【怖い話】私を助けた男性にお礼する祖父母は「ある話」を聞くと「出て行け!」と怒鳴りだした……
189: トンネル 03/03/21 01:17
子供の頃、ばあちゃんの家に遊びに行った時のことです。
同じくらいの年のいとこ2人と姉とかくれんぼをはじめました。
鬼になったのは一つ下のいとこでした。
ばあちゃんの家に行く度にかくれんぼばかりしていたので
ばれにくい所(タンスの上のダンボールの中や玄関の下駄箱の下など)は
過去にもう隠れたことがあり、隠れる場所が殆ど無かったのですが、
私は隠れるのがなかなか上手く、一番最後まで見つからない
とも多かったので、その日も気合を入れて隠れる場所を探し始めました。
ふと目に付いたのが仏間の押入れ。上の段に上り、何気なく上を見ると
板がほんの数ミリくらいずれていました。押してみたら持ち上がったので
そこに這い上がり、板を元に戻して、外から漏れる光を頼りに
あたりを見回すと、屋根裏というよりトンネルみたいな、長い通路の
ようになっていました。
同じくらいの年のいとこ2人と姉とかくれんぼをはじめました。
鬼になったのは一つ下のいとこでした。
ばあちゃんの家に行く度にかくれんぼばかりしていたので
ばれにくい所(タンスの上のダンボールの中や玄関の下駄箱の下など)は
過去にもう隠れたことがあり、隠れる場所が殆ど無かったのですが、
私は隠れるのがなかなか上手く、一番最後まで見つからない
とも多かったので、その日も気合を入れて隠れる場所を探し始めました。
ふと目に付いたのが仏間の押入れ。上の段に上り、何気なく上を見ると
板がほんの数ミリくらいずれていました。押してみたら持ち上がったので
そこに這い上がり、板を元に戻して、外から漏れる光を頼りに
あたりを見回すと、屋根裏というよりトンネルみたいな、長い通路の
ようになっていました。
引用元: ・洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?Part31
オカ速おすすめ!
190: トンネル 03/03/21 01:18
ばあちゃんの家は細長い平屋だったんですが、どうやら端から端まで
ありそうなくらいの通路です。高さは大人がハイハイしてやっとくらい。
押入れの近くにいるとバレると思った私はとりあえずその通路を移動
することにしました。
古い家なので隙間も多く、真っ暗でもなかったのであまり恐怖も感じず、
四つん這いになってどんどん進んでもうすぐ家の端まで着くぞ、という時に
突然天井と言うか、這ってた屋根裏の板が途切れてて、私はそのまま
頭から落ちてしまいました。落ちた先には古くてかび臭い布団が沢山
置いてあったので幸い怪我も無かったんですが、どうもおかしいんです。
ばあちゃんの家にそんな部屋はない。
上を見上げると自分が落ちてきた場所が見えたんですが、結構
高く、どう見ても平屋の一階と言うよりは地下。周りは土と石でした。
なんとか上ろうと思って手で回りを探ると、何かスイッチのようなものが
あったので押してみると、上からぶら下がったコードに付いていた
裸電球が点きました。
ありそうなくらいの通路です。高さは大人がハイハイしてやっとくらい。
押入れの近くにいるとバレると思った私はとりあえずその通路を移動
することにしました。
古い家なので隙間も多く、真っ暗でもなかったのであまり恐怖も感じず、
四つん這いになってどんどん進んでもうすぐ家の端まで着くぞ、という時に
突然天井と言うか、這ってた屋根裏の板が途切れてて、私はそのまま
頭から落ちてしまいました。落ちた先には古くてかび臭い布団が沢山
置いてあったので幸い怪我も無かったんですが、どうもおかしいんです。
ばあちゃんの家にそんな部屋はない。
上を見上げると自分が落ちてきた場所が見えたんですが、結構
高く、どう見ても平屋の一階と言うよりは地下。周りは土と石でした。
なんとか上ろうと思って手で回りを探ると、何かスイッチのようなものが
あったので押してみると、上からぶら下がったコードに付いていた
裸電球が点きました。
191: トンネル 03/03/21 01:18
明るくなったことで回りの状態を見ることができました。壁にぽっかり
空いた横穴。。。とりあえず這い上がるのは無理そうだし、この穴を
通ればどこかに出られると思い、四つん這いになってその横穴を
進み始めました。地面にはさっきあったような布団が敷いてあるようです。
ジメジメしてて気持ち悪かったけど、だんだん怖くなってきたので
