• 新着記事を読み込んでいます…
  • 新着記事を読み込んでいます…
怖い話

【怖い話】うちの祖父は太平洋戦争で従軍する医者だった。そこで体験した現地民と日本兵に起こった怖い話

編集・公開: オカルト速報
  • 新着記事を読み込んでいます…
  • 新着記事を読み込んでいます…

引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その36

188: 本当にあった怖い名無し 2006/12/31(日) 17:00:58 ID:51fGwKso0
うちの祖父ちゃんは、もう亡くなったけど、医者で
太平洋戦争の時は、若かったから(24歳くらい?)「軍医」という
わけではなかったけど、従軍して東南アジア(のほう)に行ったらしい。
もちろん、おもな仕事は兵隊の健康管理や、負傷兵の治療で、「少ない
医者だったから、みんな大切にしてくれたよ(本人談)」らしく鉄砲
撃ったり、塹壕掘ったりはしなかったって。

終戦後は専門が皮膚科だったから、最初は総合病院で勤務して、
あとは地方都市で皮膚科を開業してた。
俺の記憶にあるのは、この皮膚科を開業している頃からのじいちゃん
だけど、たまにk察に頼まれて、変死の検視とか行ってた。 
皮膚科の医者が、検視なんて、変な感じがしたけど、じいちゃんに 
聞いたら「ん? 戦争に行ったとき、殺されたり、病気で死んだり 
なんていう死体は沢山見たから、じいちゃんでも大丈夫なんだ」とか 
笑いながら言ってた。 

俺はじいちゃんに可愛がられてたから、じいちゃんは、俺に戦争 
の話とか、戦争に行く前の田舎での話とか、検視にいったときの 
話とかいろんな話をしてくれた。 
ほとんどは、ローティーンを楽しませるような、冒険話とか、 
東南アジアでの土産話みたいな話だったけど、、その中には、 
あんまり笑えないような、怖い話もあった。

189: 188 2006/12/31(日) 17:03:40 ID:51fGwKso0
祖父ちゃんが戦争で南方に行ったときは、もう従軍慰安婦みたい
なのはあって、日本兵と相手にする女の子が駐屯地に出入りして
たって。 そういう女の子の中には、「もとからそれを商売にして
いるのもいたし、兵隊が来てから商売をはじめたのもいる」って
祖父ちゃんは言ってた。

祖父ちゃんの話だと、少し前マスコミが騒いでいたような「強制
的に連れてきて、奴隷のように相手をさせる」ようなのは見たことが
無いって言ってた。
「今の軍隊と違ってな、こっちだって強力な武器とか、土人を絶対に
服従させるような力なんてないんだよ。 本土にいるわけでもないん
だし土人と仲良くやってかなきゃ、そのうち暗闇のなか、大なたで
バッカりやられるんだよ」ということらしい。

そんな感じだったようなので、兵隊の中には、基地にくる女の子に熱
を上げて、基地の外で会うような人もいたらしい。
祖父ちゃんの知り合いの兵隊でマツダっていう人も、そういう女の子
に惚れた。 小柄で肉付きはあまり良くなかったけど、目の大きな
青い首飾りをした可愛い女の子だったって。
相手もまんざらじゃなく、マツダさんは「戦争が終わったら、日本に
連れて行く」って本気で思ってたし、周囲にもそう話してた。

スポンサーリンク
190: 188 2006/12/31(日) 17:07:35 ID:51fGwKso0
そのマツダさんが戦闘で脚に大ケガをして、祖父ちゃんが治療した。
傷口が化膿して、一時は命も危なかったものの、1ヶ月もすると、自力
で歩けるまで回復した。その間、女の子は付きっきりで看病した。
だけど、マツダさんの脚には障害が残ってしまい、このまま戦闘に参加は
出来なくなった。
結局、マツダさんは内地に配転ということになった。

で、いざマツダさんが本土に帰ろうとするとき、やはり女の子のこと
が問題になった。
実は、マツダさんには、日本に奥さんがいて、とても女の子を日本に
連れて帰るような状況ではなかった。
女の子は凄く怒って、悲しんで、マツダさんや祖父ちゃんに日本につれ
てってもらえるように頼んだけど、悪いのがマツダさんだったとはいえ、
結局は無理な相談だった。

そんなごたごたのなか、祖父ちゃんの助手をしてた、現地人の老人が祖父
ちゃんに「先生、これは秘密だけど聞いてくれ。 あの女を連れて行かな
いのなら、マツダさんは、あの女を殺すべきだ」と言った。
祖父ちゃんは、助手の老人がなんでそんなこと言うのか怪訝に思ったけど、
老人は、何故殺すべきなのかは、頑として話さなかった。
祖父ちゃんは「愛し合っている者の間を引き裂くということは、そのくらい
酷いことなのだよ」という意味の警告だろうな、と思ったって。

