【オカルト】ずっとヤバイ橋を渡って不可思議なことはこれだけ。クローゼットの中が……【怖い話】
774: 本当にあった怖い名無し 2021/09/04(土) 00:29:24.91 ID:zE+nEMKK0
これは自分の知人で、輸入雑貨の卸をしているSさんから聞いた話で、
ほぼ実話というか、聞いたとおりの内容です。
触れないほうがいいかとも思ったんですが、Sさんのひととなりを説明すると、
若いころは、あるところの正式な組員になってまして、
懲役、刑務所暮らしも経験しています。
今はカタギなんですけど、日本ではカラシ色のスーツに雪駄、金縁眼鏡で、
金のブレスをつけてます。ところが仕事で東南アジアに行ったときには、
地味な、どっから見ても現地の貧乏人という格好で、
髪も脂ぎった黒に染めなおして、すっかりまぎれ込んでしまってるんです。
学歴とかはわかりませんが、東南アジアの現地語を数か国語、
日常会話程度できます。自分とはインドネシアで知り合ったんです。
某国でのことです。午後から、Sさんは屋台に出かけ、
イスでココナッツミルクをアルコールで割ったものを飲んでいると、
通りでドガーンという音がして、ふり向いて見ると、通行人が宙に舞っていました。
せまい通りを無茶なスピードで飛ばしてきた車に轢かれたんですね。
その人は布のアーケドの上で一回バウンドし、さらに地面に落ちて激しく転がり、
やっと回転が止まってうつ伏せのままになりました。
血は流れていなかったんですが、ピクリとも動きません。30代くらいの男でした。
轢き逃げではなく、車は停まって(トヨタだったそうです)
小金持ちそうなやつが降りてきましたが、被害者を介抱するなどの
そぶりはまったく見せず、壁にもたれて携帯で話し始めました。
で、動き出したのは屋台村のSさんのそばで飲んでいたやつらです。
ほぼ実話というか、聞いたとおりの内容です。
触れないほうがいいかとも思ったんですが、Sさんのひととなりを説明すると、
若いころは、あるところの正式な組員になってまして、
懲役、刑務所暮らしも経験しています。
今はカタギなんですけど、日本ではカラシ色のスーツに雪駄、金縁眼鏡で、
金のブレスをつけてます。ところが仕事で東南アジアに行ったときには、
地味な、どっから見ても現地の貧乏人という格好で、
髪も脂ぎった黒に染めなおして、すっかりまぎれ込んでしまってるんです。
学歴とかはわかりませんが、東南アジアの現地語を数か国語、
日常会話程度できます。自分とはインドネシアで知り合ったんです。
某国でのことです。午後から、Sさんは屋台に出かけ、
イスでココナッツミルクをアルコールで割ったものを飲んでいると、
通りでドガーンという音がして、ふり向いて見ると、通行人が宙に舞っていました。
せまい通りを無茶なスピードで飛ばしてきた車に轢かれたんですね。
その人は布のアーケドの上で一回バウンドし、さらに地面に落ちて激しく転がり、
やっと回転が止まってうつ伏せのままになりました。
血は流れていなかったんですが、ピクリとも動きません。30代くらいの男でした。
轢き逃げではなく、車は停まって(トヨタだったそうです)
小金持ちそうなやつが降りてきましたが、被害者を介抱するなどの
そぶりはまったく見せず、壁にもたれて携帯で話し始めました。
で、動き出したのは屋台村のSさんのそばで飲んでいたやつらです。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?363
オカ速おすすめ!
