引用元: ・死ぬほど洒落にならない恐い話を集めてみない?70
322: 禁忌 04/04/05 11:58
春の夜 満開の桜の木の下で男は吐き続けていた
お花見で酒を飲みすぎた男は嗚咽交じりにその日食べたものを全て吐いてしまっても
まだ苦しそうに桜の木にもたれかかり肩で息をしながら俯いていた
風の強い夜だった
ふと見ると自分の吐いたものにたくさんの薄紅の花びらが積もっていた
男は木を見上げて思った 「桜はきれいだなぁ」
風が一瞬強くなった気がした 視界いっぱいに舞うような花びらが散る
お花見で酒を飲みすぎた男は嗚咽交じりにその日食べたものを全て吐いてしまっても
まだ苦しそうに桜の木にもたれかかり肩で息をしながら俯いていた
風の強い夜だった
ふと見ると自分の吐いたものにたくさんの薄紅の花びらが積もっていた
男は木を見上げて思った 「桜はきれいだなぁ」
風が一瞬強くなった気がした 視界いっぱいに舞うような花びらが散る
少し休んでいたためか体が少し軽くなったと感じた男は
みんなのところに戻ろうと踏み出し何かにつまづいて足下に視線をやった
何かの塊・・・ 最初それが何なのかわからなかったが
そこで男は自分のお腹にぽっかりと穴が開いていることに気づいた
穴からは腸と思われる物体が今にも滑り落ちようとしていた
ズルズルズル
あらららららら
男は狼狽してあわててそれらをかき集めようとした
しかし臓器は彼を見限るように手の中から滑り落ちていった
あばばばばば
男はその場にへたり込んでしまった
その間にも穴からは肺、肝臓、心臓、あらゆる物が男の意思とは裏腹に滑り落ちていった
さっき男が吐いたものは積もった花びらで見えなくなってた
桜の木にもたれかかり空っぽになった男は最後に思った
「ライネンモキレイナハナガサクンダロウナァ」
からっぽになった男の腹と辺りに散らばったまだ温かい臓器に
いつまでも狂ったように桜の花びらが降り積もっていた
みんなのところに戻ろうと踏み出し何かにつまづいて足下に視線をやった
何かの塊・・・ 最初それが何なのかわからなかったが
そこで男は自分のお腹にぽっかりと穴が開いていることに気づいた
穴からは腸と思われる物体が今にも滑り落ちようとしていた
ズルズルズル
あらららららら
男は狼狽してあわててそれらをかき集めようとした
しかし臓器は彼を見限るように手の中から滑り落ちていった
あばばばばば
男はその場にへたり込んでしまった
その間にも穴からは肺、肝臓、心臓、あらゆる物が男の意思とは裏腹に滑り落ちていった
さっき男が吐いたものは積もった花びらで見えなくなってた
桜の木にもたれかかり空っぽになった男は最後に思った
「ライネンモキレイナハナガサクンダロウナァ」
からっぽになった男の腹と辺りに散らばったまだ温かい臓器に
いつまでも狂ったように桜の花びらが降り積もっていた
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