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怖い話

【怖い話】新聞配達の求人広告に応募した。住み込みで配達・営業・集金をこなすというもので 応募条件が緩くいわゆる「ワケアリ」が大量に集まってくる

編集・公開: オカルト速報
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midashi
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ちょっP@\(^o^)/2017/08/05(土) 22:04:35.77 ID: ID:pH2B2Wra0.net

十代の頃、新聞配達の求人広告に応募して住み込みで東京へ行く事になった
専業と呼ばれるその仕事は、住み込みで配達・営業・集金をこなすというもので
応募条件が緩くいわゆる「ワケアリ」が大量に集まってくる

上京に憧れていたんだけど、同僚はみんな前科持ちだの借金だの破産だのが理由のワケアリ達
入れ替わりも激しくとにかく人が続かないので、二年で店長候補として主任になった

求人広告を出して店に田舎モンを売る現代の人買いとか
セールスと呼ばれる店舗に雇われて営業を専門に行う人とか
これらは新聞社を問わず仕切ってるのがヤクザだったりして

東京って怖いなぁと思いつつ馴染んできた頃に、35歳くらいのオッサンが売られて来た
教育を任されたので、仕事を教えながらしばらく一緒に行動してたんだけど、どうも言動がおかしい
やたら言い訳をするのと、霊感があると言い張り突然奇声を上げたり、逃げる事もしばしば

店長達には「使えないのでクビにしてくれ」と報告するつもりだったんだけど
一応面倒見は良い方なので、根気強く仕事に差し支えないよう修正を促して数ヶ月が経った




 

181ちょっP@\(^o^)/2017/08/05(土) 22:22:21.92 ID: ID:pH2B2Wra0.net

いつものように配達が終わった同僚と朝食を取っていた時に、そのオッサンが話しかけてきた
仕事以外では冷たく当たってたのと、私事で話を振られる事がなかったので驚いた記憶がある
営業所は隣が寮になってて食堂も付いてるんだけど、食事したら解散して夕刊まで睡眠という流れ

オッサン「夢に出てきましたよ」
わし  「へえ、俺がですか?」
オッサン「はい、配達間違えたんでノーヘルで夕刊を配りに行ってました」
わし  「いやあり得ないです」
オッサン「あと」
わし  「もう上がるんで手短にお願いします」
オッサン「僕の夢に出た人は死ぬんです」

寮に住み込んでるのは、俺含めて五人程いて一同苦笑い
「まさかぁ」と笑い飛ばして、そのまま部屋に戻って休んだ
間違えないよう努力してるしヘルメットも(かぶらない奴は確かにいるが)必ずかぶってる
なんでミスの言い訳に俺の指導不足や幽霊の仕業を訴えるようなクソカスに死刑宣告されないかんのか
普通にサボって「主任がいいと言いました」なんて平気で言う人なんだけど
この死刑宣告によって、俺の中でこのオッサンは心底どうでも良い人間に分別された




182ちょっP@\(^o^)/2017/08/05(土) 22:47:35.80 ID: ID:pH2B2Wra0.net

んでイライラしながら無理矢理寝込んで夕刊の時間
いつも通り枚数確認して「絶対間違えない」「絶対安全運転」を心に決めいざ出発
新聞はカブで配達するんだけど

・後ろの荷台に平積みしてゴムで縛り
・前カゴにバラの花のように盛る

という感じに積み込んだ状態から配っていくのが普通
営業所の周囲という件数が少ないエリア任されてたんでいつも通り消化

そして配達の終わりが見えてきて、出発した営業所が見えてきた所で前カゴの新聞が尽きた
バイクを止めて後ろの荷台から残った新聞を引き抜いて、前カゴに詰め直し
この際伸びてた前髪が垂れたんでヘルメット脱いで髪をかきあげ再びヘルメットをかぶり
再びカブにまたがり、車体をちょっと前に出してスタンド(ママチャリ式の後輪が完全に浮くタイプ)を収納し
ふと営業所の方を見やるとオッサンが既に戻っててこっちを見てる
珍しくはえーな、ぐらいで普通の感想を抱いたと思うんだけど
その瞬間、住宅の密集する狭い道を時速60kmで入ってきた軽自動車が俺のカブに凸
5mくらい飛ばされて民家のブロック塀にカブごと叩きつけられてヘルメットは真っ二つ
俺はなぜか即座に立ち上がり軽自動車のボンネットをバンバン叩きながら
「大丈夫ですか!?怪我はないですか!?」と叫んでいたらしいがあんま覚えてない




183ちょっP@\(^o^)/2017/08/05(土) 23:06:38.54 ID: ID:pH2B2Wra0.net

事後処理は軽自動車の運転手が顧客だったのと、俺に怪我がないという理由で警察も救急車もなかった
通常は夕刊配達後に営業や集金の業務を行い、夜になったら朝刊に備えて仮眠という流れなんだけど
事故直後だし、一応様子見しって事で営業所で待機する事に

オッサン含めてみんな出払った頃にやっと落ち着いてきて、朝の話を思い出した
内心しょーもない、と自分に言い聞かせつつ待機していると営業所の電話が鳴って、事務のオバサンが応答
俺の配ってたエリアで、留守止め(不在などの理由で新聞の配達を停止する制度)の申告を忘れていたらしい

あっ、オッサンの言ってた条件満たしてるわ

と閃いたが特に恐怖とかなくて、むしろ感心してしまったのを覚えてる
その日のうちに店長へ「オッサンがいかにゴミか」を力説して、業務以外での会話を一切行わない事にした
翌週にはオッサンはどこかへ飛ばされて、その後の行方は知らない


(終)




引用元:夏だしちょっぴり怖い話でもしてかない?

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