【怖い話】深夜2時、夜食を買って自宅に到着すると、何故か前方を走っていた車も停車し、ドライバーがこちらに向かってきたんだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

引用元: ・ほんのりと恐い話スレ、その5~~

590: とおりすがり 02/05/31 19:00
リアル工房の頃の話。深夜二時頃までテスト勉強をしていたのだが、小腹が減ってきた。
持ち帰った仕事を丁度一段落つけたところの母親に車を出してもらい、コンビニに逝った。
その帰り道。私の住んでいるところは田舎なので、普段ならその時間帯には車など殆ど走っていない。
しかし、前方には赤く光るテールライトが。左折するようだ。私達の行く方向と同じ方向だ。

なんとなく気になってその車の行方を目で追っていると、その車は徐々にスピードをおとしていく。
その辺りから私の自宅までは一本道。
私たちが自宅に到着し、停車した時には、その車は私達の乗る車のほんの数メートル先にいた。
「なんやこのくるま…?」不審がる私と母の目前で、その車も停車。
ガチャリとドアが開き、ドライバーが降りてきた。そのまま私達の方へ歩いてくる。 

オカ速おすすめ!

玄関灯の明かりに照らし出されたのは、普通のサラリーマン。「すいませんけど…」声をかけてきた。 
母「なんでしょう?」(警戒心まるだし) 
リーマン「あの…○○○○山の登山口って、どこですかね?」 
はぁ?と思わず聞き返しそうになってしまった。その山とは県内でも有数の高い山で、 
春先から夏、秋の終わり頃にかけて、県内のプチ登山家は勿論、県外からの観光客も多く訪れる。 
しかし今は真冬、しかも夜中の二時過ぎである。その場で口にこそ出さなかったものの、 
私と母の意見が「こいつなんかやばいわ」という所で一致したのは間違いない。 
とりあえず気持ち悪い、早く立ち去ってくれという思いで、早口で道を教えると、 
その男性は礼儀正しく「ありがとうございました」と一礼してから車に乗り込み、去っていった。 
登山口の方向へ消え去る赤いテールランプを見ながら、母が一言。 
「タラオ(仮名)…、あんた車のナンバー控えたか?」 

翌日から一週間ほど、新聞やテレビのローカルニュースに注意を払っていたのだが、 
【○○○○山で遺体発見】などというニュースが流れることもなかった。 
「あの人なんやったんやろなあ」私と母の間でそんな会話が交わされることも、少なくなっていった。 
ただ、電話機の横にかけてあった『大事なことメモアンド伝言板』(ようするによくあるホワイトボード) 
の片隅に書きなぐられたその車のナンバーが、いつまでも残っていたのを憶えている。 
それもいつしか薄れて消えてしまったが。

このエントリーをはてなブックマークに追加

オカルト速報特選!

PICKUP!

この記事へのコメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. 名無しのオカルト
    • 2016年06月25日 21:07
    • オチはないんですね
    • 2. 名無しのオカルト
    • 2016年06月25日 22:53
    • 登山口へ向かう途中のどこかで誰かと待ち合わせしていた可能性もあるわけで・・・。
    • 3. 名無しのオカルト
    • 2016年07月19日 14:39
    • 俺もどっかでオカルト扱いされてんのかもな

コメントする

コメントフォーム
記事の評価
  • リセット
  • リセット

ギャラリー
  • 【オカルト談義】まさか矢追純一と大槻教授のバトルで矢追純一が勝つとは思ってもいなかった
  • 【オカルト談義】本当は怖い?? スピリチュアル。あるスピリチュアル会社を調べたら出るわ出るわ……
  • 【オカルト談義】みんなが信じていたUMAの思い出『正体が虫って……』『蛇か猫か』『チュパカブラというネーミングセンス』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
  • 【画像あり】昭和のオカルト・超常現象の思い出 『開運・強化グッズ』『Mr.マリック』『バミューダトライアングルの謎と真実』
最新コメント
オススメ記事(外部サイト)
お問い合わせ
オカルト速報へのお問い合わせはこちらのフォームからお願い致します。
スポンサードリンク
記事検索
タグ絞り込み検索
アーカイブ
RSS & ソーシャルリンク

オカルト速報RSS オカルト速報Twitter

スポンサードリンク