【オカルト】愛用の1963年製ジッポーにはちょっとした逸話がある。最初の持ち主は海兵隊の青年だったのさ。
107:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:13:34.37 ID: kBbNeAJa0.net
タバコの銘柄には拘らないがライターには拘りがある
ライターと言えばジッポーだ
1963年製 シルバーのジッポーが俺の愛火種だ このジッポーにはちょっとした逸話がある
最初の持ち主であるJJと言う青年は20で海兵隊入隊しそのお祝いとして幼なじみのスージーからこのジッポーを貰ったのだ
残念ながらスージーとは上手くいかず結ばれる事はなかったがジッポーは大切に使われていた
そして時は流れベトナム戦争末期1974年将校となってオフィス業務がメインだったJJに突然のベトナム行きの命令が下った
ライターと言えばジッポーだ
1963年製 シルバーのジッポーが俺の愛火種だ このジッポーにはちょっとした逸話がある
最初の持ち主であるJJと言う青年は20で海兵隊入隊しそのお祝いとして幼なじみのスージーからこのジッポーを貰ったのだ
残念ながらスージーとは上手くいかず結ばれる事はなかったがジッポーは大切に使われていた
そして時は流れベトナム戦争末期1974年将校となってオフィス業務がメインだったJJに突然のベトナム行きの命令が下った
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111:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:21:24.74 ID: kBbNeAJa0.net
後世の我々には後数ヶ月後に戦争は終わる事は知っているが、まだこの時は泥沼のような戦争がいつ終わるかはJJに知る由もなかった
そして何故この時期に事務方となったJJが赴任する事になったかも知る由もなかった
赴任先は食料倉庫の管理振り分け業務でそこの責任者を任された
休みの日にボランティアで近くの村に食料を配りに行った帰り 道路脇で煙を出してるクルマを見つけた
そして何故この時期に事務方となったJJが赴任する事になったかも知る由もなかった
赴任先は食料倉庫の管理振り分け業務でそこの責任者を任された
休みの日にボランティアで近くの村に食料を配りに行った帰り 道路脇で煙を出してるクルマを見つけた
113:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:25:11.34 ID: kBbNeAJa0.net
どうやらエンコして困ってるらしい 近づくと一発の銃声が鳴り響いた
JJの胸から煙が出ている 心臓に弾は命中している JJは泥濘んだ道端に倒れ込んだ 打った人物はスージーだった
JJの胸から煙が出ている 心臓に弾は命中している JJは泥濘んだ道端に倒れ込んだ 打った人物はスージーだった
114:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:40:15.59 ID: kBbNeAJa0.net
数時間後 基地のベッドで目を覚ますJJ
彼は心臓を撃ち抜かれた筈だ
否 弾は彼の胸ポケットのジッポーで止まっていた
スージーが撃った弾はスージーが贈ったジッポーが受け止めたのだ
数年前 JJの浮気のせいで二人は破局した その浮気相手はスージーの母親だった ただの浮気なら許せたかも知れない 許せなくとも忘れる事は出来たかも知れない
彼女はずっとJJの殺害を考えていたのだ 彼女は戦争のゴタゴタに紛れ殺害計画を立てた まずJJの勤務する基地の上官に取り入り彼をベトナムに飛ばせた
彼の優しい性格につけ込み悲惨な村の悲惨な子供の情報を流した
そしてボランティアに行くよう仕向けたのだ その為の食糧保管庫の責任者のポストにつけたのだ
案の定米軍の食糧を村に届けるようになった そして一人のタイミングを見て犯行に及んだのだ
しかし愛する男にジッポーを贈り 憎き男には銃弾 だが自分の贈ったジッポーが男の命を救う羽目になった
そんなスージーの事を咎めず許しそして自分の誤ちを悔い許しを乞うた そして紆余曲折の後二人はめでたくゴールインした
彼は心臓を撃ち抜かれた筈だ
否 弾は彼の胸ポケットのジッポーで止まっていた
スージーが撃った弾はスージーが贈ったジッポーが受け止めたのだ
数年前 JJの浮気のせいで二人は破局した その浮気相手はスージーの母親だった ただの浮気なら許せたかも知れない 許せなくとも忘れる事は出来たかも知れない
彼女はずっとJJの殺害を考えていたのだ 彼女は戦争のゴタゴタに紛れ殺害計画を立てた まずJJの勤務する基地の上官に取り入り彼をベトナムに飛ばせた
彼の優しい性格につけ込み悲惨な村の悲惨な子供の情報を流した
そしてボランティアに行くよう仕向けたのだ その為の食糧保管庫の責任者のポストにつけたのだ
案の定米軍の食糧を村に届けるようになった そして一人のタイミングを見て犯行に及んだのだ
しかし愛する男にジッポーを贈り 憎き男には銃弾 だが自分の贈ったジッポーが男の命を救う羽目になった
そんなスージーの事を咎めず許しそして自分の誤ちを悔い許しを乞うた そして紆余曲折の後二人はめでたくゴールインした
115:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:51:59.17 ID: kBbNeAJa0.net
そんな逸話を持つジッポーが巡り巡って俺の手の中にある
キンッ 静寂に包まれた街にジッポーの金属音が鳴り響く 続いてジュポと音を立て火が立ち昇る
俺はタバコを燻らせ至福の時を過ごす キンッジュポ この音が好きでタバコを吸うと言っても過言ではなかろう
タバコプカプカやっていると視界の端に映る暗い路地から人影がやってくる
反対を見ると同様に人影が いや四方八方から黒い人影が出てくる
中心にいる俺に向かってきている 俺は立ち上がり周り見渡す 人影 そう表現したのは読んで字の如く まさに影なのだ 頭痛が痛いと間違った日本語のように 漆黒の黒人間と表現したくなるような全身真っ黒の影がこちらに向かってくる
数は..そうだなザッと20体ほどか
言い知れぬ恐怖が俺を襲う
キンッ 静寂に包まれた街にジッポーの金属音が鳴り響く 続いてジュポと音を立て火が立ち昇る
俺はタバコを燻らせ至福の時を過ごす キンッジュポ この音が好きでタバコを吸うと言っても過言ではなかろう
タバコプカプカやっていると視界の端に映る暗い路地から人影がやってくる
反対を見ると同様に人影が いや四方八方から黒い人影が出てくる
中心にいる俺に向かってきている 俺は立ち上がり周り見渡す 人影 そう表現したのは読んで字の如く まさに影なのだ 頭痛が痛いと間違った日本語のように 漆黒の黒人間と表現したくなるような全身真っ黒の影がこちらに向かってくる
数は..そうだなザッと20体ほどか
言い知れぬ恐怖が俺を襲う
116:名無しのオカルト 2020/08/15(土)23:55:57.54 ID: kBbNeAJa0.net
ヴァァァ か細いが地獄の底から響くような声が耳に届く
なんだこれ とにかく逃げなくては! しかし黒人間は俺が動くと素早く向きを変え進路を塞ぐよう距離縮めてくる
なんだこれ とにかく逃げなくては! しかし黒人間は俺が動くと素早く向きを変え進路を塞ぐよう距離縮めてくる
118:名無しのオカルト 2020/08/16(日)00:15:08.41 ID: tbfvh3PD0.net
俺はラグビー仕込みのフットワークでフェイントを入れ黒人間をかわした
一人二人 後一人抜けば囲みの外に出れる 抜いた! と思った瞬間 囲みを補強するかのように黒人間が回り込んできた しまった!
いかに俺がラグビーを知り尽くした人間でも目の前に立ち塞がれては次のステップがだしようがない
スクールウォーズもノーサイドゲームも全部見た俺がまさかの負けだ
腕を掴まれた しかし原作まで読んだ俺のラグビーの腕前は確かだ
腕の払い方は... なっなにー! 掴まれた所から黒くなっていく!
ぐわっ 足を掴まれた そのまま俺は地面に押し倒された 黒人間はどんどん集まってくる 俺に覆い被さろうとしている ジッポーを握りしめた JJ!俺に力を!
キンッジュポ!! ジッポーのいい音が鳴り響いた ジッポーの聖なる炎が黒人間を照らす
ヴァァァヴババババァァァ黒人間の断末魔が響きそして消えていった
茫然とする俺 『ありがとさん』翳した俺のジッポーの火で咥えたタバコに火を付けるおっさん 勿論知らんおっさんだ
いつの間にかいつもの酔っ払いやホームレス、観光客で賑わう新世界に戻っていた
あれは一体なんだったのだろう これから調べる気もないし分かる事もないだろう しかしこれだけは言える 俺の愛機シルバージッポーの逸話が一つ増えたのさ
一人二人 後一人抜けば囲みの外に出れる 抜いた! と思った瞬間 囲みを補強するかのように黒人間が回り込んできた しまった!
いかに俺がラグビーを知り尽くした人間でも目の前に立ち塞がれては次のステップがだしようがない
スクールウォーズもノーサイドゲームも全部見た俺がまさかの負けだ
腕を掴まれた しかし原作まで読んだ俺のラグビーの腕前は確かだ
腕の払い方は... なっなにー! 掴まれた所から黒くなっていく!
ぐわっ 足を掴まれた そのまま俺は地面に押し倒された 黒人間はどんどん集まってくる 俺に覆い被さろうとしている ジッポーを握りしめた JJ!俺に力を!
キンッジュポ!! ジッポーのいい音が鳴り響いた ジッポーの聖なる炎が黒人間を照らす
ヴァァァヴババババァァァ黒人間の断末魔が響きそして消えていった
茫然とする俺 『ありがとさん』翳した俺のジッポーの火で咥えたタバコに火を付けるおっさん 勿論知らんおっさんだ
いつの間にかいつもの酔っ払いやホームレス、観光客で賑わう新世界に戻っていた
あれは一体なんだったのだろう これから調べる気もないし分かる事もないだろう しかしこれだけは言える 俺の愛機シルバージッポーの逸話が一つ増えたのさ
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?360
この記事へのコメント
コメント一覧 (3)
occlut_soku
がしました
幼い方の妄想日記みたいに感じた。少なくとも精神年齢はその位かと。
occlut_soku
がしました
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