見なさい。」
マッマは酷く驚いていた。
ずいぶん前からもうまとも話せる状態じゃなかった曽祖母がしっかりと妹の方を見て話していた。
怖がる妹をワイは後ろから押し、曽祖母のベットに近づけて、二人で一緒に曽祖母の手を握った。
曽祖母の手は細く冷たかったのでワイは手を摩るように動かす。
妹も真似て、手を摩ると曽祖母は頷くように小さく頭を動かしていた。
あのお見舞いから日がそれほど経たない内に曽祖母は亡くなった。
マッマは病室で言われた通り、祖父母の家にある、以前曽祖母が使っていた茶箪笥を調べてまた驚いていた。
マッマ「これね、マッマが小さい頃におばぁちゃんがお守りだって渡してくれたのよ。」
聞くとその金の指輪は曽祖母の結婚指輪だったらしい。
マッマも小さい頃は妹と同じように不思議な体験をしていて困っていたが曽祖母からこの指輪を渡されてから徐々にその不思議な体験が減っていったとか。
ただ、曽祖母から譲り受けた物で大事にしていたはずなのに、ある日いつの間にかマッマの手元から指輪は消えてしまった。
マッマもかなり探したようで何故今頃、こんな所から出て来たのかと酷く驚いていた。
そんなこんなで曽祖母の遺言通り、その金の指輪は妹が持つ事になった。
もちろん、サイズが全然合わないので紐でチョーカーのように妹は身に付けていた。
マッマから聞いた(妹はワイに絶対話さないから)がどうやら曽祖母の金の指輪を持っていると怖いモノが近づかなくなるようでそれから妹はまた学校に通えるようになったようだ。
ワイは何かあったら妹から曽祖母の金の指輪を奪って身に付けようと思った。
引用元:幽霊を一度も見た事が無いワイが体験したオカルトな出来事で打線組んだ
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occlut_soku
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