引用元: ・ほんのりと怖い話スレ その47
747: 車座1/3 2008/04/15(火) 01:39:41 ID:ZENPge5E0
以前、一度だけ書き込んだ事があるのだが、俺の婆ちゃんの家と言うのが
それはそれは"らしい"家だった。
俺自身、仏間の隣の部屋で寝ていたら、夜中に見知らぬ誰かに寝顔を覗き込まれると言う
経験をした事があり、翌朝、婆ちゃんにその事を報告すると「ああ。来てたんやねえ」と、
訳知り顔で頷かれた事を今でも覚えている。
そんな摩訶不思議な家であるのだが、どうやらそういう経験をしていたのは、俺だけではなかったらしい。
まだ俺が小学校低学年であった頃、既に中学生であった五つ上の兄は一人で婆ちゃんの家に
泊まった事があったそうだ。
それはそれは"らしい"家だった。
俺自身、仏間の隣の部屋で寝ていたら、夜中に見知らぬ誰かに寝顔を覗き込まれると言う
経験をした事があり、翌朝、婆ちゃんにその事を報告すると「ああ。来てたんやねえ」と、
訳知り顔で頷かれた事を今でも覚えている。
そんな摩訶不思議な家であるのだが、どうやらそういう経験をしていたのは、俺だけではなかったらしい。
まだ俺が小学校低学年であった頃、既に中学生であった五つ上の兄は一人で婆ちゃんの家に
泊まった事があったそうだ。
家族で泊まるときは、件の仏間に布団を並べるのだが、やはり一人であの部屋に泊まるのは
なかなかに勇気がいるらしく、兄もまた数年後の俺と同じように、仏間の隣の部屋で眠ったそうだ。
寝つきが良く、一度眠ると基本的に朝までぐっすりである筈の兄ではあるのだが、
その日だけは、何故か夜中に目が覚めてしまったそうだ。
どうして自分がこんな時間に起きてしまったのだろうと訝しがっていると、ふと隣の部屋に
気配のようなものを感じたそうだ。
隣の部屋――つまりは仏間だ。婆ちゃんの爺ちゃんもこの部屋で眠ることはなく、夜中になると
基本的に無人になる。
なかなかに勇気がいるらしく、兄もまた数年後の俺と同じように、仏間の隣の部屋で眠ったそうだ。
寝つきが良く、一度眠ると基本的に朝までぐっすりである筈の兄ではあるのだが、
その日だけは、何故か夜中に目が覚めてしまったそうだ。
どうして自分がこんな時間に起きてしまったのだろうと訝しがっていると、ふと隣の部屋に
気配のようなものを感じたそうだ。
隣の部屋――つまりは仏間だ。婆ちゃんの爺ちゃんもこの部屋で眠ることはなく、夜中になると
基本的に無人になる。
748: 車座2/3 2008/04/15(火) 01:40:34 ID:ZENPge5E0
だと言うのに、そこには確かに何らかの気配があり、更に集中してみると、ひそひそと何かが
囁き合っているような声が聞こえている事に気付いたらしい。しかも、一人や二人のものではなかったと言う。
流石に不気味に思った兄だったが、元来、好奇心も人一倍強く、その正体を確認してやろうと言う気分に
なってきたらしく、声のする方にそっと近づくと、襖に手をかけてそっと中を覗き込んでみたらしい。
中の様子を覗き込み、兄はその場で固まってしまったそうだ。
この家には元々、婆ちゃんと爺ちゃんの二人しかいない筈である。
だと言うのに、仏間には六人か七人くらいの人影あり、それらが車座に並びながら
額を突き合わせて、ひそひそと何かを喋りあっているらしい。
薄暗くてよく分からないが、殆どが爺ちゃんや婆ちゃんと同じくらいの歳の老人で
全員が全員、黒っぽい着物に身を包んでいたらしい。
その光景が余りにも異様だったので、思わず息を飲んだ。すると、それが聞こえたのか
ひそひそと言う話し声がぴたりと止んだそうだ。
ヤバイ・・・と、思っていると、それまで車座の中心を向いていた顔が、ぬうっと兄の方を向く
表情はまったく分からなかったが、無性に生気が無い感じだったと言う。
彼らはそのまま、まったく動かない。兄は兄でどうして良いのか分からず戸惑っている。
