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怖い話

【怖い話】家へ帰ると誰もいない。置手紙には婆ちゃんの家にこいと。腹を空かせた俺だけど、婆ちゃんの家にいくのが怖かった、何故なら…

編集・公開: オカルト速報
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引用元: ・ほんのりと恐い話スレ、その5~~

155: A ◆GoP0V9Oo 02/04/16 15:13
中1の夏だったかな。
部活が終わり、「ただいまー」と家に帰ると誰もいない。
あれ?晩メシは?と思いながらテーブルの上を見ると、置き手紙があった。
「母さんも父さんも、おばあちゃんの家に行ってきます。」
「あなたも晩ご飯食べにあとから来なさい。母より」
当時ばあちゃんの家は徒歩10分ほどの所にあり、
俺の家族は月に2~3回は、遊びに行ってた。
時刻は夕方7時。部活帰りで無茶苦茶ハラも減ってたので、すぐさま家を出・・・ない俺。
それには理由があった。


156: A ◆GoP0V9Oo 02/04/16 15:19

おなかもペコペコだし、すぐにでもばあちゃんの家に向かいたい所だが、
俺は靴を履くのを躊躇していた。その理由とは・・・
実は一週間前、ばあちゃんの家のちょうど真向かいの家、そのガレージで
ハタチになる浪人生が焼身自殺をしていた。
話によると、恐ろしい断末魔が、家の中にいたばあちゃんの耳にも届いたらしい。
そんな事もあり、俺は一人で歩いて行くのをためらっていた。
辺りはもう暗い。できればそんな凄惨な現場(跡)にはしばらく近寄りたくない・・・。
しかしハードな部活の練習のせいで、空腹は限界まで来ている。
ばあちゃんの家に行かないと、メシはあたらない・・・。
結局俺は靴を履いて玄関を出た。


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157: A ◆GoP0V9Oo 02/04/16 15:28

さんざん悩んだ挙げ句、俺の出した結論は「あんまり気にしないようにする」だった。
夜の田舎道を黙々と歩いて10分ほどすると、ばあちゃんの家と、
『問題のガレージ』が見えてきた。・・・なんか急に怖くなってきた・・・。
しかし今更引き返しても、晩メシはあたらない。
勇気を出し、小走りでばあちゃんの家を目指した。
所どころ黒く焼けこげたガレージが近づいてくる度、異様な雰囲気が辺りを包む。
灯油を全身に被り、身体に火を付けた若者はどんな気持ちで死んでいったのだろう・・・。
考えちゃいけない。今は晩メシの事だけ考えよう。
そう思えば思うほど、恐怖心は増してくる。「怖い、怖い、怖い!」
ばあちゃんの家の玄関に着いた。ドアを開けようと、ガレージを自分の背に向けた時、
俺の恐怖心は最高レベルに達していた。その時・・・


158: A ◆GoP0V9Oo 02/04/16 15:43

「怖い、怖い、怖い!」背後に異様な気配を感じながら、俺はドアを開けた。

玄関の電気は付いていなかった。外側からは人影は見えなかった。
なのに。

玄関に見知らぬ老婆が立っていた。しかもドアのすぐ内側、俺の目の前に。
多分ばあちゃんの友人かご近所の人だろう。
「うあ!!!!!!!!!!!!!!!」腰を抜かしそうになったが、自分以外の人間を見て、
後ろのガレージに対する恐怖が幾分減ったのも事実である。
(電気くらいつけろよな、もう・・・)
そのままスタスタと歩いていく老婆を見ながら、俺は考えていた。
かなりびっくりしたが、とにかくばあちゃんの家にはたどり着いた。
急に激しい空腹に襲われ、中に入ると、見慣れた家族と親戚の顔があった。
食卓には俺の大好きなエビフライの山!
今までの恐怖も忘れ、やっと有り付けた晩メシを堪能していた。
・・・が。ふと疑問が浮かんだ。

まてよ。さっきの老婆は誰なんだ?俺が来たのと同じタイミングで帰ったのに、
誰もその事に付いて話そうともしない。普通聞くだろ。
「●●さんとすれ違ったでしょ?」とか。
大体、近所の友人が帰るというのに、誰一人として玄関まで見送りに来ないもおかしい。

誰だったんだ?あの老婆は?

俺はあえて誰にも話さなかった。
10年以上たった今でも家族にこの事は話していない。
あの老婆は本当にただの人間だったかもしれないし、
そうじゃない物だったのかも知れない。
つくりじゃない本当の話でした。
長文スマソカタ

終わり

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