
519:名無しのオカルト 2018/10/31(水) 23:59:09.22 ID: ID:JJaPcjQQ0.net
初めてですかねー、他人に語るのは!
当時まだそういう事に耐性の出来てない頃でとてもじゃないが人に話せる心境ではなく長い間封印してた
随分前、確か平成に元号が変わる以前、昭和に時代はさかのぼりハタチそこそこの話になる…
520:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:10:23.34 ID: ID:fx8hqZa/0.net
昔の呼称で言うと『S街道』と『O街道』が交わりA鉱山への宿場町『K宿』のまさに玄関口となる場所
その目立つ場所に異彩を放ちながらもひっそりと佇む古い家
521:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:21:13.46 ID: ID:zeNQUVAM0.net
トメは若い頃に人を殺して刑務所に20年収監され
街に住む者からは「殺人トメ」と呼ばれていた
522:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:24:52.47 ID: ID:fx8hqZa/0.net
523:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:26:44.18 ID: ID:fx8hqZa/0.net
524:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:27:48.76 ID: ID:fx8hqZa/0.net
525:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:29:42.06 ID: ID:fx8hqZa/0.net
ー第二話 抜け夢ー
526:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:33:12.52 ID: ID:fx8hqZa/0.net
527:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:34:28.48 ID: ID:fx8hqZa/0.net
そーだなぁ~、仮にAとでもしときましょうか
外見はいつもギラついた感じの厳つい奴でちょっと何を考えているのかわからない様な雰囲気を醸し出してる でも内心は繊細で優しい人間、そして少しだけ霊感の様なモノを持っている
528:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:35:21.73 ID: ID:fx8hqZa/0.net
オレ達、M商店街(当時は人通り多し)歩いてておもむろにAが言ってきた
『TK(オレのニックネーム)、ちょっと話したい事あるんで寒いし近くの喫茶店でも寄って聴いてくれねぇ~?』
529:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:45:07.92 ID: ID:fx8hqZa/0.net
『ハイッ、きたー!待ってましたよ~、ソレを~!さっ、早く店入ろうゼッ‼
531:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 00:47:30.09 ID: ID:fx8hqZa/0.net
ところがそのAの話聴いてるうちにオレは自分でもはっきりとわかるほど寒い時期なのに嫌な汗をかいてしまった それほどに彼の言う事が予想外に怖く、慣れてる自分でも冷汗かく様な怖いモノだった
533:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:00:24.66 ID: ID:HoJOuRcM0.net
534:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:04:05.17 ID: ID:HoJOuRcM0.net
535:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:04:56.16 ID: ID:HoJOuRcM0.net
536:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:05:44.10 ID: ID:60Lx/I2O0.net
537:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:08:39.63 ID: ID:HoJOuRcM0.net
538:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:09:34.86 ID: ID:HoJOuRcM0.net
539:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:10:39.99 ID: ID:HoJOuRcM0.net
540:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:11:42.51 ID: ID:60Lx/I2O0.net
541:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:14:01.11 ID: ID:HoJOuRcM0.net
542:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:15:29.83 ID: ID:HoJOuRcM0.net
不意を突かれ尻もちをついてもソレは腰から手を離さずちょうどAの腹の上に後頭部が乗ってる状態 つまりうつぶせで抱きついたままのソレはおかっぱ頭の4,5歳位の女の子だったらしい
543:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:16:36.36 ID: ID:HoJOuRcM0.net
544:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:18:05.41 ID: ID:HoJOuRcM0.net
545:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:18:52.01 ID: ID:HoJOuRcM0.net
いわゆる『水頭症』みたいなぷく~~っと風船膨らませて破裂寸前の異常にでかい顔で身体とアンバランスの三頭身位の一目で何かの奇病患ってるのがわかった
546:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:21:10.88 ID: ID:HoJOuRcM0.net
そんなの現実だったら気絶レベルで恐ろしいが夢の中だと不思議と怖くない
いや、むしろ可愛らしく感じてきてしばらく庭で遊んでやったらしい
547:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:22:43.76 ID: ID:HoJOuRcM0.net
『おうち あがって おばあちゃん びょうきなの』
見た目よりも少し言葉足らずなのはやはり知〇遅れでもあるようだ どうやら自分の祖母に紹介したいという事らしい
548:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:24:39.98 ID: ID:HoJOuRcM0.net
木製の引戸みたいな古い玄関を少女が開けて手招きされる 恐る恐る入ると中は日本昔話に出てくるような、小さな土間があって一段上がったところにむしれた畳があり、その奥にところどころ破れた障子の襖が見えた
549:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:25:55.61 ID: ID:HoJOuRcM0.net
居間に裸電球ひとつだけでとにかく薄暗い 襖の奥の部屋も障子の穴の向こうが真っ暗で電気も付いてない なにか薄気味悪いものを感じて座敷にあがるのも躊躇していた
550:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:27:44.68 ID: ID:HoJOuRcM0.net
551:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:29:34.85 ID: ID:HoJOuRcM0.net
552:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:30:25.84 ID: ID:HoJOuRcM0.net
