引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part33∧∧
987: お耳拝借 ◆PfeBATiceI 2007/05/30(水) 14:49:38 ID:ej/pDTwx0
知り合いにHさんという人がいる。Hさんは会社をすでに退職した身で、退職した後で
少し体を悪くしてしまった。それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩する
ことにしているらしい。Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いも
あまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んで
いるところを見て周る機会に恵まれたという。そんなHさんが、ある話をしてくれた。
ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って
少し遠出をしてみることにしたという。家から少し離れたところに神社があり、そこへ
寄ってみたのだ。神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。
木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。森の中はひんやりしていて
とても素晴らしい場所であったらしい。
「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。
深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策
していた。スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、
少し体を悪くしてしまった。それ以来、医者のすすめで、家の周辺を毎夕、散歩する
ことにしているらしい。Hさんの家は、山の手の閑静なところにあり、近所付き合いも
あまりなく、周囲を出歩く事もすくなかったHさんは、やっと今になって、自分の住んで
いるところを見て周る機会に恵まれたという。そんなHさんが、ある話をしてくれた。
ある日の夕方、Hさんはいつも通りに家の周囲を散歩していたのだが、今日に限って
少し遠出をしてみることにしたという。家から少し離れたところに神社があり、そこへ
寄ってみたのだ。神社の奥にはうっそうとした森があり、Hさんはそこへ足を踏み入れた。
木々の間から光が差し込み、ひぐらしの鳴き声があたりに響く。森の中はひんやりしていて
とても素晴らしい場所であったらしい。
「はじめて来たけど、いい場所だなあ。もっと早くに来ていれば良かったなあ」
Hさんはそう思い、さらに奥へと足をのばすと、突然、目の前が急に開けたらしい。
深い緑色の水がそこにあった。
そこは溜め池だったらしい。それにしても、大きな池であったらしいのだが。
周囲に木がおい茂り、池の中も水草でいっぱいであり、魚も多くいそうだった。
Hさんは、自分が釣りの趣味があればよかった、などと思いながら、池の周囲を散策
していた。スーッと、Hさんの目の前をトンボが飛んでいった時、
988: お耳拝借 ◆PfeBATiceI 2007/05/30(水) 14:50:11 ID:ej/pDTwx0
ぼちゃン
水音がしたそうだ。Hさんが首をまわすと、岸から4~5mくらい離れた所の水面に
大きな波紋が広がっていくところだった。「魚でもはねたのか?」そう思ったHさんの
目の前に、突然、「それ」が浮かび上がったらしい。「ボール・・・?」Hさんははじめ
そう思ったそうだ。それは灰色のぐちゃぐちゃしたボールに見えなくもなかった。
ちょうど、サッカーボールくらいの大きさだったらしい。誰かが、池にボールを落として、
それがガスが抜けて、浮かび上がってきた―・・・ Hさんはそう考えたそうだが、それに
してはボールがおかしい。ボールの表面に、血管のような網膜模様がはしり、黒い二つの
ビーダマのような穴があって、こっちを見ている。それはまるで目玉のように見える・・・
魚臭い匂いがあたりに漂ってきた・・・
そのとき、「キキキキキキキキ・・・」
突然ヒグラシの大合唱がはじまり、森はその声に包まれた。Hさんの注意は、その瞬間、
森へと向けられた。そして、ハッとした彼が、池に視線を戻すと、そこには緑色の水が
広がっているだけだった・・・
Hさんが言うには、「それ」は、マネキン人形の頭部のようだった、というらしい。髪の毛も
何も無いマネキンそっくりだった、と。もっとも、普通、池の中にマネキン人形などがある
はずがない。
Hさんは、現在も変わらず散歩を続けているが、依然とはそのコースが微妙に違うという。
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