どんどんどんどん進んでいき、もう電気の明かりも届きません。
なんだか微妙に登り坂になっていて、ちょっと疲れたけど
それでもどんどんどんどん進んで行くと、いきなり何かにぶち当たりました。
薄いベニヤ板みたいなものが立てかけてあったらしく、板が倒れて
穴からようやく脱出。。。したのはいいんですけど、見た事もない部屋。
木の檻っていうか格子がはまってて出口らしき所には大きな鍵がついていて
出られません。
空いた横穴。。。とりあえず這い上がるのは無理そうだし、この穴を
通ればどこかに出られると思い、四つん這いになってその横穴を
進み始めました。地面にはさっきあったような布団が敷いてあるようです。
ジメジメしてて気持ち悪かったけど、だんだん怖くなってきたので
どんどんどんどん進んでいき、もう電気の明かりも届きません。
なんだか微妙に登り坂になっていて、ちょっと疲れたけど
それでもどんどんどんどん進んで行くと、いきなり何かにぶち当たりました。
薄いベニヤ板みたいなものが立てかけてあったらしく、板が倒れて
穴からようやく脱出。。。したのはいいんですけど、見た事もない部屋。
木の檻っていうか格子がはまってて出口らしき所には大きな鍵がついていて
出られません。
196: トンネル 03/03/21 01:29
恐さがピークに達した私は大声で泣き喚きました。
すると檻?の外の更に外から女の人の声が。
「誰かいるの?」
「わかんないけどここに来ました!助けてください!」
「ちょっと待ってて!」
ガチャガチャと音がして檻の外の扉が開きました。
どこか蔵の中の小部屋のようなところにいるようです。
「ここの鍵ないんだよね。ちょっと待っててね。」
少ししておっさんが現れました。不思議そうな顔をしながらも
鍵をガチャガチャやったり引っ張ったりして開けようとしてましたが
開かず、結局斧で叩き壊して救出してくれました。
名前とどこからきたのか聞かれ、ばあちゃんの家から穴を通って
何故かここに出たことを説明すると、おっさんがばあちゃんの家まで
おんぶして連れて行ってくれました。
すると檻?の外の更に外から女の人の声が。
「誰かいるの?」
「わかんないけどここに来ました!助けてください!」
「ちょっと待ってて!」
ガチャガチャと音がして檻の外の扉が開きました。
どこか蔵の中の小部屋のようなところにいるようです。
「ここの鍵ないんだよね。ちょっと待っててね。」
少ししておっさんが現れました。不思議そうな顔をしながらも
鍵をガチャガチャやったり引っ張ったりして開けようとしてましたが
開かず、結局斧で叩き壊して救出してくれました。
名前とどこからきたのか聞かれ、ばあちゃんの家から穴を通って
何故かここに出たことを説明すると、おっさんがばあちゃんの家まで
おんぶして連れて行ってくれました。
198: トンネル 03/03/21 01:30
家で遊んでたはずがおっさんにおんぶされて帰ってきた私に
じいちゃんもばあちゃんも驚いていました。
私が「この人に助けてもらった」と説明すると、不可解ながらも
にこにことお礼を言ってました。しかし、「この子がどこからか穴を通って
うちの蔵に入った」という話をおじさんがした途端、二人は突然
「出て行け!」と怒鳴りだし、おじさんを追い帰してしまいました。
なんかすまないことをしたなぁ、と思った私はじいちゃんに「仏壇の部屋の
押入れから行ったんだよ。穴があのおじさんのうちのほうまで繋がってて
勝手に蔵に入っちゃったんだからおじさんは悪くないよ。」と
説明しました。
するとじいちゃんは「そんな所からあんな遠くまで繋がってるわけが無い!」
と怒鳴り、仏間に行くと天井を沢山の板と釘でめちゃくちゃに打ち付け、
塞いでしまいました。
じいちゃんもばあちゃんも驚いていました。
私が「この人に助けてもらった」と説明すると、不可解ながらも
にこにことお礼を言ってました。しかし、「この子がどこからか穴を通って
うちの蔵に入った」という話をおじさんがした途端、二人は突然
「出て行け!」と怒鳴りだし、おじさんを追い帰してしまいました。
なんかすまないことをしたなぁ、と思った私はじいちゃんに「仏壇の部屋の
押入れから行ったんだよ。穴があのおじさんのうちのほうまで繋がってて
勝手に蔵に入っちゃったんだからおじさんは悪くないよ。」と
説明しました。
するとじいちゃんは「そんな所からあんな遠くまで繋がってるわけが無い!」
と怒鳴り、仏間に行くと天井を沢山の板と釘でめちゃくちゃに打ち付け、
塞いでしまいました。
