【怖い話】山の噂を聞いて楽しんで登って行った。現場には血走った大人が大勢群がっていて……【オカルト】

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389: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 21:22
今でも俺の中で理解できない話を少々します。

俺の家は滋賀県の北の方にあってはっきり言ってど田舎です。
山に囲まれてて、冬になると雪がたんと降ります。
俺が浪人している時の話だから、ちょうど10年ほど前のこと。
俺の悪友がある日ある情報を持ってきました。
「○○山でなんか女の子が売*をしているそうだ!」
○○山というのは俺の家から10キロほど離れたところにある、ちょっと笑う名前の山。
その山の中で女の子が*春しているという情報に暇な浪人生である俺たちはものすごく食いついた。

引用元: ・身内に起こった怖い話 2話目

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390: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 21:27
なんか、長くなりそうです。
お暇なら読んでください。

季節は夏で、山登りをかねて行ってみようということになりました。
友達の父親の車を借りて山のふもとまで行き、その後は徒歩で登りました。
友達は俺を含めて3人で、いづれも浪人仲間でした。
当時みんな童*だったので、なにかしら期待していたことは確かです。
その○○山はそんなに高くない山で、結構人が山菜採りやハイキングに利用する山ですので、
結構俺たちも気軽な気分でした。

391: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 21:38
売*現場はあらかじめ友達が聞いておいてくれました。
山のメインロードというべき道からかなり外れたところにある古い材木置き場とのことです。
子供の頃から○○山に親しんだきたので、「ああ、あそこか」とすぐに見当はつきました。
ただ、その材木置き場はかなり山道を上下したところにあるので、到着するのに3時間くらいは徒歩で歩かなければなりませんでした。
若かったので、結構楽しんで登っていたのを良く覚えています。

さて、現場についてびっくりしたのは大勢の大人たちがそこに群がっていたことです。
俺たちと同年代の人間は一人もおらず、おっさんばっかりでした。
よく見ると、近所の散髪屋のおやじとか米屋のおやじとか顔の知っている人間も数名いました。
そのころから、俺の耳がなんとなくおかしくなってきました。
なんか「キーン」となっている感じがするのです。
で、なんか今から思い出すと目の前にもやのようなものが張っている感じもしておりました。
非常に見にくいのです。
ただ、おやじたちの顔が妙に血走っていたのを思い出します。

393: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 21:46
で、おっさんたちが若い俺たちを見つけると、嬉しそうにして俺たちを材木置き場の中に押し入れました。
中は、窓からさす光以外はなく、暗かったです。
ちょうど入り口から材木に隠れて見えないあたりに、空間がありそこに人だかりができていました。
中を覗いてみると、おっさん数名が女の子を*している最中でした。
当時はそうA*も見れる環境ではなく、結構まじめな人間だった俺は逃げ出したくなったのを覚えています。
友達2人に聞いたところでは彼らも「もう帰りたい」と思ったそうです。
しかし、おやじたちが何とか言いながら俺たちをその女の子の所に引っ張って生きました。
俺はおっさんたちが何を言っていたのか、今でも思い出せません。

396: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 21:54
なんか、俺の**喪失記みたいになってますね・・
話に戻ります。

女の子の姿をよく覚えていればいいのですが、すっぱだかだった以外は記憶の中で、そこが妙にかすれています。
あとで友達に聞くと、
「汚かった」「色白だった」「美人ではなかったが、不細工でもなかった」
「空き缶があって、その中に小銭がたまっていた」「13~16才くらいだった」
などと聞きましたが、俺の中では妙な「キーン」とした音が聞こえたのがよく思い出されるくらいです。
結局、友達二人は女の子に覆いかぶさっていきました。
女の子はあ**声を立てていなかったそうです。
俺はおっさんにとっつかまり、その場で現場を見るように、肩や腰をじっと押さえつけられていました。