そんな事を考える間にも少女、奥の襖開けようとしてくる とにかくバランスのよくない身体なのに動作が異様なほど機敏
553:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:31:21.99 ID: ID:HoJOuRcM0.net
554:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:32:15.04 ID: ID:HoJOuRcM0.net
555:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:33:46.40 ID: ID:HoJOuRcM0.net
布団被ってた老婆がゆっくりと顔だけ出して挨拶してきた
『……おうおう、いらっしゃい よかったなぁ 友達出来てぇ~……
この子と遊んでもらいありがとうなぁ~
……まぁ、ゆっくりしていって下さい』
556:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:35:23.15 ID: ID:HoJOuRcM0.net
557:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:36:28.88 ID: ID:HoJOuRcM0.net
奥の床の間になにか飾ってあるのが見える さりげなく目を向けて観察してギョッとする
558:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:36:52.07 ID: ID:HFBdIlqc0.net
559:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:37:57.58 ID: ID:HoJOuRcM0.net
Aの視界に飛び込んできたモノとは…
でかい出刃庖丁だったり斧だったり鎌だったり、数々の刃物が立て掛けられていた そのどれもが刃の手入れが良くギラギラとつい先程まで研いでいたかの如く鈍い光を放っている この家の古さとは対照的に…
560:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:39:11.10 ID: ID:HoJOuRcM0.net
すると布団のそば走ってるもんだからだんだんズレてきちゃって浴衣着た老婆の腕の部分がはみ出してきてる
561:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:41:36.64 ID: ID:HoJOuRcM0.net
その部分だけでも相当な数の目ん玉、つまり眼球が皮膚にめり込んでひっついてるのを…
562:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:42:55.85 ID: ID:HoJOuRcM0.net
極め付けは老婆自身ニコニコして目を細めて天井見てるんだけど腕の眼はずっとAを凝視して観察してる 自分が動くとその眼も追ってきてずっと視線が合ってる感じ
563:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:44:22.44 ID: ID:HoJOuRcM0.net
自分が醜いとは微塵も感じてないし、頭おかしいとも自覚してない この山奥の家の中だけが自分達の当たり前の日常であって、外の世界の事などまるで知らない様子
564:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:45:10.21 ID: ID:HoJOuRcM0.net
しかし想像とは大きく違った
565:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:46:30.48 ID: ID:HoJOuRcM0.net
いつ自分が怯えてるのバレてしまうかヒヤヒヤしながら…それはもう辛かったって!
オレがAの話聴いてて一番怖かったのココです もう、冷や汗モンでしたーーー
567:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:48:07.31 ID: ID:HoJOuRcM0.net
さて、本題はこれからなんですよね この話の核心は別のところにある
569:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:48:55.58 ID: ID:HoJOuRcM0.net
その道、◯◯号だった Nに抜ける道で心霊スポットも点在してる我々にもお馴染みのあの◯◯号
570:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:52:44.64 ID: ID:HoJOuRcM0.net
571:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:55:29.84 ID: ID:HoJOuRcM0.net
572:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:57:17.77 ID: ID:HoJOuRcM0.net
573:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:58:11.98 ID: ID:HoJOuRcM0.net
それはいきなりだった… ◯◯号って当然旧O市街地突っ切る訳だが、例の前出で話した家のすぐ近くのY字路で信号が赤になり停止した
574:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 01:59:11.34 ID: ID:HoJOuRcM0.net
Aがアレッ?て顔してその家凝視してたから気になってそちらに目を向けたらなんかチラチラと動く赤いモンが目に飛び込んできた
信号青になりAが躊躇しながらゆっくりと車発進させてその家の真横通った
575:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:00:06.09 ID: ID:HoJOuRcM0.net
576:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:02:23.79 ID: ID:HoJOuRcM0.net
浴衣みたいな柄の厚手の着物を着た白髪の婆さんが赤い半纏着た背が低いけど頭の異様にデカいおかっぱの少女と手を繋いで玄関の中入ろうとしてるのを!!
577:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:05:40.01 ID: ID:HoJOuRcM0.net
そして何より怖かったのは我々がその真横通り過ぎる瞬間、少女がこっちクルッとこっち振り向いて車乗ってるオレ達見ながら指差して微笑むとかじゃなく文章にするとこんな感じ
578:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:06:42.23 ID: ID:HoJOuRcM0.net
もう面白過ぎで腹痛いって位に爆笑してた
その大きく開けた口、みそっ歯で前歯が左右犬歯のところに1本ずつ生えていて牙みてえになってて口ん中真っ赤だった
今でも良く覚えてるよ、血みてえに……
まるで作るの失敗した日本人形だよ!!
579:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:07:50.95 ID: ID:HoJOuRcM0.net
それ以降、何故かAとは疎遠になり、
それからほどなくしてある事情で遠くに行ってしまい彼とは二度と会う事は叶わなかった
昔とほとんど変わりなく今でも家は存在してる
ナンバー付のかなり旧式の車も置いてあるね
580:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:10:25.17 ID: ID:HoJOuRcM0.net
ーーーー最後にこれを親愛なる友人◯◯君に捧げます 若き日の楽しかった記憶と共に 敬具
ー完ー
594:名無しのオカルト 2018/11/03(土) 12:03:32.99 ID: ID:FDQ8y+AQ0.net
割と面白かった
582:名無しのオカルト 2018/11/01(木) 02:32:46.04 ID: ID:0oGjGBts0.net
引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?352
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