【オカルト】『遠野物語』に登場する一本足の怪物「三面大黒」がまた面白い奴で、コイツは元々人間の山師だったという。
引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part48∧∧
425: 1/2 2009/12/29(火) 13:10:20 ID:k+zMOZsg0
『遠野物語』に登場する霊峰・早池峰山の主は女神だが、実質お山を取り仕切っているのは怪物だという
んでこの怪物というのが面白い奴で、顔が三つあり、一本足のデカい怪物、通称「三面大黒」なんだそうだ
個人的にはこいつもヤマノケもイッポンダタラの類ではないかと思っている
昔遠野周辺では金山が非常に賑わっていて、そこで産出された金は奥州藤原氏の建てた
中尊寺金色堂にも使われたらしい。北上山地はとにかく鉱物資源が豊富で、北上山地を越えれば
日本有数の鉄鉱山である釜石鉱山もある。この釜石鉱山では餅鉄という非常に良質な鉄が採れ、
日本初の反射炉による近代製鉄もここで行われた
で、このイッポンダタラという化け物だが、これは元々山師だったらしい
んでこの怪物というのが面白い奴で、顔が三つあり、一本足のデカい怪物、通称「三面大黒」なんだそうだ
個人的にはこいつもヤマノケもイッポンダタラの類ではないかと思っている
昔遠野周辺では金山が非常に賑わっていて、そこで産出された金は奥州藤原氏の建てた
中尊寺金色堂にも使われたらしい。北上山地はとにかく鉱物資源が豊富で、北上山地を越えれば
日本有数の鉄鉱山である釜石鉱山もある。この釜石鉱山では餅鉄という非常に良質な鉄が採れ、
日本初の反射炉による近代製鉄もここで行われた
で、このイッポンダタラという化け物だが、これは元々山師だったらしい
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コイツが一つ目なのは、長年熱く焼けた鉄を見るうちに片目が潰れたからだという
コイツが一本足なのは、鉄に風を送るふいごを踏み続けて片足が腐ってしまったからだという
まぁコイツが件の話のように人に取り憑くかは知らんし、コイツが製鉄に携わる山師だったと言う話も、
元々そういう異様な姿だったのに後から人々が理由をつけただけかもしれん
ちなみに、コイツは今も全国に居て、最近でも田んぼに残った足跡が発見されて話題になったりしてるらしい
遠野物語によるとこの主とやらは人のモチや酒を勝手に飲み食いするだけで特に御利益みたいなもんはない
コイツが一本足なのは、鉄に風を送るふいごを踏み続けて片足が腐ってしまったからだという
まぁコイツが件の話のように人に取り憑くかは知らんし、コイツが製鉄に携わる山師だったと言う話も、
元々そういう異様な姿だったのに後から人々が理由をつけただけかもしれん
ちなみに、コイツは今も全国に居て、最近でも田んぼに残った足跡が発見されて話題になったりしてるらしい
遠野物語によるとこの主とやらは人のモチや酒を勝手に飲み食いするだけで特に御利益みたいなもんはない
427: 2/2 2009/12/29(火) 13:12:28 ID:k+zMOZsg0
で、この怪物の話はわが町にもよく似たようなのが伝わっている
わが町の伝承によると、この怪物は頭のてっぺんに口があるそうで、正体は山姥だという
ある夜、ある寺の和尚が囲炉裏でモチを焼いてると、こいつが来て片っ端からモチを食ってしまった
その怪物はそれから毎夜毎夜現れるようになり、勝手にモチを食うわ恐ろしいやらでかなわない
そこで和尚が一計を案じて、白いゴマ石をモチみたいに囲炉裏で焼き、徳利には酒の代わりに油を入れておいた
んで、その日もこの「主」とやらが来て、ゴマ石をモチだと思って頭の口から食ってしまった
和尚がすかさず酒を薦めると、口の中で油が発火し、この化け物は悲鳴を上げて寺を飛び出していった
しかし、内臓を悉く焼かれたこの化け物も巣には帰りつけず、ついに道端で力尽きた
で、天日に炙られてこの化け物の死体が腐敗し、物凄い異臭を放つようになった
で、ケガレを嫌う早池峰の主が洪水を起こしてこの化け物の死体を押し流してしまった
この洪水は麓の町をも綺麗さっぱり洗い流し、化け物の死体もバラバラになってどこかへ流れていった
この洪水の時、荒れ狂う泥水の中を、白いお髭の老人が流される家屋の上に泰然と座り、流されていったという
んで、後にこの白い髭の老人はここらの神様であろうといって、それ以来北上川の洪水を白髭水と呼ぶようになった
わが町の伝承によると、この怪物は頭のてっぺんに口があるそうで、正体は山姥だという
ある夜、ある寺の和尚が囲炉裏でモチを焼いてると、こいつが来て片っ端からモチを食ってしまった
その怪物はそれから毎夜毎夜現れるようになり、勝手にモチを食うわ恐ろしいやらでかなわない
そこで和尚が一計を案じて、白いゴマ石をモチみたいに囲炉裏で焼き、徳利には酒の代わりに油を入れておいた
んで、その日もこの「主」とやらが来て、ゴマ石をモチだと思って頭の口から食ってしまった
和尚がすかさず酒を薦めると、口の中で油が発火し、この化け物は悲鳴を上げて寺を飛び出していった
しかし、内臓を悉く焼かれたこの化け物も巣には帰りつけず、ついに道端で力尽きた
で、天日に炙られてこの化け物の死体が腐敗し、物凄い異臭を放つようになった
で、ケガレを嫌う早池峰の主が洪水を起こしてこの化け物の死体を押し流してしまった
この洪水は麓の町をも綺麗さっぱり洗い流し、化け物の死体もバラバラになってどこかへ流れていった
この洪水の時、荒れ狂う泥水の中を、白いお髭の老人が流される家屋の上に泰然と座り、流されていったという
んで、後にこの白い髭の老人はここらの神様であろうといって、それ以来北上川の洪水を白髭水と呼ぶようになった
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