398: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 22:08
で、今思い出しても怖いのですが、一番印象に残っているのが、女の子と目があった瞬間です。
なんか、昆虫みたいに俺の友達2人とおっさん数名が女の子に群がっている最中に俺とその子の目が合った。
ジーと俺を見つめる目は、なんというか全く悲しげではなくて、ほんとに狂った人間の感じだった。
今でも描写できますが、
・目の下のくまがすごい
・焦点がすごく変(特に時々白目がほとんどになる程、上を見る)
・すごく潤んでいる
で、俺は妙な勇気を出して、その目をそらしませんでした。

書いてて怖くなってきた・・

ことが終わったのは、俺がおっさんの手を振り切って材木置き場の外へ飛び出たからだそうです。
俺が逃げたとき、女の子は友達2人とおっさんに「もうやめて!」と言ったそうです。
友達二人は結局その人に*貞をささげたわけです。
材木置き場に入ってもう1時間以上たっていました。
友達2人ものそのそと出てきました。

401: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 22:14
マジで?なんか嫌な世界だな。
女の子のその後が俺としては気になるけどな。
頑張って書いてくれておつかれ。

402: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 22:16
で、結局帰ることにしたのですが、友達2人はその娘のことを興奮して話をしていました。
俺は疲れきったので、「うんうん」と相槌を打ってばかりでした。
で、車に乗って俺の家に向かって帰ってゆきました。
俺の家は当時溜まり場になってまして、当然のように俺の部屋でこれからマージャンでもしようということになりました。

俺の家は一階の一番奥の部屋が俺の部屋で、姉と母と父の4人で生活しておりました。
で、家について俺の部屋についてまったりマージャンを始めました(3打ち点五です)。
マージャンを始めて10分くらいすると母が部屋に入ってきました。

404: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 22:26
母「なあ、けいご(俺の名前)もう一人の子どうしたん・・?」
俺たち3人は顔をあわせて
「??」
状態でした。
母「なんか、表の部屋でばたばた走りまわっとったけど・・あれ誰?」
我が家には”表の部屋”と家族が呼んでいる部屋があって、妙なつくりなのですが、玄関と廊下の間にあるのです。
その部屋を通らないと、奥には行けない構造になっています。
俺たち三人は「ハァ?????」状態でした。
母いわく俺らが入ってきたすぐ後に表の部屋で誰かが、ぐるぐる回っていたそうです。
表の部屋は母がいつもいる部屋からは曇りガラスの障子でしきられていますので、ぼんやりとその様が見えたとのこと。
しかし、それがどんなものであるかとか連想もできなかったので、
母に「何いうとんねん!俺らは3人だけや!」
といってマージャンをつづけました。
俺は結構ふらふらの状態でしたが、友人2人は元気一杯にさっきの女の子のことを話したり、競馬の話をしたりしていました。

405: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/03 22:28
来たの!?

414: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/03 23:57
お待たせしました。
やっと出来ました。

つづき・・
で、3時間くらいマージャンをしていると夕飯時になったもんで、友達二人は帰りました。
夜8時くらいだったと思います。もう俺はへとへとでした。

当時は父は帰りが遅く、母と社会人の姉と俺と3人で飯を食っていました。
食事中、母がさっきの話をしてきましたが、俺はまだ何かの錯覚だろうと思って適当にあしらっていました。
しかし、母の様子がおかしいのです。本当に人がいたと言い張って、少しおびえています。
母の話を総合すると。
なんか、本当にぐるぐるぐるぐる回っていたそうで、母は俺の友達で少し変わった子だろうと、気を使って何も言わなかったそうです。
で、母がトイレに行って帰ってきたら、誰もいなくなっていたそうです。
その後、どんな馬鹿な子かと俺の部屋に見に来たそうです。
しかし、部屋にいる2人の友達は顔なじみでよく知っている人間だったので、非常に驚いたとのこと。

