
201:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 02:22:52 ID: ID:RRoSgXR50
友人と二人で花火を見に行くため車通りの少ない道を走っていました。
その道は周りも暗く私達の車だけが走っている状態
私は助手席に座っていたので周りの景色を見ていたらふと小さな神社がある事に気がついた。
夜9時も近いのに灯籠と提灯がついていて神社の脇に白いセダンが止まっているのがみえた
境内では男の人が熱心に参拝中。
こんな時間に珍しいなと思いつつ運転していた友人にそのことを伝えた。
「こんな神社でお祭りかな?賑やかなのじゃなくて地味なやつ。ほら時々あるじゃない」
「…どこで?」
「運転してて気がつかなかった?今通った神社の…」
「やめて!!!!」
「えぇ?なんで??灯りもついてたし、車も止まってた。男の人がお参りしてたよ?」
頭の中が疑問でいっぱいになったのでそんな質問を投げかけていたが
友人は黙々と猛スピードで運転に集中していた。目的地につき後、もう一度問い直したところ
「車もなかったし、灯りもついてなかった。むしろ真っ暗だったの」
いや、おかしい。私はちゃんと見た。むしろ不思議な光景なので見間違えるはずがない。
でも逆に怖がらせてしまって申し訳ないなと思ったので謝ったらひと言。
「実はちょうどあんたがその話をしたときに私は男の人の怒鳴り声が聞こえたの。」
【完】
205:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 02:32:40 ID: ID:a7UDBJHn0
自分の体験した話。
小学生の頃、○君というクラスメイトが交通事故にあった。
その日は、偶然○君の近くに住んでいる子と遊ぶ約束があり、
遊んでいる最中に「そうそう、○君帰りに車にぶつかったらしいよ」と言う話を聞き、
大丈夫かなー、明日学校来られるかなー、お見舞いに行かなくちゃなー、
と、小学生らしくそれくらいの心配しかしていなかった。
その晩夢を見た。
小学校の校庭でいつものように休み時間ドッジボールをする自分たち。
そこへ担任に伴われてやって来る○君。
「みなさん、突然ですが○君は今度、遠くへお引っ越しする事になりました」
えー、何で、どうして、と騒ぐクラスメイト。
「本当に急で御免ね」と済まなそうに言う○君。
「今度遊びに行くからさ、住所教えてよ」
多分、自分が言った言葉に、○君が応える。
「うーん、でも、みんなが来られないくらい遠くなんだぁ……」
そこで、目が覚めた。真夜中だった。
もう其の先は予想がつくと思うけれど、
○君はその事故で本当に遠くに行ってしまっていた。真夜中に、独りで。
その話も、翌日どこに入院してるのかなーと言いながら登校した朝に、
泣きはらした顔の担任から聞いた。
予め彼の事故を聞いていたから、見た夢なのかもしれないが、
あれは、○君が別れの挨拶に来てくれたのだと今も思っている。
【完】
220:名無しのオカルト 2008/08/23(土) 02:56:15 ID: ID:4zKYlt9k0
オタ友の松岡は京都の出身で、時々不思議な話を聞かせてくれる。
古い家の中の奇妙な現象、今でも晴明の逸話よろしく呪物が埋まっている場所、
深泥池の裏側に廻りこもうとすると、いつも雨が降り出して行かれない…、
ぱっと書き出してみても、そんなエピソードが思い出される。
そんな松岡がまだ小さかった頃、少し怖い事があったと言う。
真夏の夕方、一人川べりで遊んでいた松岡の所に、白っぽい着物の女性がやって来た。
女は白くてのっぺりした顔で、目が狐のように釣り上がっていた。
松岡は女に手を引かれて、バス通りへ歩いて行ったと言う。
通りへ出ると、松岡の良く知らない方角へと、女は歩を進める。
バス停より遠くへ行ってはいけないと言い聞かされていた松岡は、
急に怖くなって、その女の手を振り払って逃げたそうだ。
家に帰り着いて暫くは、女が追って来るような気がしてとても怖かった。
しかしやはり子供なので、一晩寝れば、怖かったことなどすっかり忘れてしまっていた。
だが実はその日、近所では松岡と同じ年頃の女の子が行方不明になっていた。
松岡が白い女に連れて行かれそうになってから3日後、
いなくなっていた女の子が見つかった。
少女は神社の境内、それも3日間、何度も探された場所にいた。
大きな石灯籠の、灯りを点すその空間に。
ぴったりと嵌め込まれた女の子は泣きもせず、ただぼんやりとそこにいたそうだ。
それだけ話した後、女と事件の関係は分からないが、もしも逃げ帰らなかったら、
そこにいたのは自分だったかもねぇ、と松岡は困ったような顔をした。
【完】
引用元: 弐〇〇八年・夏 『百物語』 本スレ
コメント
コメントを読み込んでいます…