【オカルト】『窓の外』もしかすると、私には見えていないだけであの女はずっと……/ 『温泉に泊まった時のこと』
55:○抱き柏(代理投稿) : 2017/09/17(日) 02:07:09.57 ID: ID:AaVCXE3/0.net
【第九話】 ふらんく ◆WiTrmMMqSY様
『窓の外』
このあいだの話です。
夜寝ようとして目を閉じた瞬間に、家の窓に髪を振り乱した女が張り付いて、こちらを凝視しているイメージが突然浮かびました。
その窓は寝室の窓で、ちょうど布団の横にあります。カーテンが閉まっていて外は見えません。
怖かったのですが確かめないともっと恐ろしかったので、思い切ってカーテンを開けました。
窓の外には何もいませんでした。
安心してその日は眠りにつきました。数日後、そのことも忘れかけていた時、飼い猫が寝室に入ってきました。
その時は昼で、私の布団で昼寝がしたかったのだと思います。
昼間なので、例の窓のカーテンは開いています。
猫がその窓の方を見た途端、突然飛び上がって逃げていってしましました。
もしかすると、私には見えていないだけで、あの女はずっと窓の外からこちらを見ているのかも知れません。
あれ以来、猫は寝室に入ってこなくなりました。
【了】
『窓の外』
このあいだの話です。
夜寝ようとして目を閉じた瞬間に、家の窓に髪を振り乱した女が張り付いて、こちらを凝視しているイメージが突然浮かびました。
その窓は寝室の窓で、ちょうど布団の横にあります。カーテンが閉まっていて外は見えません。
怖かったのですが確かめないともっと恐ろしかったので、思い切ってカーテンを開けました。
窓の外には何もいませんでした。
安心してその日は眠りにつきました。数日後、そのことも忘れかけていた時、飼い猫が寝室に入ってきました。
その時は昼で、私の布団で昼寝がしたかったのだと思います。
昼間なので、例の窓のカーテンは開いています。
猫がその窓の方を見た途端、突然飛び上がって逃げていってしましました。
もしかすると、私には見えていないだけで、あの女はずっと窓の外からこちらを見ているのかも知れません。
あれ以来、猫は寝室に入ってこなくなりました。
【了】
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57:ななほし@代理投稿 : 2017/09/17(日) 02:14:22.42 ID: ID:oZgXK1y60.net
【第十話】 ふらんく ◆WiTrmMMqSY様
温泉に泊まった時のこと
同じ宿に友達3人で連泊して、あちこち見て回る予定でした。
案内された部屋は広めの広縁が付いている和室。
確か一階でしたけど、着いたのは夜だったので外はどうなってるのか見ずに、お風呂、夕飯とおしゃべりで遅くまで過ごし、そろそろ寝ようか、と並べた布団に入りました。
朝起きたら、一番広縁側の子が、何かこの部屋、変かも‥と。
でも予定があるし~気のせいかも‥という話の流れで、気になるなら場所変えればいいよ、と二日目はもう一人の子が広縁側に寝ました。
で、案の定やっぱり変!と盛り上がってしまい、最後の夜は私が寝たわけです。
そういえば、何が変なのか聞いてなかったなと思いつつ、グーグー寝ていたら、布団が思いっきり揺れる訳です。地震でもなく、ただ布団だけ小刻みに左右にザザッとずらされている感じといえばわかるでしょうか?
でもそれだけ。これは確かになんか変としか言いようがないな、と思いましたが寝れない訳です。
あの~明日もあるんでやめてくんないかな‥と呟いたら止んだんですよねー。
止んだ方のも怖かったけど、布団の縁を床から生えた無数の手が引っ張り合ってるイメージが湧いてしまって、それが一番怖かったです。
結局よく眠れないままその宿を後にしたのですが、特に謂れもないようだったので、未だにあれはなんだったのかなーと思っています。
【了】
温泉に泊まった時のこと
同じ宿に友達3人で連泊して、あちこち見て回る予定でした。
案内された部屋は広めの広縁が付いている和室。
確か一階でしたけど、着いたのは夜だったので外はどうなってるのか見ずに、お風呂、夕飯とおしゃべりで遅くまで過ごし、そろそろ寝ようか、と並べた布団に入りました。
朝起きたら、一番広縁側の子が、何かこの部屋、変かも‥と。
でも予定があるし~気のせいかも‥という話の流れで、気になるなら場所変えればいいよ、と二日目はもう一人の子が広縁側に寝ました。
で、案の定やっぱり変!と盛り上がってしまい、最後の夜は私が寝たわけです。
そういえば、何が変なのか聞いてなかったなと思いつつ、グーグー寝ていたら、布団が思いっきり揺れる訳です。地震でもなく、ただ布団だけ小刻みに左右にザザッとずらされている感じといえばわかるでしょうか?
でもそれだけ。これは確かになんか変としか言いようがないな、と思いましたが寝れない訳です。
あの~明日もあるんでやめてくんないかな‥と呟いたら止んだんですよねー。
止んだ方のも怖かったけど、布団の縁を床から生えた無数の手が引っ張り合ってるイメージが湧いてしまって、それが一番怖かったです。
結局よく眠れないままその宿を後にしたのですが、特に謂れもないようだったので、未だにあれはなんだったのかなーと思っています。
【了】
引用元:【2chオカルト板百物語2017 彼岸】
この記事へのコメント
コメント一覧 (2)
三組の布団が三に並べてあったら川に並べる。枕の位置を逆にするだけでも可。
布団周りを3人で満遍なくドカドカ踏み鳴らしたれ
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