【怖い話】部落差別はしたことがない、絶対にいけないと言い切る曽祖母を立派に思ったが、続く言葉を聞いて問題の根深さに鬱……
52: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/01 18:36
消防の頃ケイブンシャの本で犬神筋の存在を知って、四国は愛媛の旧家出身の
ヒイ祖母ちゃんに訊いてみたら、そういう家が近所にあったことを話してくれた。
「余り付き合いの良くない家で何となく近寄り難かった」=地域社会からの孤立
「小さな家ではなかった。とにかく金はあったようだ」=富の偏り
については本の通りに確認できたが、
犬の首を祀ってる云々については「よく分からん」とのこと。
「付き合いも無い家の仏壇の中身なんか誰が知る」と尤もな事を言っていた。
でも各人の情報が筒抜けな昔の田舎では、そういう「秘密」の存在が周囲の
詮索の対象になり、やがて「憑き物筋」などの「噂」を生んでしまうのだろう。
ちなみに学校で「部落差別」を初めて教わった時に、どう思うかと訊いてみたら、
即座に「私はしたことが無い。あれは絶対にいけないことだ」と言い切ったので
「昔の人なのに、おばあちゃん偉い!」と思った。だがそのすぐ後に
「いくら卑しいエタでもあそこまで邪慳にするのは可哀相だ」
「大庄屋の娘として身分の低い者を思いやるのは当たり前だからね」
と真面目な顔で言い切ったので、「そりゃないよ…」と子供心に思った。
ヒイ祖母ちゃんに訊いてみたら、そういう家が近所にあったことを話してくれた。
「余り付き合いの良くない家で何となく近寄り難かった」=地域社会からの孤立
「小さな家ではなかった。とにかく金はあったようだ」=富の偏り
については本の通りに確認できたが、
犬の首を祀ってる云々については「よく分からん」とのこと。
「付き合いも無い家の仏壇の中身なんか誰が知る」と尤もな事を言っていた。
でも各人の情報が筒抜けな昔の田舎では、そういう「秘密」の存在が周囲の
詮索の対象になり、やがて「憑き物筋」などの「噂」を生んでしまうのだろう。
ちなみに学校で「部落差別」を初めて教わった時に、どう思うかと訊いてみたら、
即座に「私はしたことが無い。あれは絶対にいけないことだ」と言い切ったので
「昔の人なのに、おばあちゃん偉い!」と思った。だがそのすぐ後に
「いくら卑しいエタでもあそこまで邪慳にするのは可哀相だ」
「大庄屋の娘として身分の低い者を思いやるのは当たり前だからね」
と真面目な顔で言い切ったので、「そりゃないよ…」と子供心に思った。
引用元: ・【家系】憑き物筋について【蠱毒、イズナ、犬憑き】
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55: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/02 04:06
>52
やっぱ昔の人だったんだな。ばーさん
>54
狐様キタ━━━━━━━(^∀゚)━━━━━━━!!
やっぱ昔の人だったんだな。ばーさん
>54
狐様キタ━━━━━━━(^∀゚)━━━━━━━!!
57: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/02 04:40
てゆーか、お譲特有の思考パターンじゃん>おばあ
慈悲深いがズレてんのよ、マリーアントワネットみたいなw
優しい人なんだと思うよ、本人にすればどこがおかしいかわからないの、育ちが違いすぎて
慈悲深いがズレてんのよ、マリーアントワネットみたいなw
優しい人なんだと思うよ、本人にすればどこがおかしいかわからないの、育ちが違いすぎて
58: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/02 05:38
>>57
そういや旧家出身とかいてあるな。しかし
>いくら卑しいエタでもあそこまで・・・
はひどいだろー。差別意識は根が深いなホント
そういや旧家出身とかいてあるな。しかし
>いくら卑しいエタでもあそこまで・・・
はひどいだろー。差別意識は根が深いなホント
60: 52 03/09/02 07:20
>>57、58
言われてみれば確かに根はお嬢そのものの性格だったなあ。
ヒイ祖母ちゃんが、部落差別というものに対して彼女なりに
義憤を感じた直接の契機というのは、娘時代のある日に御籠(!)
