引用元: ・じわじわ解釈する怖い話 3話目
843: 本当にあった怖い名無し 2007/07/23(月) 16:21:41 ID:jBVPIkQNO
この春、地方の大学に合格した俺は、炊事洗濯の経験が乏しく、結局、親の進めもあった寮住まいに決めた。
朝夕の食事付き、風呂、洗濯はアホでも出来る乾燥機付全自動。
建物は多少古いが、設備は調っている。
ただ、そこは出ると評判の寮でもあった。
…にしても、髭を剃るにも眉を整えるにも不便で、正直俺は怖いよりもそこに不満を感じるだけだった。
(まあ女ならもっと騒ぐんだろーな)
100均のスタンドミラーは小さくて、どこか鏡像は歪んでいた。
朝夕の食事付き、風呂、洗濯はアホでも出来る乾燥機付全自動。
建物は多少古いが、設備は調っている。
ただ、そこは出ると評判の寮でもあった。
…にしても、髭を剃るにも眉を整えるにも不便で、正直俺は怖いよりもそこに不満を感じるだけだった。
(まあ女ならもっと騒ぐんだろーな)
100均のスタンドミラーは小さくて、どこか鏡像は歪んでいた。
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ある日のこと、友達と深夜まで対戦ゲームで盛り上がり、11時の入浴時間を過ぎてしまっていた。
けれど昼間、柔道サークルで汗をかいているし、入らないのは気持ち悪い。
「俺風呂入ってくるわ」
「えー今からかよ。あそこ出るんだぞ」
「そんなんいねぇって」
「あ、そういや俺お前にアレ昨日から借りっぱなしだったな、部屋いってとってくるわ」
「いーよいーよ。めんどくさいから髪と体洗ってくるだけにすっから。
まだゲームしてていーよ、勝ち逃げゆるさねーし」
「わ~った~後なんか飲み物でも買って待ってっから」
こんな会話を交わしながら、友人を部屋に残し、俺は風呂に向かった。
844: 本当にあった怖い名無し 2007/07/23(月) 16:46:28 ID:jBVPIkQNO
けれど昼間、柔道サークルで汗をかいているし、入らないのは気持ち悪い。
「俺風呂入ってくるわ」
「えー今からかよ。あそこ出るんだぞ」
「そんなんいねぇって」
「あ、そういや俺お前にアレ昨日から借りっぱなしだったな、部屋いってとってくるわ」
「いーよいーよ。めんどくさいから髪と体洗ってくるだけにすっから。
まだゲームしてていーよ、勝ち逃げゆるさねーし」
「わ~った~後なんか飲み物でも買って待ってっから」
こんな会話を交わしながら、友人を部屋に残し、俺は風呂に向かった。
844: 本当にあった怖い名無し 2007/07/23(月) 16:46:28 ID:jBVPIkQNO
入浴時間を過ぎた風呂は静まり返っていて薄気味悪かったが、そんな気分を吹き飛ばそうと電気のスイッチを豪快に付ける。
(よしよし)
脱衣所は昼間のような明るさになり、俺は手早く裸になり、浴室に。
浴室は湯気のせいかやや薄暗いが、一人でいても怖さを感じるほどでなく、なんとなく拍子抜けした俺は体を洗い、湯舟に浸かった。
すると、そこで誰かが浴室に入ってきた。
見たことない顔…とはいえ、ここには1年生から3年生まで住んでいる…。
特に3年生なら早めの就活とかで地元と大学いったりきたりしてるから、寮にいること自体が少ない。
要は知らない顔がいても不思議じゃないってことだ。
現に入ってきた男は妙に青白い顔とか見る陰なく爛れた顔とかゲートル巻いた軍人とかじゃない、ごくフツーの奴だった。
とはいえ知らない人間と長い間ふたりきりになっても気まずいだけだし、そろそろ髪を洗って出ようと湯舟から上がる。