191: 188 2006/12/31(日) 17:13:27 ID:51fGwKso0
マツダさんは、そのまま本土に帰り、祖父ちゃんは引き続き、駐屯地の医者
をしてた。 女の子とマツダさんは「今は、違う国に生まれたけど、生まれ
変わったら、必ず夫婦になろう」と約束して別れたようだった。
女の子は、マツダさんと付き合うようになってから、駐屯地で
客は取らなくなってたけど、マツダさんが本土に帰ってからも、駐屯地には
こなかった。 祖父ちゃんは、老人の「殺すべきだ」って話も気になって、
1ヶ月くらいして、マツダさんが通ってた女の子の家まで行ってみた。

粗末な作りの家だったけど、もうそこに女の子は住んでいなく、別のそういう
商売の女が住んでいた。 その女の話では、1ヶ月前、兵隊が帰ったすぐ後に
女の子は自殺したとのことだった。
祖父ちゃんは、助手の老人が言っていたのはこのことか、って思って、
凄く後悔するのと、はっきり言わなかった老人への怒りがない交ぜに
なって、診療所に帰ると、そのことを助手の老人に問いただした。

スポンサーリンク
192: 188 2006/12/31(日) 17:16:09 ID:51fGwKso0
老人は祖父ちゃんに何度も詫びながら「まさか、あの娘が死ぬとは思いません
でした。私が心配したのは、マツダさんのことなのです」と話をした。
祖父ちゃんは、マツダが心配される理由がわからずに、老人の話を聞いた。
老人の話では、あの女の子は、今で言うベトナムの山間部の出身者なのだ
そうだ。 首に付けていた青い首飾りは、その地方独特の物だという。

そして、その地方の娘は「1枚呑み込めば死ぬ」と言われる毒樹の葉を必ず
3枚身につけていて、2枚は自決用に、1枚は、特に女性が自分を辱めた男
に復讐するために使うということだった。 このことを出身が近い助手の老人
はたまたま知っていた。 

「だから私は、マツダさんがあの娘を連れて帰るのでなければ、殺すべきだ
という意味で言ったのです」と助手の老人は祖父ちゃんに説明した。
その話を聞いて、祖父ちゃんはあわてて日本に手紙を書いたって。
でも、終戦まで返事はこなかった。
戦争が終わって、1年位して復員した後、祖父ちゃんはマツダさんの所を
尋ねたら、マツダさんは奥さんの所に帰る前に、九州の方の基地で、終戦
前に急死していた。
奥さんが同僚から聞いた話だと、マツダさんは体調を崩して、自分でもって
いた薬を飲んだ後、崩れるように倒れて、そのまま亡くなったとのことだった。

193: 188 2006/12/31(日) 17:21:23 ID:51fGwKso0
祖父ちゃんは医者だったから、成分を抽出したわけでもない毒樹の葉で
そんなに急激に人が死ぬわけない、って思ってたから、このマツダさんの
死についても、偶然だって、ず~っと思ってたってさ。
それに、祖父ちゃんから見ても、あの女の子は、マツダさんを欺いて、
毒を渡したりするような人間には見えなかったって。

でも、ベトナム戦争の時、ホーチミンが「米兵に辱めを受けそうになった
時、隠し持っていた毒樹の葉で自決した」少女の話を、プロパガンダとし
て使っているのを聞いた祖父ちゃんは、自分の考えに自信を持てなくなった
と言っていた。

俺に、この話をして、祖父ちゃんは「まぁ、女の恨みは怖いってことだな」
って笑った言った後、
「たとえ、奥さんがいなくても、当時の日本に第三国人を入国
させるなんて、マツダの階級じゃ無理だったよ。 それなのにあんな
約束をして…、マツダは無責任だったな。でも、南方での毎日のつらさ
を考えたら、そうやって女の子に嘘ついて、相手を喜ばせて、自分を
励まさなきゃ、マツダはやってられなかったのかもな」って言ってた。

194: 188 2006/12/31(日) 17:25:33 ID:51fGwKso0
祖父ちゃんの話は以上です。

195: 本当にあった怖い名無し 2006/12/31(日) 17:32:26 ID:7iEHxOLHO
怖いというよりもなんか切なくなった…

199: 本当にあった怖い名無し 2006/12/31(日) 18:25:15 ID:FhOa2np00
二人とも生まれ変われたのかな

201: 188 2006/12/31(日) 20:16:55 ID:8ZbE8GhWO
皆さん、目を通してもらってサンクスです。
この話を祖父ちゃんに聞いたときは、中2くらいだったから、
また戦争の話だって思って聞いてました。

今回話にまとめる過程で、再度よく考えてみたら、なんか怖いけど、切なかったりもするなー なんて…

コメント

コメントを読み込んでいます…