引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part36∧∧
280: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2008/01/11(金) 02:26:04 ID:IYRvpZC50
先輩の話。
一人で山奥に籠もっていた時のこと。
そろそろ寝るかと、焚き火を落とす準備をしていると、突然声が掛けられた。
「おーい」樹上から誰かが呼んでいる。
こんな場所でこんな時間に、一体誰だ?
顔を上げたが、明かりの届く範囲には誰の姿も見当たらない。
と次の瞬間、気が付いてしまった。
一人で山奥に籠もっていた時のこと。
そろそろ寝るかと、焚き火を落とす準備をしていると、突然声が掛けられた。
「おーい」樹上から誰かが呼んでいる。
こんな場所でこんな時間に、一体誰だ?
顔を上げたが、明かりの届く範囲には誰の姿も見当たらない。
と次の瞬間、気が付いてしまった。
かなり離れた場所の木々の影、それよりもっと高い位置で、緑に輝く二つの点。
非常に大きな何かが、ずうっと上の方から、彼を静かに見下ろしていた。
腰が抜けた。身動ぎ一つ出来ないまま、震える視線を足下に向ける。
どれくらい経っただろうか。再び顔を上げると、いつの間にか、緑光は見えなくなっていた。
その後はもう一睡も出来ず、夜が明けるや一目散に下山したのだそうだ。
281: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2008/01/11(金) 02:27:36 ID:IYRvpZC50
非常に大きな何かが、ずうっと上の方から、彼を静かに見下ろしていた。
腰が抜けた。身動ぎ一つ出来ないまま、震える視線を足下に向ける。
どれくらい経っただろうか。再び顔を上げると、いつの間にか、緑光は見えなくなっていた。
その後はもう一睡も出来ず、夜が明けるや一目散に下山したのだそうだ。
281: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2008/01/11(金) 02:27:36 ID:IYRvpZC50
仕事仲間の話。
山奥の現場でポンプを調整していると、どこからか「おーい」と呼び掛けられた。
顔を上げて周囲を見たが、彼以外に誰もいない。
尚も繰り返す呼び掛けに「誰か呼んだかー?」と声を張り上げた。
次の瞬間、激痛が彼を襲った。手首が焼けるように熱い!
腕時計が白熱したのだと頭が理解する前に、それを剥ぎ取って投げ捨てていた。
地に落ちた腕時計はジュッ!と音を立て、微かに陽炎を発していたらしい。
気が付くと、傍らの工具箱が飴のように変形して柔らかくなっていた。
金気の工具類が、軒並み手で触れないほどの高温に達していたためだった。
気が付くと、声は聞こえなくなっていた。
「でもその日はずっとね、金属に手を触れるのが怖かったよ。
いや、声と熱が関係あるのかはわからないけどな」
左手首に付いた腕時計大の火傷を見せてくれながら、彼はこの話をしてくれた。
山奥の現場でポンプを調整していると、どこからか「おーい」と呼び掛けられた。
顔を上げて周囲を見たが、彼以外に誰もいない。
尚も繰り返す呼び掛けに「誰か呼んだかー?」と声を張り上げた。
次の瞬間、激痛が彼を襲った。手首が焼けるように熱い!
腕時計が白熱したのだと頭が理解する前に、それを剥ぎ取って投げ捨てていた。
地に落ちた腕時計はジュッ!と音を立て、微かに陽炎を発していたらしい。
気が付くと、傍らの工具箱が飴のように変形して柔らかくなっていた。
金気の工具類が、軒並み手で触れないほどの高温に達していたためだった。
気が付くと、声は聞こえなくなっていた。
「でもその日はずっとね、金属に手を触れるのが怖かったよ。
いや、声と熱が関係あるのかはわからないけどな」
左手首に付いた腕時計大の火傷を見せてくれながら、彼はこの話をしてくれた。
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