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怖い話

動物はまた笑みのように顔を歪め言った。 「アシ、モラオカ」 僕はひどく焦った。きっとこいつが僕に怪我をさせたに違いない。

編集・公開: オカルト速報
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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?192

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1207976241/

659: 水無月 2008/05/05(月) 11:47:23 ID:XbOmh4vP0

俺の親父殿から聞いた話。
つい2、3週間前のこと 親父は風邪で三日間ぐらい寝込んでいて、三日目の昼過ぎに復活して俺に妙な話をした。

今日の朝話しかけたか?と聞くから呼んでいないと答えた。
寝てる間、真っ黒い何か(ガスみたいな感じか)が親父のPCを引きずりながら持ってきて、ベッドで寝てる親父にデスクトップに映っている何かを見せようとしていたらしい。
親父は「コードとかがあるのにどうやって持ってきたんだ?」と思っていたらしい。
で、目が覚めたらしい。
夢かと思って目を閉じたら今度はPCのブラウザ(どうもマイピクチャらしい)が次々と出てきて、×を押して消しても消してもどんどん出てくる。しかも消すたびに頭の左側がキーンと痛くなるという。
その後、頭の左側、耳の辺りからその真っ黒い何かが逃げるかのように出てきて玄関の方へすっ飛んでいったらしい。その後熱が下がって回復して事なきを得たが・・・



957: 2008/05/23(金) 22:18:17 ID:hYzAhLP+0

それから三日がたったがずっと体調が優れなかった。何をしていても
だるく、軽い頭痛のようなものが常時続いた。
そして4日目の朝、靄のかかったような頭で自転車を運転していると
突然車が突っ込んできて、僕はあわやというところで自ら自転車を倒し、
車との接触を免れた。 車はそのまま猛スピードで走り去ってしまい、
僕はのろのろと立ち上がり、しばらく呆然としていたが
足に痛みが走っていることに気づいた。見れば右足からだくだくと血が流れている。
どうやら自転車を倒したときに地面と自転車に足が挟まれて裂傷を負ったらしい。

僕は痛む右足をかばいながら、行く予定だった本屋へも行かずに家へと帰った。
当然だが僕の足をみた母親は驚き、すぐさま病院へと連れて行かれた。
すると、出血は派手だがそう深い傷ではないらしく消毒と包帯をするだけで
問題ないという。母親は「ああよかった」としきりに言っていたが
僕はあのときの動物の言葉を思い出していた・・・


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958: 2008/05/23(金) 22:31:56 ID:hYzAhLP+0

その夜、またあの動物が現れた。
初めてアレが現れたときと同じように寝付けずにいると、
あの動物が現れて怪我をした足を長い舌で舐めている。
全身に怖気が走り、恐怖に狂いそうになったが
あのときと同じくまったく動けないのでどうしようもない。
ひとしきり僕の足を舐めると動物はまた笑みのように顔を歪め、言った。

「アシ、モラオカ」

僕はひどく焦った。きっとこいつが僕に怪我をさせたに違いない。
このままでは僕の足はとられてしまう!
(やめろ、僕の足をとらないでくれ!たのむ、やめてくれ!)
心の中で繰り返していると、動物は「ぐぐ、ぐぐっ」としわがれた声で
笑っているような音をだして、すっと消えた。


959: 2008/05/23(金) 22:40:04 ID:hYzAhLP+0

翌朝、僕が目覚めると怪我をした足が動かない。
もう高校生になったというのに僕は半泣きで両親を
大声で呼び、何事かと慌ててやってきた両親に
僕が体験したことのすべてを話した。
すると母親が、昔霊障にあったときにお祓いをしてもらった
信用のできるお寺さんに行こうと言ってくれた。
僕はその日のうちに母親の運転する車に乗せられ、
お寺に連れて行かれた。住職さんに動かない足を見せ、
「どうか助けてください」
と必死に頼むと、住職さんは言った。
「動物と人の霊の混ざったものに憑かれていますね。
今日来てくれて本当によかった。もう少し遅ければ
その足は一生動かなくなっていたでしょう。」

住職さんはお経を唱えて僕の頭や足を軽くたたき、御祓いをしてくださった。
ほどなくして、僕の足は動くようになり、それからあの動物が
僕の前に現れることもなくなった。

いったい何が原因でアレに憑かれてしまったのか、なぜ足をほしがったのか
疑問はあったが、僕にはアレから解放されたという事実だけで十分だった。

最近、だんだん暑くなり夏が近づいている。
もう出ないとわかっていても、僕は夏が怖い。  終わり


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