すると、
囁き合っているような声が聞こえている事に気付いたらしい。しかも、一人や二人のものではなかったと言う。
流石に不気味に思った兄だったが、元来、好奇心も人一倍強く、その正体を確認してやろうと言う気分に
なってきたらしく、声のする方にそっと近づくと、襖に手をかけてそっと中を覗き込んでみたらしい。
中の様子を覗き込み、兄はその場で固まってしまったそうだ。
この家には元々、婆ちゃんと爺ちゃんの二人しかいない筈である。
だと言うのに、仏間には六人か七人くらいの人影あり、それらが車座に並びながら
額を突き合わせて、ひそひそと何かを喋りあっているらしい。
薄暗くてよく分からないが、殆どが爺ちゃんや婆ちゃんと同じくらいの歳の老人で
全員が全員、黒っぽい着物に身を包んでいたらしい。
その光景が余りにも異様だったので、思わず息を飲んだ。すると、それが聞こえたのか
ひそひそと言う話し声がぴたりと止んだそうだ。
ヤバイ・・・と、思っていると、それまで車座の中心を向いていた顔が、ぬうっと兄の方を向く
表情はまったく分からなかったが、無性に生気が無い感じだったと言う。
彼らはそのまま、まったく動かない。兄は兄でどうして良いのか分からず戸惑っている。
すると、
スポンサーリンク
749: 車座3/3 2008/04/15(火) 01:41:09 ID:ZENPge5E0
ずっと擦り付けるような音とともに、車座の中の一人が立ち上がった。
そしてそのまま足を引きずるようにしながら、兄に向かって迫ってきたそうだ。
兄は流石に恐ろしくなり、襖をぴしゃんと閉めると、その場にへたり込んでしまった。
半ば腰が抜けてしまったらしい。だが襖一枚隔てた向こうに、あの足を引きずるようにして迫ってくる
男がいると思うと、居ても経ってもいられなくなり、どうにかその場から逃げ出そうとする。
しかし、やはり思うように動けない。どうしたものかと思い――ふと、いつまで経っても
あの男が襖を開けて現れない事に気付いた。耳を澄ませてみても、あのひそひそ声も聞こえない。
兄は意を決して、襖をもう一度開けてみる。しかしそこには勿論、誰も居らず
薄暗い仏間が広がっていただけだと言う。
「結局、アレは何だったんだろうなあ・・・結局、あれから眠れなくて
朝になってから婆ちゃんに聞いたけど、「そうか、そうか」って言うだけで教えてくれなかったしなぁ」
腕組みをしながら語られる兄の話を聞きながら、俺は俺でどうして良いか分からない状態。
だって、俺、まだ自分が体験した話を兄に話していなかったんだから、しょうがない。
結局、それから自分の体験談を兄に話したが、兄は「んな、アホな」と苦笑顔。
だけどお互いに、妙にいや~な空気を背負ったまま、黙り込んでしまった。
そしてそのまま足を引きずるようにしながら、兄に向かって迫ってきたそうだ。
兄は流石に恐ろしくなり、襖をぴしゃんと閉めると、その場にへたり込んでしまった。
半ば腰が抜けてしまったらしい。だが襖一枚隔てた向こうに、あの足を引きずるようにして迫ってくる
男がいると思うと、居ても経ってもいられなくなり、どうにかその場から逃げ出そうとする。
しかし、やはり思うように動けない。どうしたものかと思い――ふと、いつまで経っても
あの男が襖を開けて現れない事に気付いた。耳を澄ませてみても、あのひそひそ声も聞こえない。
兄は意を決して、襖をもう一度開けてみる。しかしそこには勿論、誰も居らず
薄暗い仏間が広がっていただけだと言う。
「結局、アレは何だったんだろうなあ・・・結局、あれから眠れなくて
朝になってから婆ちゃんに聞いたけど、「そうか、そうか」って言うだけで教えてくれなかったしなぁ」
腕組みをしながら語られる兄の話を聞きながら、俺は俺でどうして良いか分からない状態。
だって、俺、まだ自分が体験した話を兄に話していなかったんだから、しょうがない。
結局、それから自分の体験談を兄に話したが、兄は「んな、アホな」と苦笑顔。