415: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/03 23:58
今から考えると、姉の様子はもっと変でした。
いつもの姉は今日あったことなどうるさく話すのですが、その日はとても静かで、印象がありませんでした。
しかし、当時はその話に夢中で気付かなかったのだと思います。

そのころから俺はあの山の上の女の子のことを思い出していました。
しかしながら、そんな売*娘のことを母と姉に言うこともできず、うまく関連付けもできないので、錯覚説を主張して風呂に入りました。
当時、俺は一応浪人生だったので、家族は俺に気を使い非常に静かに生活してくれていました。
当時夜9時から3時ごろまで勉強していたので、父が12時ごろに帰ってきたのも良く覚えています。
で、とても疲れていたので、その日は勉強を途中で切り上げ12時過ぎに寝ました・・

416: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/03 23:59
もう十年も前の話なので、何時ごろかは思い出せないのですが、俺はガバッと跳ね起きました。
なんか音がするのです、俺の部屋の障子から。
家の障子は全部同じ形をしてまして、上半分が紙でできた障子。下半分は曇りガラスが中央に四角形をしているガラス窓です。
その下半分は曇りガラスの外側に普通のガラスがあって、外の廊下の様子が少し見えます。

「コツコツ、コツコツ」とガラス部分を指でたたいている音です。
俺は完全に恐ろしくなっていました。
何も見るまいと布団をかぶっていたのですが、5分くらいずーと音がしているのです。
幽霊が怖いとか、妖怪が怖いとかいう連想が働く前に、ただただ怖かったのです。
で、見るまいと思っていたのですが、ついつい障子を見てしまいました。
当時、部屋の豆電球をつけて寝ていたので(今もつけていますが・・)部屋の中の様子ははっきり見え、外の廊下の様子も大体見えました。

418: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/04 00:01
なんとそこにいたのは姉でした。
真っ暗な廊下でニコニコと笑っている姉です。ちょうど剣道でいう蹲踞(そんきょ)の姿勢で中をのぞいている姉。
それも素っ裸でした。
俺はびっくりして、
「よ○ちゃん!」と小さく叫んでしまいました。(姉ですが、よ○ちゃんと呼んでいますので・・)
すると姉は障子をススーと開け、四つんばいで中に入ってきました。
今でのその時の光景を思い出すと、ぞぞーーとします。なんか、別の生き物が入ってきた感じでした。
姉はかなり切れ長の目をしているのですが、その目が本当に怖かったを思い出せます。

姉は俺のベッドに手を掛けて布団の中に入ってきました。
で、俺の体のいろんな所を手でスリスリするのです。
俺は声にならない声を出していたのを覚えています。
「わわわ」「うわぁ」とか・・
完全に硬直(体が)していて、なすがままでしたが、姉が俺のパンツに手を掛けた瞬間、思わずバッと払いのけてしまいました。
姉はベッドから飛び降り何か言いました。何を言ったのかは今でもわかりません。
そしてまた四つんばいで自分の部屋(隣の部屋)に戻って行きました。

420: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/04 00:04
俺はすぐに部屋を出て母と父の寝室に飛び込んで「よ○ちゃんが裸で入ってきた・・」と言っていたようです。
母はすぐに姉の部屋に行ったのですが、俺と父は姉の部屋に入れてもらえませんでした。
たぶん姉が裸だったからだと思います。

それから数ヶ月間、姉と母は姿を消しました。
その間、父と俺は毎日外食ばかりしていたのを良く覚えています。
雪が降っているころ、姉と母が戻ってきましたが、父からは「あの時の話は一切するな」ときつく言われ、事情は何もわかりませんでした。
母は姉をいたわるようにしていましたし、姉はいつもの優しげな目でした。
数年前、こっそり姉にあの頃どこへ行っていたのか聞いたのですが、「ごめんね。言えんのよ・・」というばかりでした。