に乗って街を移動していたら、路地裏から風呂屋の三助が
「このエタが!」と罵りながら裸同然の男を表に蹴り出している
という酷い場面を偶然見てしまった事だったそうだ。
(「何を偉そうに…」と三助に激しく怒りを覚えたらしい)
あと「高等女学校の同級生だった‘新平民’の子は大層な勉強家で、
よく一緒に予習したりしては成績を競い合っていたものだよ」とか
今思えば差別心の裏返しみたいな内容を実に懐かしげに語ってた。
死ぬまで凛とした威厳のある人だったので今でも尊敬はしてるけど、
ヒイ祖母ちゃんのそういう所を思い出す度、こうした問題の根深さ
複雑さを垣間見るようで鬱になるよ。板違いなのでもうこの辺で
言われてみれば確かに根はお嬢そのものの性格だったなあ。
ヒイ祖母ちゃんが、部落差別というものに対して彼女なりに
義憤を感じた直接の契機というのは、娘時代のある日に御籠(!)
に乗って街を移動していたら、路地裏から風呂屋の三助が
「このエタが!」と罵りながら裸同然の男を表に蹴り出している
という酷い場面を偶然見てしまった事だったそうだ。
(「何を偉そうに…」と三助に激しく怒りを覚えたらしい)
あと「高等女学校の同級生だった‘新平民’の子は大層な勉強家で、
よく一緒に予習したりしては成績を競い合っていたものだよ」とか
今思えば差別心の裏返しみたいな内容を実に懐かしげに語ってた。
死ぬまで凛とした威厳のある人だったので今でも尊敬はしてるけど、
ヒイ祖母ちゃんのそういう所を思い出す度、こうした問題の根深さ
複雑さを垣間見るようで鬱になるよ。板違いなのでもうこの辺で
61: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/09/02 14:21
>>60
> よく一緒に予習したりしては成績を競い合っていたものだよ
近代以降の日本人の「個人観」があらわれていて、とても興味深い。
あなたの曾祖母さまは温厚で進歩的な方だったのでしょう。
もちろん“家柄”に由来する文化資本の影響も大きかったでしょうけれど。
「スジ」や「クロ」などと称されるイエに憑く憑き物は、
個人とは対照的な「村社会」ゆえに発生したものである以上、
差別問題を抜きに考察できないものなのだな、とも思う。
> よく一緒に予習したりしては成績を競い合っていたものだよ
近代以降の日本人の「個人観」があらわれていて、とても興味深い。
あなたの曾祖母さまは温厚で進歩的な方だったのでしょう。
もちろん“家柄”に由来する文化資本の影響も大きかったでしょうけれど。
「スジ」や「クロ」などと称されるイエに憑く憑き物は、
個人とは対照的な「村社会」ゆえに発生したものである以上、
差別問題を抜きに考察できないものなのだな、とも思う。
この記事へのコメント
コメント一覧 (12)
アラフィフだし、身近にそう言う問題がなかったからかもしれないけど。
occlut_soku
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綺麗に掃除すると、掃除夫の仕事を奪うとか言うし
occlut_soku
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「私の友達の黒人」パターンって言うらしいな。
「私は差別嫌いだ。私の友達の黒人は努力家で勉強してて尊敬もしてる!普通の黒人とは違うんだ!」ってナチュラルに「普通の黒人」を見下してる。言ってる本人は差別してることに気づかないの。
occlut_soku
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occlut_soku
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「差別はなくさなきゃいけない」っていう前提を共有できない人はまず踏み潰して進んでいくしかない
occlut_soku
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なんなら差別する側・される側をきれいに切り分けても、今度はその集団内で上下やいじめとか発生するし・・・
「人間が一番怖い」ってやつじゃないが、立派に怖い話してるよ
occlut_soku
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差別してるつもりはないけど、端からみたら、っていうパターン。
occlut_soku
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