【オカルト二篇】気味が悪いができる男 / 僕以外誰一人いない街
358: 名無しのオカルト 2022/01/26(水) 19:45:35.99 ID:bQjD5AT30
『できる男』
私の上司・Sさんの元同僚は、少し気味が悪い男だったそうです。Sさんは有名なアパレルショップで勤めていたそうなのですが、このショップ、兎に角多忙な店舗で、Sさんも例に漏れず仕事に追われる日々を過ごしていました。しかし、問題の同僚・Aだけは違いました。全員に課されている筈の山のような仕事をほんの数時間で早々に片付け、余った時間は店舗の中をフラフラしたり、休憩室で持ち込んだお菓子を食べていたそうです。その上、業務に追われる他のスタッフを手伝うことなどもせず、性格の悪そうな流し目でニヤニヤと嘲笑ってきます。そんなAのことを、Sさん含め多くのスタッフは『仕事はできるけど嫌なやつ』と思っていたそうです。
ある日Sさんは、Aに書類を渡すためAが普段作業しているバックルームへ入ったそうです。しかし、中には誰もおらず、仕事も手付かずです。まだ開店から2時間程しか経っておらず、サボりに行くには早すぎます。バックルームから出て、さてどうしようか、と考えあぐねているAさんの背中にバックルームの扉が当たりました。誰もいなかった部屋から、Aが出てきたのです。
「ああ、いたのか」
Aは悪びれもせず、そう一言いって休憩室へ向かいます。Sさんは思わず引き止めました。
「お前、今、中にいなかったろ?どこにいた?仕事はどうした?」
「いたよ。仕事も、終わったよ」
例のニヤニヤ顔を見せながらAはそう言い、再び休憩室へと歩いて行きました。Sさんがバックルームを再び確認すると、数秒前まで溜まっていた筈の仕事は綺麗に片付いていたそうです。魔法のようだった、とSさんは言っていました。
信じてもらえないだろうな、と思いつつSさんはこのことを仲の良かった上司にそれとなく聞いてみました。すると、
「俺もさ、あいつが仕事してるとこ見たことないんだよな。でも、ちゃんと終わらせてるから店としてはいいんだよ」
過程より結果が大事、なんてよく言いますが、こんな超常的な過程を野放しにするお店に対しSさんは、A以上の気味悪さを感じたそうです。
私の上司・Sさんの元同僚は、少し気味が悪い男だったそうです。Sさんは有名なアパレルショップで勤めていたそうなのですが、このショップ、兎に角多忙な店舗で、Sさんも例に漏れず仕事に追われる日々を過ごしていました。しかし、問題の同僚・Aだけは違いました。全員に課されている筈の山のような仕事をほんの数時間で早々に片付け、余った時間は店舗の中をフラフラしたり、休憩室で持ち込んだお菓子を食べていたそうです。その上、業務に追われる他のスタッフを手伝うことなどもせず、性格の悪そうな流し目でニヤニヤと嘲笑ってきます。そんなAのことを、Sさん含め多くのスタッフは『仕事はできるけど嫌なやつ』と思っていたそうです。
ある日Sさんは、Aに書類を渡すためAが普段作業しているバックルームへ入ったそうです。しかし、中には誰もおらず、仕事も手付かずです。まだ開店から2時間程しか経っておらず、サボりに行くには早すぎます。バックルームから出て、さてどうしようか、と考えあぐねているAさんの背中にバックルームの扉が当たりました。誰もいなかった部屋から、Aが出てきたのです。
「ああ、いたのか」
Aは悪びれもせず、そう一言いって休憩室へ向かいます。Sさんは思わず引き止めました。
「お前、今、中にいなかったろ?どこにいた?仕事はどうした?」
「いたよ。仕事も、終わったよ」
例のニヤニヤ顔を見せながらAはそう言い、再び休憩室へと歩いて行きました。Sさんがバックルームを再び確認すると、数秒前まで溜まっていた筈の仕事は綺麗に片付いていたそうです。魔法のようだった、とSさんは言っていました。
信じてもらえないだろうな、と思いつつSさんはこのことを仲の良かった上司にそれとなく聞いてみました。すると、
「俺もさ、あいつが仕事してるとこ見たことないんだよな。でも、ちゃんと終わらせてるから店としてはいいんだよ」
過程より結果が大事、なんてよく言いますが、こんな超常的な過程を野放しにするお店に対しSさんは、A以上の気味悪さを感じたそうです。
引用元: ・死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?366
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359: 名無しのオカルト 2022/01/26(水) 19:46:10.94 ID:bQjD5AT30
僕がまだ学生時代の頃の話なんだけど、ちょっと変わった体験です。
大学の終わり、週末に行きつけの居酒屋で、終バス近くまで吞んでいたんだ。ただ、その晩は居酒屋のマスターと話し込んで、結局終バスをあと一歩というとこで逃しちゃったのよ。
まぁ、家までは、頑張れば徒歩50分くらいで着けるし、当時は20代でエネルギーもあって、酔い覚ましにいいかなってノリで歩くことにしたの。でもね、田舎道をとぼとぼ歩いていて10分くらい経って、なんかおかしいなって気づいたんだ。
0時を過ぎたとはいっても、人が僕以外誰一人歩いてなかったし、家の灯りも全く点いてなくって、ゴーストタウンみたいだったのよ。週末なのにおかしいな、と。こりゃ、道を間違えたかって思って、元居た場所に戻ろうと歩いていたら、俄(にわ)かに見覚えのある通りに出て……。
「あれ、これ、うちのすぐ近くの大通りだ……。」
って気が付いたの。いや、でも、こんなに早く着けるわけないし、なんかの間違えかって思っていたら、すぐ目の前を、ついさっき乗り過ごした終バスが通り過ぎて行ったのよ。
こりゃ、酔っぱらってるな、って思って、帰宅してすぐに寝てしまったんだけど、翌朝地図アプリで通った道を確かめようとしたら、そもそもそんな田舎道なんてなかったっていうね。
急ぎで書いた為、乱文乱筆、失礼しました。
大学の終わり、週末に行きつけの居酒屋で、終バス近くまで吞んでいたんだ。ただ、その晩は居酒屋のマスターと話し込んで、結局終バスをあと一歩というとこで逃しちゃったのよ。
まぁ、家までは、頑張れば徒歩50分くらいで着けるし、当時は20代でエネルギーもあって、酔い覚ましにいいかなってノリで歩くことにしたの。でもね、田舎道をとぼとぼ歩いていて10分くらい経って、なんかおかしいなって気づいたんだ。
0時を過ぎたとはいっても、人が僕以外誰一人歩いてなかったし、家の灯りも全く点いてなくって、ゴーストタウンみたいだったのよ。週末なのにおかしいな、と。こりゃ、道を間違えたかって思って、元居た場所に戻ろうと歩いていたら、俄(にわ)かに見覚えのある通りに出て……。
「あれ、これ、うちのすぐ近くの大通りだ……。」
って気が付いたの。いや、でも、こんなに早く着けるわけないし、なんかの間違えかって思っていたら、すぐ目の前を、ついさっき乗り過ごした終バスが通り過ぎて行ったのよ。
こりゃ、酔っぱらってるな、って思って、帰宅してすぐに寝てしまったんだけど、翌朝地図アプリで通った道を確かめようとしたら、そもそもそんな田舎道なんてなかったっていうね。
急ぎで書いた為、乱文乱筆、失礼しました。
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occlut_soku
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