引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part71∧∧
541: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2013/10/28(月) 18:53:53.36 ID:Ci11W8l50
私の体験した話。
友と二人で秋の里山を歩いていると、不意に横手の立木がゆさゆさ揺れ始めた。
何かが揺さぶっているみたいだが、木には何の動物も取り付いていない。
あっという間に、道の上に枯れ葉が山と撒き散らされる。
始まった時と同様、木は突然ピタリと揺れるのを止めた。
「タチキユスリといってな、この辺りじゃ結構あるんだわ、こんなことが」
友人は平然としてそう言った。
友と二人で秋の里山を歩いていると、不意に横手の立木がゆさゆさ揺れ始めた。
何かが揺さぶっているみたいだが、木には何の動物も取り付いていない。
あっという間に、道の上に枯れ葉が山と撒き散らされる。
始まった時と同様、木は突然ピタリと揺れるのを止めた。
「タチキユスリといってな、この辺りじゃ結構あるんだわ、こんなことが」
友人は平然としてそう言った。
542: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2013/10/28(月) 18:55:33.52 ID:Ci11W8l50
知り合いの話。
山菜狩りに行った折、山菜が群生している一角を見つけた。
どの山菜も一つ残らず、鮮やかな赤色に染まっていた。
気持ち悪く思ったので一本も採らずその場を後にした。
後で近所の老爺に話したところ、この山に棲んでいたという物の怪を教えてくれた。
その物の怪は『赤菜婆』と呼ばれており、名前の通り老婆の姿をしている。
この老婆が現れた畑の作物は、数日の内に真っ赤に変色してしまうのだそうだ。
最も変化するのは色だけで、味などが変わることはなかったらしいが。
米がやられた場合、これを年貢として納められなくなったので、
米農家には大層嫌われ、また恐れられていたのだとか。
「そっか、赤菜の婆さん、まだ現役なのかぁ」
感心した様子で、老爺はそう言っていたそうだ。
山菜狩りに行った折、山菜が群生している一角を見つけた。
どの山菜も一つ残らず、鮮やかな赤色に染まっていた。
気持ち悪く思ったので一本も採らずその場を後にした。
後で近所の老爺に話したところ、この山に棲んでいたという物の怪を教えてくれた。
その物の怪は『赤菜婆』と呼ばれており、名前の通り老婆の姿をしている。
この老婆が現れた畑の作物は、数日の内に真っ赤に変色してしまうのだそうだ。
最も変化するのは色だけで、味などが変わることはなかったらしいが。
米がやられた場合、これを年貢として納められなくなったので、
米農家には大層嫌われ、また恐れられていたのだとか。
「そっか、赤菜の婆さん、まだ現役なのかぁ」
感心した様子で、老爺はそう言っていたそうだ。
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543: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2013/10/28(月) 18:56:55.33 ID:Ci11W8l50
知り合いの話。
彼の祖父はかつて猟師をしていたという。
遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。
「山道を歩いていると、囓られた痕があるワニ(鮫)の死体が墜ちてくることがあった。
いや、儂は落ちてきた現場には立ち会ってはおらんけどね。
でも確かに同じ里のモンが、何度かでっかいワニを持って帰ったことがあるよ。
大抵が冬の間じゃったな」
「本当かどうかはわからんが、昔から猟師内じゃ、海からワニを掬って巣に持ち帰り、
食べてしまう鳥がいるのだろうと言われとった。
『ワニ食い鷲』と呼ばれておったが、誰もその姿を見た者はおらん。
実際、鷲どころか鳥かどうかも不明じゃが、ワニ肉には変わりないからの。
食卓が豊かになるっちゅうて、有り難い話じゃったわい」
興味深い話を聞かせてくれたお祖父さんには悪いが、私はその鮫肉の匂いが駄目で、
出してくれた料理を前に涙目になっていた。
彼の祖父はかつて猟師をしていたという。
遊びに行った折に、色々と興味深い話を聞かせてくれた。
「山道を歩いていると、囓られた痕があるワニ(鮫)の死体が墜ちてくることがあった。
いや、儂は落ちてきた現場には立ち会ってはおらんけどね。
でも確かに同じ里のモンが、何度かでっかいワニを持って帰ったことがあるよ。
大抵が冬の間じゃったな」
「本当かどうかはわからんが、昔から猟師内じゃ、海からワニを掬って巣に持ち帰り、
食べてしまう鳥がいるのだろうと言われとった。
『ワニ食い鷲』と呼ばれておったが、誰もその姿を見た者はおらん。
実際、鷲どころか鳥かどうかも不明じゃが、ワニ肉には変わりないからの。
食卓が豊かになるっちゅうて、有り難い話じゃったわい」
興味深い話を聞かせてくれたお祖父さんには悪いが、私はその鮫肉の匂いが駄目で、
出してくれた料理を前に涙目になっていた。
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