775: 本当にあった怖い名無し 2021/09/04(土) 00:30:26.34 ID:zE+nEMKK0
倒れている人のところに数人が駆け寄ると、うつぶせのものを仰向けにし、
なおかつ一人が上半身を抱き起こし、揺さぶり始めました。
Sさんは、「あちゃー、あんだけ頭打ってるのに動かすなよ」と思いましたが、
そういうときはかかわらないことが最善の選択なので、
だまって見ていました。そしたら、白目を剥いている被害者に平手打ちをするわ、
無理やり口をこじ開けて水か酒!を飲ませようとするわで、
「こりゃ、黙ってれば助かるかもしれないものを、こいつらが殺してるよな」
と思ったそうです。ま、現地人は善意でやってたんでしょうけども。
そのうちに派手なマークの入った救急車が来ました。
が、救急隊員が降りてくる前に加害者の男が駆け寄って、
運転席に向かって何やら言い、救急車は引き返しちゃったんです。
これは、その救急車はおそらく目撃してた通行人が呼んだもので、
私設のというか、大病院に付属してて、契約者しか助けにこないやつ。
つまり有料だし、車体に入ったマークの高級病院に搬送されることになります。
加害者の男はそれを嫌って返したんでしょう。
それから10分ほど見ていても、警察も公営の救急車も到着せず、
その間、被害者はまったく動かず、加害者は見下ろしながら煙草を吸い出しました。
「これはアカンだろうな」さすがに胸が悪くなってきて、
Sさんはそこの屋台を離れて、もう一つ奥の通りに入って飲み直しました。
10時頃まで飲んで、そのとき根城にしてたビジネスホテルに戻りました。
安ホテルですが、これは有名な大ホテルであっても、従業員が
悪いやつと結託している場合もあるので、危険の度合いはそう変わりません。
なおかつ一人が上半身を抱き起こし、揺さぶり始めました。
Sさんは、「あちゃー、あんだけ頭打ってるのに動かすなよ」と思いましたが、
そういうときはかかわらないことが最善の選択なので、
だまって見ていました。そしたら、白目を剥いている被害者に平手打ちをするわ、
無理やり口をこじ開けて水か酒!を飲ませようとするわで、
「こりゃ、黙ってれば助かるかもしれないものを、こいつらが殺してるよな」
と思ったそうです。ま、現地人は善意でやってたんでしょうけども。
そのうちに派手なマークの入った救急車が来ました。
が、救急隊員が降りてくる前に加害者の男が駆け寄って、
運転席に向かって何やら言い、救急車は引き返しちゃったんです。
これは、その救急車はおそらく目撃してた通行人が呼んだもので、
私設のというか、大病院に付属してて、契約者しか助けにこないやつ。
つまり有料だし、車体に入ったマークの高級病院に搬送されることになります。
加害者の男はそれを嫌って返したんでしょう。
それから10分ほど見ていても、警察も公営の救急車も到着せず、
その間、被害者はまったく動かず、加害者は見下ろしながら煙草を吸い出しました。
「これはアカンだろうな」さすがに胸が悪くなってきて、
Sさんはそこの屋台を離れて、もう一つ奥の通りに入って飲み直しました。
10時頃まで飲んで、そのとき根城にしてたビジネスホテルに戻りました。
安ホテルですが、これは有名な大ホテルであっても、従業員が
悪いやつと結託している場合もあるので、危険の度合いはそう変わりません。
776: 本当にあった怖い名無し 2021/09/04(土) 00:31:27.36 ID:zE+nEMKK0
Sさんは貧乏旅行者を装って、あらゆることを値切ったりして、
悪いやつにマークされないようにしてたんです。
それと、2日か3日かでホテルも変えていました。
さらにベッドの下には、知人宅に預けてあった、その国では非常に珍しい、
(野球をやる人は超希少)ケース入りの金属バットを転がしておきまして。
何かあったらそれでぶん殴ろうというわけです。
鍵をかけた上に、ドアの前に旅行バックを置いて、12時過ぎに寝たんですが、
夜中に目が覚めて、そしたら体が動かなかったそうです。最初に考えたのは、
縛りあげられたとか、クスリを飲まされたってことですが、
そのわりには体は痛くない。薄目が開いて、電気はつけっぱなしに
してたので自分の体が見えましたが、おかしな様子はない。
それで、「これは金縛りというやつか?」と初めて考えがいきました。
それまで経験したことはなかったそうです。とにかく指先に少しずつ力を入れて、
なんとか脱出しようとしていると、
足元のほうのクローゼットの中がカタカタいい始めました。
それでも、「幽霊だったら怖くはない。何にもできねえからな」と言ってました。
むしろ、隣の部屋とかから穴を開けて侵入されることを怖れてたそうです。
ま、そのくらいでないと東南アジアを渡り歩くのはできませんが。
やがて、両開きのクローゼットがバーンと開いて、
中にはSさんの上着しかかかっていないのが見えました。
扉はバタンバタン、バタンバタン、何度も何度も強く開閉して、
Sさんのほうに風が漂ってきたそうです。生臭い血のニオイがしました。
悪いやつにマークされないようにしてたんです。
それと、2日か3日かでホテルも変えていました。
さらにベッドの下には、知人宅に預けてあった、その国では非常に珍しい、
