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怖い話

【オカルト】テントの中で泡盛を呑んでいるとテントをドンと叩かれた。ずぶ濡れのおっさんが立ってた。ひとではない……

編集・公開: オカルト速報
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関連記事:【不思議な話】旅をしてる途中、沖繩でのこと。龍神様の話を聞いた。人間の争いに疲れ、呆れてた。|オカルト速報

674: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/20(土) 23:08:18.57 ID:STnFS2vI0
沖繩に初めて行ったのは四年前。

鹿児島から約18時間のフェリーで。

本部港に着いたのは大晦日の午後だった。食材を買うのにイオン系列のスーパーに寄った。

知らない場所で年明けを迎えることに何故か心が踊った。

本部港から向かった場所は沖繩本島で初日の出が素晴らしく有名な場所。

ウッパマビーチ。

沖繩にウッパマビーチは2つある。その一つに到着したのはもう陽も落ちかけてる頃だった。

そのビーチにはたくさんテントが張られ、音楽が流れ、賑やかで、アメリカ兵士と沖縄県人半々みたいな感じで、暗くてよく見えないから、俺みたいな内地の人間は居なかったと思う。

俺もソロテントを張り、火をおこし、イオンで買った魚介類を網で焼き酒を呑んだ。

米兵が鳴らす音楽を聞きながら、テントの中で眠りについた。

引用元: ・今から約30年前、宮ヶ瀬の虹の大橋での恐怖

675: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/20(土) 23:19:41.11 ID:STnFS2vI0
眠ってた俺は、何か不自然な熱で目を覚ました。

テントのなかから見える炎、俺が消しそびれた薪が何かに燃え移ったかと思って、慌ててテントのジッパーを開けた。

でも違った。

その村に住んでる人々が造った大きな営火(えいか)キャンプファイヤーだった。

676: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/20(土) 23:29:49.40 ID:STnFS2vI0
やがて初日の出は登り始めた。

大きなキャンプファイヤーを取り囲む村人、村長さんの歌。

写真を撮る米兵。踊る沖繩のひと。

俺が今まで見てきた初日の出のなかで、こんな美しい日の出があることが怖ろしいくらいだった。

日の出があがると村長さん含め、村民が子供達にお菓子の袋を配ってた。

680: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/20(土) 23:52:47.20 ID:STnFS2vI0
世の中ってなんだろうって、その時考えた。

政治、経済、インターネット、SNS、都会、田舎、自然、動物、友達、親、親戚、

これから出会うひと。

俺はそのビーチで三賀日を過ごしてた。

三賀日を過ぎると俺のテントだけがビーチに残った。

俺はここにずっと居たいと思うようになってた。

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687: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/21(日) 17:05:34.59 ID:uzcfuOSh0
俺は焚き火の炎と波の音、プラネタリウムみたいな夜空に包まれてた。

出合いって不思議でも何でも無くて、必然だったんだと思った。

翌朝、テントをノックし声をかける誰かに目を覚ました。

テントのジッパーを開けると若いお巡りさんだった。

お巡りさん 「大丈夫ですか?」

俺 「え、大丈夫ですけど何かあったんですか。」

お巡りさん 「事件とか事故も何もないんですけど、近隣の人が心配して連絡頂いて、」

俺 「すみません、このビーチが気にいってしまって、」

旅をしてる話し、仕事を依頼された話し、他にもいろいろ話したと思う。

すると、

688: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/21(日) 17:23:46.06 ID:uzcfuOSh0
お巡りさん 「実は、このビーチが好きだったかたか、わからないんですけど自○されるかたが近年多くて、」

俺は思い出した。このビーチに着いた大晦日、元旦の夜。

テントの中で泡盛を呑んでいると、テントの後ろをドンと叩かれた。

俺はテントを出て叩かれた後方を見た。ずぶ濡れのおっさんが立ってた。

俺はひとではないことに直様気付きテントで音楽を流し無視した。

でもテントの外で話しかけてた言葉はずっと聴こえてた。

ずぶ濡れ 「ワッサイビーン‥」

689: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/21(日) 17:36:34.31 ID:uzcfuOSh0
沖繩の言葉はまったくわからない俺は、音楽を消し祝詞をあげた。

ただ視えたのはこのビーチの左奥の方から入水する姿。

そしてもう一つ思い出したのは、これも深夜。1月5日だったと思う。

テントの周りを歩く足音が聴こえた。

沖繩には、生態系を壊す外来種のマングースが居て歩道の横に罠がたくさん仕掛けられてる。

マングースの大きさの足音ではなかった。

足音がテントの入口付近で止まった。

690: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/21(日) 17:47:31.66 ID:uzcfuOSh0
俺は寝袋から起き上がり耳を澄ました。

「帰りたい‥痛い‥」

か細い声がテント前で聴こえた。年配の女性の声。

俺 「俺は普通の人間だし、ここでキャンプしてるだけ。何もしてあげられないよ。」

女性 「辛かった‥」

俺 「次の世界へ行って幸せになりなよ。」

俺は霊能者じゃない、次の世界なんて半信半疑。でも祝詞をあげた。

その女性はビーチの右側にある岩山から投身したひと

それを思い出した俺はお巡りさんに聞いた。

691: ◆dXcfrJBpgk 2021/11/21(日) 18:01:24.70 ID:uzcfuOSh0
俺 「亡くなったかたは、あそことあそこですよね?」

お巡りさん 「えっ!あなたは地元の人じゃないですよね、」

俺の免許証を何度もみてた。

地元の新聞とかにしかその事実は掲載されてない。

俺 「そういうの視えて困ってるんですけど」

お巡りさん 「ごめんなさい、こんな人が本当に居ると思ってなくて。警察に相談しないほうがいいと思います。病院をすすめるだけです。」

俺 「この素敵なビーチと村を守ってくれてありがとう御座います。」

お巡りさん 「はい!こちらこそありがとうございました。」

とても理解のある若い警官の後ろ姿は忘れない。

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