引用元: ・◆◇心霊ちょっといい話◇◆PART2
654: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/07/22(日) 12:31
シロがもらわれていったのは春になったばかりの頃でした。
家で飼っていた三毛猫が5匹の子供を産み、唯一のオスの
シロ猫だけが一番始めに貰い手がついたのです。
シロがもらわれていってしばらくの間、親猫はいなくなった
小猫を探して鳴いて家中を探しまわっていたものです。
まもなく夏になろうとするある雨の夜・・・・・・。
私は遅くまで机に向かっていました。家族はもう休んでおり、
家の中は静かでした。 「・・・・・ちゃん、・・・・・・ゆきちゃん・・・」
家で飼っていた三毛猫が5匹の子供を産み、唯一のオスの
シロ猫だけが一番始めに貰い手がついたのです。
シロがもらわれていってしばらくの間、親猫はいなくなった
小猫を探して鳴いて家中を探しまわっていたものです。
まもなく夏になろうとするある雨の夜・・・・・・。
私は遅くまで机に向かっていました。家族はもう休んでおり、
家の中は静かでした。 「・・・・・ちゃん、・・・・・・ゆきちゃん・・・」
小さな細い声で名前を呼ばれて、私ははっと顔を上げました。
部屋のドアを開けて廊下を見ましたが家の中は相変わらず
寝静まっています。その時、何故そう思ったのかは
分からないのですが、「帰ってきた」と思ったのです。
何かが、私を必要としている・・・そう思った私は
部屋の雨戸を開けて外を見ました。すると、私の部屋の
窓の下に一匹のがりがりに痩せた灰色の猫が倒れていました。
私は急いで玄関から表に出ると、その猫を見に行きました。
猫は今にも死んでしまうのではないかと思うほど弱っていました。
それからの私は大忙しでした。バスタオルに猫を包み
家の中に上げて牛乳を温めて猫に与えると・・・
猫は弱々しくも小さく鳴いて毛繕いを始めたのです。
翌朝猫を両親に見せると汚い猫を家に上げたので叱られましたが
私は一緒に飼うんだと言い張りました。
どうせ、家には親猫と小猫の合わせて5匹いるのです。私は絶対に、
この猫はシロだと言いましたが、父はそんなはずはないと言います。
何しろ、シロのもらわれていった先は車でも30分以上
かかるところだから生まれて半年も経っていない猫が
帰ってくるわけはないと言うのです。もっともではあります。
しかし、元気になった猫をお風呂に入れてシャンプーすると
灰色の猫は美しい白猫でした。
656: 654 2001/07/22(日) 12:34
部屋のドアを開けて廊下を見ましたが家の中は相変わらず
寝静まっています。その時、何故そう思ったのかは
分からないのですが、「帰ってきた」と思ったのです。
何かが、私を必要としている・・・そう思った私は
部屋の雨戸を開けて外を見ました。すると、私の部屋の
窓の下に一匹のがりがりに痩せた灰色の猫が倒れていました。
私は急いで玄関から表に出ると、その猫を見に行きました。
猫は今にも死んでしまうのではないかと思うほど弱っていました。
それからの私は大忙しでした。バスタオルに猫を包み
家の中に上げて牛乳を温めて猫に与えると・・・
猫は弱々しくも小さく鳴いて毛繕いを始めたのです。
翌朝猫を両親に見せると汚い猫を家に上げたので叱られましたが
私は一緒に飼うんだと言い張りました。
どうせ、家には親猫と小猫の合わせて5匹いるのです。私は絶対に、
この猫はシロだと言いましたが、父はそんなはずはないと言います。
何しろ、シロのもらわれていった先は車でも30分以上
かかるところだから生まれて半年も経っていない猫が
帰ってくるわけはないと言うのです。もっともではあります。
しかし、元気になった猫をお風呂に入れてシャンプーすると
灰色の猫は美しい白猫でした。
656: 654 2001/07/22(日) 12:34
ところが、まもなく、私の留守中に白の貰い手の人が訪ねてきたのです。
その人が言うには、いただいた猫がいなくなってしまったので
代わりの猫が欲しいとのこと。応対した母は、白猫のことは
黙っていたそうです。それから猫もあげませんでした。
他の猫と仲良くじゃれて、母猫に甘える白猫がやはりシロに
思えて不憫だったのでしょう。
反対した父でさえ、その頃には「白猫が帰ってきた」なんていう話を
近所の人や、仕事仲間にしていたぐらいですから。
その後、シロは、おじいさんになって死ぬまで我が家で暮らしました。
彼は猫の癖に水が大好きで、夏の午後、庭の水まきを始めると
どこにいても飛んできます。そして、大騒ぎしながらホースの先にじゃれて、
ずぶぬれになる遊びが大好きでした。
助けた御礼のつもりか、よく鳥を獲ってきて私に見せに来ました。
私が困って「生の鳥は食べられないんですけど・・」
と言ったら、生きたネズミの赤ん坊をくわえてきたことがあります。
案外彼らには、人の言葉が通じているのかもしれないですね。
私はといえば、もちろん、その猫はシロだったと思っています。
あの雨の夜、私の名前を呼んだあの声は何だったのかは
わかりませんが・・・・・・。
誰かが私を呼んだことは確かなのですから。
その人が言うには、いただいた猫がいなくなってしまったので
代わりの猫が欲しいとのこと。応対した母は、白猫のことは
黙っていたそうです。それから猫もあげませんでした。
他の猫と仲良くじゃれて、母猫に甘える白猫がやはりシロに
思えて不憫だったのでしょう。
反対した父でさえ、その頃には「白猫が帰ってきた」なんていう話を
近所の人や、仕事仲間にしていたぐらいですから。
その後、シロは、おじいさんになって死ぬまで我が家で暮らしました。
彼は猫の癖に水が大好きで、夏の午後、庭の水まきを始めると
どこにいても飛んできます。そして、大騒ぎしながらホースの先にじゃれて、
ずぶぬれになる遊びが大好きでした。
助けた御礼のつもりか、よく鳥を獲ってきて私に見せに来ました。
私が困って「生の鳥は食べられないんですけど・・」
と言ったら、生きたネズミの赤ん坊をくわえてきたことがあります。
案外彼らには、人の言葉が通じているのかもしれないですね。
私はといえば、もちろん、その猫はシロだったと思っています。
あの雨の夜、私の名前を呼んだあの声は何だったのかは
わかりませんが・・・・・・。
誰かが私を呼んだことは確かなのですから。
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