199: トンネル 03/03/21 01:33
その後は恐くてあのトンネルのことは口にできませんでした。
だからあれが何なのかはさっぱりわかりません。
蔵のあった家にはその数ヶ月前までは人付き合いを殆どしない
おばあさんが一人で住んでいたんですが亡くなり、其の後
私を助けてくれた夫婦が住んだものらしく、蔵のことは
よく知らなかったようです。
じいちゃんはとっくに亡くなり、ばあちゃんも数年前に亡くなり、今は
あの家は人手に渡っています。
最近両親に聞いてみましたが、そんなもの知らないと言ってました。
あれはなんだったんでしょう?大量の布団。電気。トンネル。
考えるとなんか恐いのであまり考えないようにしています。
だからあれが何なのかはさっぱりわかりません。
蔵のあった家にはその数ヶ月前までは人付き合いを殆どしない
おばあさんが一人で住んでいたんですが亡くなり、其の後
私を助けてくれた夫婦が住んだものらしく、蔵のことは
よく知らなかったようです。
じいちゃんはとっくに亡くなり、ばあちゃんも数年前に亡くなり、今は
あの家は人手に渡っています。
最近両親に聞いてみましたが、そんなもの知らないと言ってました。
あれはなんだったんでしょう?大量の布団。電気。トンネル。
考えるとなんか恐いのであまり考えないようにしています。
202: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:36
>>189
乙!
久しぶりにじわじわ怖くなる話だ…
てか日本家屋の謎の部屋とか通路って自分にとってかなり怖いツボだ(;´д`)
乙!
久しぶりにじわじわ怖くなる話だ…
てか日本家屋の謎の部屋とか通路って自分にとってかなり怖いツボだ(;´д`)
203: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:39
>>202
ありがとう!
謎の通路は実際にばあちゃんの屋根裏にあって、じいちゃんが
何故か血相変えてふさいだのも事実です。謎。
ありがとう!
謎の通路は実際にばあちゃんの屋根裏にあって、じいちゃんが
何故か血相変えてふさいだのも事実です。謎。
204: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:41
その抜けた先の檻も気になるな。
おそらくその檻に入れていた奴らをじいさんばあさんがかくまったんだろうな。
それで警察への密告を恐れておっさんを追い返したと。
おそらくその檻に入れていた奴らをじいさんばあさんがかくまったんだろうな。
それで警察への密告を恐れておっさんを追い返したと。
205: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:43
なんか戦争とか関係あるのかな?
伊藤潤二の漫画で脱走兵をかくまうヤツあったよね。
伊藤潤二の漫画で脱走兵をかくまうヤツあったよね。
206: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:48
蔵がある家の人付き合いのないおばあさんと、トンネル氏のおじいさんおばあさんは
つながりがあるんではないか・・・、とこじつけてみるテスト
つながりがあるんではないか・・・、とこじつけてみるテスト
207: 206 03/03/21 01:50
昔その蔵がある家に住んでいた、と言う人付き合いのないおばあさん
に訂正。
に訂正。
208: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/03/21 01:52
古い布団どっさりって恐い
なんか恐い
なんか恐い
この記事へのコメント
コメント一覧 (7)
外への抜け道やら座敷牢と直結した寝室をこしらえて、ある程度自由かつ快適に生活できるようにしていたのかな。
寝室に電球があるなら、昭和くらいまで使われていた可能性がある。
occlut_soku
がしました
occlut_soku
がしました
occlut_soku
がしました
occlut_soku
がしました
蔵があるなら昔は地域の有力者の家だったんだろうから、
誰かを匿ったり逃げたりするときのための秘密の抜け穴だったのでは?
occlut_soku
がしました
occlut_soku
がしました
occlut_soku
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