421: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/04 00:06
あれからかなりの時間が経ちましたが、うちの家ではタブーのような話になってまして、俺は何でタブーなのわからないまま黙っています。
それから、姉は幸せな結婚をしたのでホッとしています。
その後、あのような行動は無いようです。
あの女の子は何だったのか?関係あったのか?
姉はどこかの霊能者の所でお払いでもしてきたのかなぁ。とか思っていますが、数ヶ月は長いですよね・・

これが俺の中で最も理解不能な出来事です。
しょうもない話を読んでいただいた方、どうもありがとうございました。

422: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 00:14
いえいえ、ふしぎな話っす。

423: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 00:15
ほんと、不思議。
キツネ????

417: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 00:00
好き >>389

419: 389 ◆rPedsIhjYI 03/01/04 00:02
>>417
ありがとうございます

427: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 00:35
ハイレベルなお話ありがとう、お姉さんもお幸せに >>389

433: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 02:54
>>389
不思議感あふれる余韻を残す、すごく面白い話でした。
現代の秘境って感じ。
山中の*春って今でもやってるんでしょうか・・・。
行くつもりはないけど(W

467: 青田 ◆t291XhvMgA 03/01/07 13:22
>>389
お話、どうもありがとうございました。
非常に生々しい恐怖を味わわせて頂きました。
少女の生霊の仕業でしょうか。人間て怖いですね、本当に。
モノと化していた少女は389さんに見つめられて我に返ったの
かもしれませんね。それで「もうやめて!」って叫んで、混乱して、
ひょっとすると389さんに逆恨みすらして、やり場のない感情が生霊と
化したのかも。389さんとしたらあまりにも醜悪な光景に目をそむけること
ができなかったんですよね。「表の部屋でぐるぐる回る」描写が怖かったです。
どうかご家族仲良く、末永くお幸せに。

424: 視聴者 03/01/04 00:17
染み入ります。
俺より10も年上だったんですね。
すんません。
ちなみに今俺浪人中っす。
深い話を聞かせて頂いてありがとうございました。

425: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/04 00:22
滋賀県の北部か、
あの辺りで狐がついた場合、○○山で狐落としするんだよ。
君が山で見たのは、狐落としの儀式で、
君のお姉さんが行った場所も、狐落としの山さ。儀式を受けるためにね。









なんちゃって。

453: 超党派笑いの鉄拳 ◆UXUJJUbRMk 03/01/06 13:26
狂女という人形を思い出してちょっと不思議
な感じ。

455: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/01/06 13:53
青田さんいつもご苦労さまです。前スレからずっと読んでますが、389さんの話は
久々のヒット作でしたね。お化けだのユーレイだのというよりも自分の身近な人間
が突然おかしくなってしまう、この恐怖は耐えがたいものがありますね。私は
エクソシストを思い出してしまいました。

469: 青田 ◆t291XhvMgA 03/01/07 13:24
>>455
ええ、全く。とてつもない気味悪さと恐怖が混在したお話でした。
自分の身体を何者かに乗っ取られるなんて考えただけでも恐ろしいです。

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 コメント一覧 (4)

    • 1. 
    • 2022年03月14日 05:55
    • このコメントは削除されました。
    • 0
      occlut_soku

      occlut_soku

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    • 2. 
    • 2022年03月14日 08:12
    • このコメントは削除されました。
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      occlut_soku

      occlut_soku

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    • 3. 名無しのオカルト
    • 2022年03月14日 09:09
    • >>425の言う「◯◯山」が報告者の言う「◯◯山」と同じなら、報告者の姉は最初の女の子と同じように、ジジイたちにリンカンされてたってことだな。
      数ヶ月の間。
    • 0
      occlut_soku

      occlut_soku

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      • 4. 名無しのオカルト
      • 2022年03月15日 01:34
      • >>3
        まあ425は「なんちゃって」で締めてるから
        思いつきの○ロ話を書き込んでみた、てとこだろう
      • 0
        occlut_soku

        occlut_soku

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