だけどお互いに、妙にいや~な空気を背負ったまま、黙り込んでしまった。
929: 本当にあった怖い名無し 2008/04/24(木) 16:23:04 ID:4loptTZd0
>>748読んで思い出したんだが
仏間に関して俺も少しだけ似たようなことがあったわ
俺の実家は古い木造で仏間がなんだか妙だったんだな。
そこだけ妙に空気が重かった。
窓がなく四方をふすま戸で、開けたままにしてたらやけに怒られた。
他の部屋の戸なら怒られないのに何故仏間だけ?と不思議に思ったもんだが、
何年も暮らすうちに理由がわかった。
誰もいない閉めきった部屋の中をぐるぐる歩き回る音やら、ぼそぼそと人の話す声がしたり
視線を感じて振り向くと少しだけ襖が開いていて、それがすーっと閉じるのを見たり
中からバン!バン!と凄い力で襖を叩かれたり、襖がたわんでミシミシいい出したり…
そんなことが年に何度かあった。
仏間の中に何か居る!と家族に訴えるたびに「あそこに近付くんじゃない!」とだけ怒られる。
そのうち敷地内に家をもう一軒新築することになったんだ。
その際なぜか、邪魔になる訳でもガタがきてる訳でもないのに
古い家の「仏間だけ」がきれいに壊された。
仏間のなくなった家屋は見違ったように明るい雰囲気になった。
あそこには何が居たのか親や祖父母に聞いてみたが、
「解らないが、ご先祖様って雰囲気じゃなかったね。なくなって本当によかった」
と笑って答えが返ってきたので
やっぱり家族もあれを見たり聞いたりしてたんだなーと思ったよ。
仏間に関して俺も少しだけ似たようなことがあったわ
俺の実家は古い木造で仏間がなんだか妙だったんだな。
そこだけ妙に空気が重かった。
窓がなく四方をふすま戸で、開けたままにしてたらやけに怒られた。
他の部屋の戸なら怒られないのに何故仏間だけ?と不思議に思ったもんだが、
何年も暮らすうちに理由がわかった。
誰もいない閉めきった部屋の中をぐるぐる歩き回る音やら、ぼそぼそと人の話す声がしたり
視線を感じて振り向くと少しだけ襖が開いていて、それがすーっと閉じるのを見たり
中からバン!バン!と凄い力で襖を叩かれたり、襖がたわんでミシミシいい出したり…
そんなことが年に何度かあった。
仏間の中に何か居る!と家族に訴えるたびに「あそこに近付くんじゃない!」とだけ怒られる。
そのうち敷地内に家をもう一軒新築することになったんだ。
その際なぜか、邪魔になる訳でもガタがきてる訳でもないのに
古い家の「仏間だけ」がきれいに壊された。
仏間のなくなった家屋は見違ったように明るい雰囲気になった。
あそこには何が居たのか親や祖父母に聞いてみたが、
「解らないが、ご先祖様って雰囲気じゃなかったね。なくなって本当によかった」
と笑って答えが返ってきたので
やっぱり家族もあれを見たり聞いたりしてたんだなーと思ったよ。
931: 本当にあった怖い名無し 2008/04/24(木) 16:54:59 ID:SKzoUTx80
>>929
そんなわけわからんもんが住みついてる部屋に仏壇置かれたご先祖様も
さぞ怖かったろうな。
そんなわけわからんもんが住みついてる部屋に仏壇置かれたご先祖様も
さぞ怖かったろうな。
957: 本当にあった怖い名無し 2008/04/27(日) 15:12:41 ID:z/S+4olcO
>>929
居なくなって本当に良かったけど、
どこいっちゃったんだろね。
前の部屋は彼らには留まりやすくて居心地よかったのか、
それともポスター壁全面貼りみたいな閉じこめてしまう造りなのか…
それにしても不思議だねぇ
居なくなって本当に良かったけど、
どこいっちゃったんだろね。
前の部屋は彼らには留まりやすくて居心地よかったのか、
それともポスター壁全面貼りみたいな閉じこめてしまう造りなのか…
それにしても不思議だねぇ
コメント
コメントを読み込んでいます…