引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part46∧∧
847: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:41:37 ID:38xdCTwZ0
実家の山で体験した出来事を1つ。
家の家系は代々みかん農家で、家から少し離れた山の中でみかん作ってたんだけど、
不況のせいかみかんがさっぱり売れなくなり、作っても食べきれずに腐らせてしまうようになったので
俺が高校2年のときにみかんの木を全部切ってしまった。
切った跡には十何年、何十年か後に役に立つようにと、大量の杉の苗を植えておいた。
それから一年後の高3の夏。
俺と弟は祖父から、夏休みの間に山の草刈りをするように依頼(強制)され渋々承諾。
夏休みも最後の8月31日に2人で一気に仕事を済ませることにした。
当日、まず弟が先に家を出て、30分遅れて俺も山に向かった。
畑は山の中腹ほどにあり、近くを高速道路が走っている以外は民家も何もなく、
近くで人を見かけることはほとんどない。といか俺は見たことがない。
でもその日はちょっと違った。
家の家系は代々みかん農家で、家から少し離れた山の中でみかん作ってたんだけど、
不況のせいかみかんがさっぱり売れなくなり、作っても食べきれずに腐らせてしまうようになったので
俺が高校2年のときにみかんの木を全部切ってしまった。
切った跡には十何年、何十年か後に役に立つようにと、大量の杉の苗を植えておいた。
それから一年後の高3の夏。
俺と弟は祖父から、夏休みの間に山の草刈りをするように依頼(強制)され渋々承諾。
夏休みも最後の8月31日に2人で一気に仕事を済ませることにした。
当日、まず弟が先に家を出て、30分遅れて俺も山に向かった。
畑は山の中腹ほどにあり、近くを高速道路が走っている以外は民家も何もなく、
近くで人を見かけることはほとんどない。といか俺は見たことがない。
でもその日はちょっと違った。
山の入り口に見慣れない単車が停めてある。
見たところホンダのスーパーカブか何かみたいだが、ところどころ傷や汚れがあって
かなり古いもののよう。なによりナンバープレートが無いのが印象的だった。
何でこんなとこにバイクが?誰かいるのか?なぜ?このあたりは畑以外何にも無いのに・・・
みかんがあったころなら、みかん泥棒を疑ったかもしれないが、今はこの山に盗れるものなんてないなず・・・
・・・じゃああれか?バイクの不法投棄か?
などと不思議に思いながらも、今はどうすることも出来ないので
バイクはほっといてとりあえず仕事をしに山をのぼっていった。
848: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:44:52 ID:38xdCTwZ0
見たところホンダのスーパーカブか何かみたいだが、ところどころ傷や汚れがあって
かなり古いもののよう。なによりナンバープレートが無いのが印象的だった。
何でこんなとこにバイクが?誰かいるのか?なぜ?このあたりは畑以外何にも無いのに・・・
みかんがあったころなら、みかん泥棒を疑ったかもしれないが、今はこの山に盗れるものなんてないなず・・・
・・・じゃああれか?バイクの不法投棄か?
などと不思議に思いながらも、今はどうすることも出来ないので
バイクはほっといてとりあえず仕事をしに山をのぼっていった。
848: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:44:52 ID:38xdCTwZ0
畑では一足先に家を出た弟が、段々の上のほうですでに作業を始めていた。
俺より先に着いた弟も当然あのバイクを目撃したものと思い、
俺「おい。あのバイク何や?」
と聞いてみると
弟「えっ、バイク・・・?」
と怪訝そうな顔。
俺「入り口んトコに知らんバイクあったやろ。」
弟「・・・そんなん知らんぞ。」
ということはあのバイクは弟と俺が到着する間に誰かが置いていったということだろうか。
俺「いや、なんか入り口に古いバイクが停めてあってな・・・。」
弟「ふうん。」
と、バイクに関する会話はそこで終わり、
そのあとは草刈りについて、なかなか骨が折れる、こんなに草が生えているとは思わなかった、
というような話をして、2人とも黙々と草を刈りはじめた。
作業を始めて30分ほどしたとき、弟が突然話しかけてきた。
弟「なあ○○。←俺の名前」
俺「うん?」
弟「さっき俺ら草めっちゃ生えてるとか話してたやろ?・・・そのときおっさんがおった。」
俺「おっさん???」
弟「おっさんというか・・・まあとにかく男の人。」
俺「・・・どこに?」
弟「向こうの・・・下のほうの木の影から上半身だけ出してな。俺らのこと見て帰っていった。」
俺「どんな人やった?」
弟「顔はよく分からんかったけど、青いジャンパー着てた。」
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849: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:47:23 ID:38xdCTwZ0
俺はそのおっさんがバイクの持ち主なのだと思った。
膨大な量の草は一日で刈りきることができず、日が暮れてきたので仕方なく帰ることにしたが
入り口のバイクはやはり無くなっていた。
持ち主はあのおっさんということで十中八九間違いないだろうが、
おのおっさんは誰なのか?こんなところに一体何をしに来たのか?そして一体どこに居たのか?など
(入り口から畑までは一本道で距離もさほどないし、左手は急斜面、右手は古い池がなので脇には入っていけないと思う)
謎も多かった。
その晩のこと。
俺は馬鹿正直にも仕事が全て終わっていないことを報告してしまい、祖父激怒。
夜中の11時だというのに、いますぐ仕事を終えて来い。終えるまで帰ってくるなとのこと。
当時からおカバン住人だった俺は
(ヤマノケとかに遭遇したらテメーのせいだからな!!!)