(野球をやる人は超希少)ケース入りの金属バットを転がしておきまして。
何かあったらそれでぶん殴ろうというわけです。
鍵をかけた上に、ドアの前に旅行バックを置いて、12時過ぎに寝たんですが、
夜中に目が覚めて、そしたら体が動かなかったそうです。最初に考えたのは、
縛りあげられたとか、クスリを飲まされたってことですが、
そのわりには体は痛くない。薄目が開いて、電気はつけっぱなしに
してたので自分の体が見えましたが、おかしな様子はない。
それで、「これは金縛りというやつか?」と初めて考えがいきました。
それまで経験したことはなかったそうです。とにかく指先に少しずつ力を入れて、
なんとか脱出しようとしていると、
足元のほうのクローゼットの中がカタカタいい始めました。
それでも、「幽霊だったら怖くはない。何にもできねえからな」と言ってました。
むしろ、隣の部屋とかから穴を開けて侵入されることを怖れてたそうです。
ま、そのくらいでないと東南アジアを渡り歩くのはできませんが。
やがて、両開きのクローゼットがバーンと開いて、
中にはSさんの上着しかかかっていないのが見えました。
扉はバタンバタン、バタンバタン、何度も何度も強く開閉して、
Sさんのほうに風が漂ってきたそうです。生臭い血のニオイがしました。
777: 本当にあった怖い名無し 2021/09/04(土) 00:33:04.00 ID:zE+nEMKK0
「あ、もしかしてさっきの事故のやつか。血は出てなかったけどな」と
思いましたが、Sさんには恨まれる心あたりはまったくなかったので、心の中で、
「俺は何の関係もねえだろ、車のやつと介抱した野次馬を恨めよ。俺、関係ナシ」
こう何度も唱えました。体はやっと指が動き始め、右手の肘も曲げることができた
そうです。Sさんは「これはもしや、昔の組時代の俺を恨んでるやつかもしれない」
そうも考えたので「ありゃしかたねえことだった。お互い様で恨むのは筋違い」
そのうち、体が動く感じがしたので、
「俺を舐めるな、クソ野郎!!」と絶叫してベッドの上に跳ね起きました。
そのとたん、クローゼットの扉がバターンと閉まりました。
Sさんはベッドの下から金属バットを引っ張りだすと、
持ったままクローゼットを開けて中を確かめ、
そのときは何もおかしな物は見つからなかったので、クローゼットの前で、
「舐めるんじゃねえ、コノヤロウ!」と叫びながら、
何度も何度もバットを振り回したそうです。そのうちに、
他の部屋から苦情がいったのか、従業員が来まして、Sさんは着替えて
ホテルのロビーに行き、そこで朝まで過ごしたということでした。で、8時ころに
チェックアウトしたんですが、そのときクローゼットをしっかり調べると、
一番下の引き出しに、ホコリにくるまった小さな頭蓋骨、たぶんネズミの仔のもの、
があったそうです。結局、クローゼットが夜中に開閉した原因はわからずじまいでした。
こういう話を聞かされまして、Sさんは、「ずっとヤバイ橋を渡って、
海外も何度も行って、不可思議なことはこれだけ。やっぱホテルの客か従業員が、
何かたくらんでた可能性が一番高いよな」と言ってました。
終わり
思いましたが、Sさんには恨まれる心あたりはまったくなかったので、心の中で、
「俺は何の関係もねえだろ、車のやつと介抱した野次馬を恨めよ。俺、関係ナシ」
こう何度も唱えました。体はやっと指が動き始め、右手の肘も曲げることができた
そうです。Sさんは「これはもしや、昔の組時代の俺を恨んでるやつかもしれない」
そうも考えたので「ありゃしかたねえことだった。お互い様で恨むのは筋違い」
そのうち、体が動く感じがしたので、
「俺を舐めるな、クソ野郎!!」と絶叫してベッドの上に跳ね起きました。
そのとたん、クローゼットの扉がバターンと閉まりました。
Sさんはベッドの下から金属バットを引っ張りだすと、
持ったままクローゼットを開けて中を確かめ、
そのときは何もおかしな物は見つからなかったので、クローゼットの前で、
「舐めるんじゃねえ、コノヤロウ!」と叫びながら、
何度も何度もバットを振り回したそうです。そのうちに、
他の部屋から苦情がいったのか、従業員が来まして、Sさんは着替えて
ホテルのロビーに行き、そこで朝まで過ごしたということでした。で、8時ころに
チェックアウトしたんですが、そのときクローゼットをしっかり調べると、
一番下の引き出しに、ホコリにくるまった小さな頭蓋骨、たぶんネズミの仔のもの、
があったそうです。結局、クローゼットが夜中に開閉した原因はわからずじまいでした。
こういう話を聞かされまして、Sさんは、「ずっとヤバイ橋を渡って、
海外も何度も行って、不可思議なことはこれだけ。やっぱホテルの客か従業員が、
何かたくらんでた可能性が一番高いよな」と言ってました。
終わり
815: 本当にあった怖い名無し 2021/09/05(日) 15:29:30.95 ID:V0NWOjGa0
>>773
ナイス。
ナイス。
この記事へのコメント
コメント一覧 (2)
occlut_soku
が
しました
同じく東南アジア。
倒れてる交通事故の怪我人を
周囲の野次馬が雑で無知な素人の介抱をしてるところに居合わせて「見てられない。トドメを刺してる」と言ったほど。
occlut_soku
が
しました
コメントする