【オカルト】谷川岳での忘れられない体験。前方にあったはずの地面が急に無くなり一歩進んだら死ぬ状態に。

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144: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 15:13:32.41 ID:hhv7/4tQ0
谷川岳の谷底


この大型連休中に「谷川岳」というワードを目にしたので、今でも忘れられない体験を投稿させていただきます。


あれは私が小学生の頃、両親と墓参りの帰りに谷川岳に行った時のことです。
東京から車で群馬の(母方の)祖父に会いに行き、祖母の仏壇に線香をあげたあと、その祖母が眠る霊園に寄り東京に帰るのがいつのも流れでした。
(群馬には私の母の姉2人がおり、祖父はそこの家族と一緒に行くことが多いからか「この前行ったからいい」と同伴する事は少なかった)

祖父に見送られ車で30分ほどの距離にある霊園での墓参りを終えたあと、私たち家族3人は谷川岳に寄ったのです。
群馬に行く日はテーマパークやバラ園的な場所に寄ってから帰ることがあり、その日に谷川岳へ行ったのも「群馬の観光地だから」程度の理由でしょう。

祖父宅に泊りで行った日だったのか、早朝に東京を出発した日帰りの日だったのかは覚えていませんが、谷川岳に着いたのはまだ日が高い時間帯のことでした。
谷川岳といっても本格的な登山ではなく、家族連れが短パンと運動靴で気軽に寄れるようなエリアです。
ロープウェイにも乗っておりません、駐車場から歩いて登っていける程度の場所です。

私は観光客をかきわけ、半ば単独行動気味に上へ向かっていました。
たまに振り返っては、父が母の手を取り後ろから歩いてくる姿を確認しながら。

少しすると、これ以上は上に行けないという広めの場所に出ました。
他の場所に比べたら標高は低いのでしょうが、いわゆる頂上です。

引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?362

オカ速おすすめ!

145: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 15:22:46.97 ID:hhv7/4tQ0
>>144
広さがあるとは言っても売店や展望台はなく、あとは引き返して帰るのみという場所。

昼間だったのに曇り空で薄暗く、それまでの道中より霧が濃かったです。
父が「山の天気は変わりやすい」なんて言っていたのを覚えています。

天気が良ければ眺めが良かったのでしょうが、霧のせいで景色は真っ白。
自分たちがいるその場所以外、他の山などは周囲に見えませんでした。

当時の私は、このような場所に来た経験がなかったため、目の前で霧が右から左に流れていく様を見て「雲に触れる~」と霧を手で掴もうと試みたものです。

登ったからには高さがあることは分かっています。
視界も悪く、流石にこの場所で調子に乗ってはマズいなと、はしゃがず大人しくしていました。

この場所ですることもない、あとは引き返して駐車場に戻るだけ。

そう思い歩いていると。
前方にあったはずの地面が、急に無くなったのです。

ここで一歩進んだら死ぬ、私はそんな崖に立っていました。

先ほどまで、自分の視界にはドッジボールが出来るほどの縦幅はあろう地面が広がっていたのに。
たまに霧が流れ視界が途切れるものの、地面および他の観光客の姿も見えていたのに、目の前が急に崖になったのです。

完全に奈落の底。
相当な高さの断崖絶壁が足元から下に伸びており、その先は雲だか霧だかで見えない。
それが絵本のようにクッションになるわけもなく、落ちたら絶対に助からない事は明白でした。

流石に小学生とはいえど、こんな危険な場所に立つ馬鹿はいないだろうという位置。

146: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 15:28:42.30 ID:hhv7/4tQ0
>>145
先ほどまで自分の目の前に広がっていた場所は何だったのか?
頭が真っ白になり動けず、足元もとい奈落の底から目を離すことが出来なくなっていました。

その断崖絶壁からは真横に数本の木々が伸びていました。
時計の針でいう3時の方向に樹木が伸びているのです。

方向感覚が90度ずれ、視界がゆがむ感覚。
自分が今いる場所が正しい面なのか、足元に広がる面が正しい面なのか。そんな不思議な感覚です。

子どもの私は、山だから真横に木が生えているのかな、なんて思ったものです。

そして。
その木々や岩肌をつたい、こちらによじ登ってくる影がいくつか見えたのです。
眼下、遠くに見えるとはいえ人にしては少し小さい、猿のような黒い影が。

灰色の断崖絶壁。
そこから垂直に伸びる白い樹木、そしてそのはるか下に広がる雲(霧)。
その中をユラユラとよじ登ってくる黒い影、この世の景色ではありませんでした。

147: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 16:09:59.03 ID:hhv7/4tQ0
>>145
ここにいたら、このままでは奴らの手が自分の足に届いてしまう。