などと心の中では悪態をつくも、厳格な祖父には逆らえず。
懐中電灯と草刈ガマ1本もたされて、夜の山へ繰り出す羽目に・・・。
山の中だから電灯もないし、月明かりふんわりおちてくる夜でもなかったので
まわりは真っ暗。ライト無しじゃ20m先も見えない。
gkbrしながら山を登っていくと、入り口のところにあのバイクが・・・・
850: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:49:27 ID:38xdCTwZ0
俺(おいおいマジかよシャレんなってねーぞ!!)
このまま山に登ったらおっさんに遭遇してしまうのではないか・・・
今すぐ引き返したほうがいいのではないか・・・
などとグルグルと考えていると、山の上のほうから突然
「ああ!!!」
という、男の悲鳴(のようなもの)が聞こえ、そこで完全に俺の思考は停止。
とにかくヤバイヤバイヤバイヤバイという言葉が俺の脳内を支配し、
逃げようにも腰が抜けるんじゃなくて固まってしまって動けない。
そうこうしてるうちに道の先のほうから
タッタッタッタという足音が高速で近づいてきた。
見ると青いジャンパーを来た人が真下を向いて両手の指をピーンと伸ばし、
競歩選手よろしく速歩で歩いてくるじゃないか。
あまりの異様で衝撃的な光景に、背筋に冷たいものが、なんてレベルじゃない
足の先から頭のてっぺんまで川に沈んでいくような寒気を感じた。
逃げようと思った。
でも待てよこのバイクはアイツのだろうし逃げても追いつかれるだろていうかもしあの勢いのまま追いかけられたらヤバイしっこ漏らす
みたいな事をパニック状態のに陥りながら一瞬の間に考えていた・・・ように思う。
ライトの光に気づいたのか男は突然顔を上げそして
俺と目が合った。
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851: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:51:57 ID:38xdCTwZ0
次の瞬間、男のほうが「うわあ!!!」と大声を上げてびっくりしていた。
俺のほうもその声でかなりビクッときた・・・肩が10cmはとびあがったのではないかと思う。
2人とも一瞬(2秒ぐらい)固まっていたけど、男はバイクに向かって歩き出した。こんどは普通に。
めちゃくちゃ怖かったけど、俺はこれ以上ないくらいの勇気を出して
「えっあっあの」と話しかけた。
そして不可解なのはそのときの男の言葉。
ひどく狼狽した口調で、
「すすすすみんません!いやっでもアっアっアっアレはワシとちゃうんです!ワシと・・・」
おとこはすんませんすんませんとしきりに謝りながら、バイクに乗って行ってしまった。
俺はそのあいだ動けなかった。息もしていなかったと思う。
次第に冷静さを取り戻し、やっと色々と考えられるようになって気づいた。
“アレ”・・・?“アレ”ってなんだ!?
852: 本当にあった怖い名無し 2009/09/06(日) 14:54:38 ID:38xdCTwZ0
当然のごとく山にはのぼらなかった。
これでもし惨殺死体なんかが山に転がっていた日にゃあ俺は確実に精神を病んでしまうと。
(このとき俺の中で“アレ”=死体という方程式が完成していた。かなり混乱してた)
そりゃもう急いで帰ったよ。
祖父にばれないようにこっそりと帰宅し、30分ほど熱い湯船に浸かった。
(普段はもう風呂の湯は抜いてある時間だけど、カーチャンが気を利かせて沸かせてくれていたらしい。カーチャンgj)
風呂からあがったあとソッコーで布団に潜り込んで寝た。
早くこの恐怖を忘れたかった。
翌朝、祖父の言いつけを守らないわけには行かないので、早い時間から再び山に・・・^^;
マジで死体があったらどうしようかとgkbrだったけど、結局そんなものは無かった。
あったのは中に何も入っていない透明のごみぶくろが2枚だけ。
・・・まあそれだけでも十分不気味だったけど。
1時間ぐらいかけてだいたいの草を刈ってしまい、
そのあと普通に学校へ行った。
その後から現在に至るまで、特に変わったことは起こっていない。
あのおっさんは何者だったのか、そして夜の山で一体何をしていたのか、アレとは何なのかは全くわからない。
ただ、今でも夜道をひとりで歩いていると
あのおっさんが競歩で追いかけてくるような気がして背筋が寒くなる。
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