門に入るとき、ちらっと光を見るとまるでそれに合わせたかのようにスーッと上空に消えていったという。

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570: 本当にあった怖い名無し 2011/08/08(月) 00:05:30.93 ID:1KMGG1yi0

もう二十年以上も前か、小学生の時、朝食の席で興奮気味の親父からこんな話を聞かされた。
親父は前夜に会社の同僚と飲み、ほろ酔いで駅から歩いて帰宅していたとか。
途中、商店街を抜けた先に、屋台の提灯が見えた。
ラーメンの屋台かな、一杯いただくか、と早足で近づくが、いくら歩いても提灯の灯りとの距離が縮まらない。
おかしいなと思い始めたころ、やっと灯りに追い付いた。
そこには屋台などなく、小さな灯りがポワッと宙に浮いていた。
親父は何を思ったか、その灯りをつかもうと手を伸ばすと、灯りはスーッと空に向かって飛び、そのまま消えてしまった。
親父は子供向けの怪談本の本所七不思議の稿を引っ張り出し、
「これだ、これと同じなんだよ!」と言っていた。
母なんか
「酒の飲みすぎでイカれたな、、もううちもダメかもね」
なんて呆れながら聞いていた。


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俺は今の今までそんな与太話はすっかり忘れていたが、
最近近所の同級生と飲んだとき、同じような話を聞き、驚いた。
つい最近、同級生はやはり夜中に商店街を歩いていたのだが、まっすぐ先に提灯のような灯りを見つけ、
今どき屋台か、珍しいな
なんて思いながら歩き進めたが、いくら歩いても灯りに近づくことはできなかった。
不気味に思い道を変え、曲がり角を曲がったら、
なんと曲がった先にも同じような距離感でその灯りが浮いていたとか。
結局家に帰りつくまでその灯りは同じ距離を保って見えていた。
門に入るとき、ちらっと光を見るとまるでそれに合わせたかのようにスーッと上空に消えていったという。
この話を親父にしたら、ドヤ顔で
「だから言ったろう!この辺にはああいうのがいるんだよ!あの時の話しは本当だったんだよ!」
と興奮しながら満足げに当時と同じ話をしてくれた。


引用元 : 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?275


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