ここから落ちたとして、数えるほどしか生えていない樹木に引っかかって助かる確率はゼロだろう。
真下に広がる崖底の雲の部分まで真っ逆さまだろうな。

そう考えるばかりで体が動かないのです。

そのあとの事はよく覚えていないのですが、ちゃんと両親と一緒に駐車場まで帰れました。
その場所の名が谷川岳だと知ったのは、私が成人してからのこと。
あの時のことが気になり、私が母に「小さい頃に群馬で行った霧が濃い山なんて言うの?」と聞いたからです。
そして昔の事件や、犠牲になられた方が世界で一番多い山だということを知りました。

あの場所で亡くなられた全ての方に、心からお悔やみ申しあげます。


谷川岳に限らず他にもエピソードがあるのですが、初投稿につき一度これにて失礼致します。

【オカルト】天気もよく爽やかな風。この山が七百人の命を呑み込んだ山ということをすっかり忘れていた…… | オカルト速報


152: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 19:44:20.38 ID:2Uwc9b+L0
>>147
たぶん昔だと「狐に化かされた」って言われるパターンだな

155: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 20:50:41.64 ID:9QMPKS8F0
>>147
まあ、山に行く時には眉に唾をぬっておくことだな

156: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 22:19:26.41 ID:u2IoJbI60
谷川岳の話は体験談ぽくて好きだけどな
狐って稲荷神社とか人を守ってくれるイメージしかないけど、一歩踏み外したらタヒぬような幻覚を無差別に見せるん?
谷川岳の滑落数ギネス最上級だけあって何かいるんじゃ?とは思ってしまう

172: 本当にあった怖い名無し 2021/05/06(木) 17:45:20.40 ID:bA8ZdQO00
>>156
谷川岳は観光地化しているところだけ見れば、ギネス級の死者数を不思議に思うのも当然です。
スキー場に行ったことある人なら、超常現象などなくても「一歩間違えれば死ぬ」とわかるかもしれませんが。
漫画「神々の山嶺」で「鬼スラ」と呼ばれている一ノ倉の第三スラブを見れば、そこを冬期登攀した人がいると言われても「嘘松乙」としか思えないほど過酷な環境です。
夏場であってもそのスラブにたどり着くまでが大変です。
さらに冬場は風や雪、氷に閉ざされているのですから。
このブログを見ても「この人たち頭のネジがないのでは?」と思いますよ。
chigasaki-mt.blogspot.com/2019/03/2019-32.html

176: 本当にあった怖い名無し 2021/05/06(木) 21:35:15.38 ID:iGAGQOTs0
>>149
俺は好きだった
またお願い

157: 本当にあった怖い名無し 2021/05/05(水) 22:39:52.97 ID:2Uwc9b+L0
山の中に明るい人家が見えたので行ってみようとしても、同行していた馬が動こうとしない
よく見てみると、人家などなく崖っぷちだった
これは狐に騙されたのだろう

という話は民話集でよく見るので、昔から同じような体験をする人は多かったんでしょう

160: 本当にあった怖い名無し 2021/05/06(木) 00:36:00.10 ID:3lpW3/dA0
>>157
ねずみの天ぷらを揚げれば、狐来るらしいぞ

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この記事へのコメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2021年07月15日 12:12
    • 谷川岳って下から見ても尾根沿いに登ってっても、開けたところに出てくるから大自然に吸い込まれる気分になるんだよな
      ちょっとした非日常っぽくて気分がよくなるんだけど、ふと体が傾いたらとか、後ろに倒れたらどうしよう、って怖い感覚に陥るときもあったわ
      あと、谷川岳の怖いところって、ロープウェイのおかげで誰でも途中まで登ってこれちゃうところだと思う
      シーズン中は薄着スリッパのガキとか、デート中のミニスカハイヒール女とか、あんまり体力なさそうな老人とかもうろうろしてるから、そういう人たちが登山道に入ってくるの見ると不安になる
    • 0
      occlut_soku

      occlut_soku

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    • 2. 名無しのオカルト
    • 2021年10月26日 08:03
    • 「ゆらゆらとよじ登って来る黒い影」がクライマックスになるように、ここを大きく書くべきだったかな
    • 0
      occlut_soku

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