男はちょうど俺の斜め後ろぐらいのところを陣取り、念入りに体を洗っている。
勿論マジマジと見たわけでなく、鏡越しに彼の背中を見ただけに過ぎないのだが。
(背中なんか引っかき傷みたいなのがある…あー……うらやまし)
でも風呂ならホテルで入れよと心の中でツッコミを入れつつ、
(早くいかないとあいつ寝ちまうかもしれないしなー)
そこでなんとなく自分がミョーに神経質になっていることが馬鹿らしくなり、ため息をつき、視線を手元に落とした。
そこには買ったばかりの安全剃刀が。
手持ち無沙汰に伸びてきた揉み上げをざっと見で整え、剃刀から毛を取って、三角コーナーに捨て、終いにシャワーを浴びて、その場を後にする。
暗い廊下を小走りに部屋に戻ると、ビールを持った友人が笑いながら迎えてくれた。
「何、ビール?気がきいてんねぇ。つかわざわざ部屋戻ってとってきたのお前」
寮は原則的にアルコールの持ち込み禁止で、当然、食堂や外の販売機でも売っていない。
「感謝しろよ~。あーそうだ」
次の瞬間、友人が差し出したものを見て、俺は苦笑した。
「手鏡なんて明日の風呂ん時でいいのによ」
(よしよし)
脱衣所は昼間のような明るさになり、俺は手早く裸になり、浴室に。
浴室は湯気のせいかやや薄暗いが、一人でいても怖さを感じるほどでなく、なんとなく拍子抜けした俺は体を洗い、湯舟に浸かった。
すると、そこで誰かが浴室に入ってきた。
見たことない顔…とはいえ、ここには1年生から3年生まで住んでいる…。
特に3年生なら早めの就活とかで地元と大学いったりきたりしてるから、寮にいること自体が少ない。
要は知らない顔がいても不思議じゃないってことだ。
現に入ってきた男は妙に青白い顔とか見る陰なく爛れた顔とかゲートル巻いた軍人とかじゃない、ごくフツーの奴だった。
とはいえ知らない人間と長い間ふたりきりになっても気まずいだけだし、そろそろ髪を洗って出ようと湯舟から上がる。
男はちょうど俺の斜め後ろぐらいのところを陣取り、念入りに体を洗っている。
勿論マジマジと見たわけでなく、鏡越しに彼の背中を見ただけに過ぎないのだが。
(背中なんか引っかき傷みたいなのがある…あー……うらやまし)
でも風呂ならホテルで入れよと心の中でツッコミを入れつつ、
(早くいかないとあいつ寝ちまうかもしれないしなー)
そこでなんとなく自分がミョーに神経質になっていることが馬鹿らしくなり、ため息をつき、視線を手元に落とした。
そこには買ったばかりの安全剃刀が。
手持ち無沙汰に伸びてきた揉み上げをざっと見で整え、剃刀から毛を取って、三角コーナーに捨て、終いにシャワーを浴びて、その場を後にする。
暗い廊下を小走りに部屋に戻ると、ビールを持った友人が笑いながら迎えてくれた。
「何、ビール?気がきいてんねぇ。つかわざわざ部屋戻ってとってきたのお前」
寮は原則的にアルコールの持ち込み禁止で、当然、食堂や外の販売機でも売っていない。
「感謝しろよ~。あーそうだ」
次の瞬間、友人が差し出したものを見て、俺は苦笑した。
「手鏡なんて明日の風呂ん時でいいのによ」
883: 本当にあった怖い名無し 2007/07/23(月) 21:03:40 ID:mHbjfWlP0
>>843->>844
どういうこと?
鏡がないのに背中が見えてたって何じゃ?
どういうこと?
鏡がないのに背中が見えてたって何じゃ?
847: 本当にあった怖い名無し 2007/07/23(月) 17:21:39 ID:JR7s1Z+KO
ヒント:鏡
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