
832:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
・『法月綸太郎の功績』の都市伝説パズル/著:法月綸太郎
・『秘密屋・赤』/著:清涼院流水
・『トキオウィルス』/著:村上 政彦
小説として都市伝説をあつかっているもので
上記以外でご存知でしたら教えて下さいませ。
・『秘密屋・赤』/著:清涼院流水
・『トキオウィルス』/著:村上 政彦
小説として都市伝説をあつかっているもので
上記以外でご存知でしたら教えて下さいませ。
853:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
>832
>『法月綸太郎の功績』の都市伝説パズル/著:法月綸太郎
これは確か「電気つけなくて良かったな」が元ネタだよね。
なかなか面白くアレンジされてました。
>『法月綸太郎の功績』の都市伝説パズル/著:法月綸太郎
これは確か「電気つけなくて良かったな」が元ネタだよね。
なかなか面白くアレンジされてました。
834:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
>>832
小松左京の「牛の首」は?(w
小松左京の「牛の首」は?(w
835:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
>>834
あれは「都市伝説を扱った小説」ではなく、「都市伝説になった小説」(w
あれは「都市伝説を扱った小説」ではなく、「都市伝説になった小説」(w
スポンサーリンク
839:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
牛の首 小松左京
「こわい話もずいぶん聞いたけど……」とS氏は、急にあらたまった口調でいった。「やっぱり一番すごいのは……」
「ああ、あれ?」とT氏が、妙な目つきで、チラとS氏を見た。「“牛の首”の話」
「そう……」S氏は眼をそらしながらいった。「あれは、本当にすごいね」
「思い出させないでよ」とT氏も、変に沈んだ声でいった。「あればっかりは——すごいだけじゃなくて、なんだか後味が悪い」
「本当だ」T氏は話題をかえたいらしく、少しソワソワしながら、しきりに私の様子を気にしていた。「もう、あの話だけはよそう」
「どんな話です?」私は思わずひざをのり出した。
「どんな話って——あなた、知りませんか?」T氏は、上眼づかいにチラと私を見ながらつぶやいた。「これは有名な話ですよ」
「残念ながら、きいたことがないんです。」
私は胸をワクワクさせながら、首をふった。——私も怪談、恐怖談はきらいな方ではない。
「そうですか……」T氏はS氏と、顔を見あわせながらいった。「おきになさらない方がいいんじゃないかな」
私は、うつむいたS氏が、首をたれ、なんとなく青ざめているのを見て、変な気もちになった。——S氏は、頚筋から襟元にかけて、一面に鳥肌だっていた。T氏の額にもいつのまにかうっすらと汗がにじんでいる。
「ぜひ、きかせてください」私はせがんだ。「そんな有名な話を知らないでいちゃ、外聞が悪い」
「しかしね……」T氏は、ごくりと唾をのみこんだ。「この話をきいたものには必ずよくないことが起きるといわれてるんです」
「ですが、あなた方もおききになったんでしょう?」わたしはいった。「きいてから、なにか——よくないことが起こったんですか?」
「こわい話もずいぶん聞いたけど……」とS氏は、急にあらたまった口調でいった。「やっぱり一番すごいのは……」
「ああ、あれ?」とT氏が、妙な目つきで、チラとS氏を見た。「“牛の首”の話」
「そう……」S氏は眼をそらしながらいった。「あれは、本当にすごいね」
「思い出させないでよ」とT氏も、変に沈んだ声でいった。「あればっかりは——すごいだけじゃなくて、なんだか後味が悪い」
「本当だ」T氏は話題をかえたいらしく、少しソワソワしながら、しきりに私の様子を気にしていた。「もう、あの話だけはよそう」
「どんな話です?」私は思わずひざをのり出した。
「どんな話って——あなた、知りませんか?」T氏は、上眼づかいにチラと私を見ながらつぶやいた。「これは有名な話ですよ」
「残念ながら、きいたことがないんです。」
私は胸をワクワクさせながら、首をふった。——私も怪談、恐怖談はきらいな方ではない。
「そうですか……」T氏はS氏と、顔を見あわせながらいった。「おきになさらない方がいいんじゃないかな」
私は、うつむいたS氏が、首をたれ、なんとなく青ざめているのを見て、変な気もちになった。——S氏は、頚筋から襟元にかけて、一面に鳥肌だっていた。T氏の額にもいつのまにかうっすらと汗がにじんでいる。
「ぜひ、きかせてください」私はせがんだ。「そんな有名な話を知らないでいちゃ、外聞が悪い」
「しかしね……」T氏は、ごくりと唾をのみこんだ。「この話をきいたものには必ずよくないことが起きるといわれてるんです」
「ですが、あなた方もおききになったんでしょう?」わたしはいった。「きいてから、なにか——よくないことが起こったんですか?」
840:あなたのうしろに名無しさんが・・・ : ID:
二人はまた顔を見あわせ、謎のような表情をした。
「もったいぶらずに話してくださいよ」私は懇願した。「悪いことが起こったって、かまいません。——どんな話ですか?」
「つまり……」S氏は決心したように、溜息をついて、眼をあげた。「——この話はですね……」
私はかたずをのんで、S氏の口もとを見つめた。——しかし、S氏は急におじけづいたように首をふった。
「いや、とても、いえないな」
「じゃTさん、教えてくださいよ」
「それがなかなか——」T氏はうつむいたまま、低い声でつぶやいた。
「言えないし——じつを言うと、思い出すのもいやなんで……」
「まあ、今はやめときましょう」S氏はおしかぶせるようにいった。
「誰かほかの人に聞いてください。——私には、とても、話せそうにありません」
「もったいぶらずに話してくださいよ」私は懇願した。「悪いことが起こったって、かまいません。——どんな話ですか?」
「つまり……」S氏は決心したように、溜息をついて、眼をあげた。「——この話はですね……」
私はかたずをのんで、S氏の口もとを見つめた。——しかし、S氏は急におじけづいたように首をふった。
「いや、とても、いえないな」
「じゃTさん、教えてくださいよ」
「それがなかなか——」T氏はうつむいたまま、低い声でつぶやいた。
「言えないし——じつを言うと、思い出すのもいやなんで……」
「まあ、今はやめときましょう」S氏はおしかぶせるようにいった。
「誰かほかの人に聞いてください。——私には、とても、話せそうにありません」
引用元:%quote_title%
コメント
コメントを読み込んでいます…