
243:128 : 2007/09/04(火) 15:17:48 ID:
俺は社会人になり実家を出て1ルームマンションに住んでいた。
そのマンションの側には数十棟からなる公団住宅が連なっていた。
すでに築30年が経過し古かったが
新規公募してる部屋はリフォームされしかも格安で入居出来た。
そこに入居出来れば今の家賃の1/3になり面積もかなり広くなる。
貧乏だった俺は早速応募する事にした。
競争率は高かったが俺は運よく一回目で当選。
マンションから俺が入居する公団の棟まで約500m。7月の事だった。
7月中旬から公団に入居可という事だったのでマンションを7月で解約。
独身で荷物も少ないし、とにかく近いので自分一人で引っ越しする事にした。
毎晩少しづつ荷物をダンボールで運ぶのだ。一週間もすれば引っ越し完了。
冷蔵庫やベッドなど大物だけ最後に弟に手伝いに来てもらう事にした。
7月中旬になり鍵を貰うと俺は仕事が終わって深夜に荷物を運び込む。
公団は長い共用廊下があるタイプではなく、
階段室タイプなので各階で玄関が隣り合っている。
右の部屋が俺の新居だ。隣の玄関との距離は2m足らず。
公団はマンションに比べ薄暗く古く汚い。
自分の部屋の玄関前に立った時、何とも言えない匂いがした。
玄関の扉の前に蛆虫が何匹かいた。嫌な感じだ。
共用部分はそんな感じだが、中はリフォームしたばかりで新築と変わらない。
でも室内に入っても俺は落ち着かないというか不気味な印象が拭えなかった。
室内はまだ照明器具もつけておらず懐中電灯だけの明かりだけだから
不気味なんだと自分に言い聞かせた。
その日俺は初めて新居に入ったにも拘わらず室内を物色もせずに
荷物を置いてさっさと帰ってしまった。
数日間夜中にその作業を続けたが、嫌悪感が消えなかった。
そのマンションの側には数十棟からなる公団住宅が連なっていた。
すでに築30年が経過し古かったが
新規公募してる部屋はリフォームされしかも格安で入居出来た。
そこに入居出来れば今の家賃の1/3になり面積もかなり広くなる。
貧乏だった俺は早速応募する事にした。
競争率は高かったが俺は運よく一回目で当選。
マンションから俺が入居する公団の棟まで約500m。7月の事だった。
7月中旬から公団に入居可という事だったのでマンションを7月で解約。
独身で荷物も少ないし、とにかく近いので自分一人で引っ越しする事にした。
毎晩少しづつ荷物をダンボールで運ぶのだ。一週間もすれば引っ越し完了。
冷蔵庫やベッドなど大物だけ最後に弟に手伝いに来てもらう事にした。
7月中旬になり鍵を貰うと俺は仕事が終わって深夜に荷物を運び込む。
公団は長い共用廊下があるタイプではなく、
階段室タイプなので各階で玄関が隣り合っている。
右の部屋が俺の新居だ。隣の玄関との距離は2m足らず。
公団はマンションに比べ薄暗く古く汚い。
自分の部屋の玄関前に立った時、何とも言えない匂いがした。
玄関の扉の前に蛆虫が何匹かいた。嫌な感じだ。
共用部分はそんな感じだが、中はリフォームしたばかりで新築と変わらない。
でも室内に入っても俺は落ち着かないというか不気味な印象が拭えなかった。
室内はまだ照明器具もつけておらず懐中電灯だけの明かりだけだから
不気味なんだと自分に言い聞かせた。
その日俺は初めて新居に入ったにも拘わらず室内を物色もせずに
荷物を置いてさっさと帰ってしまった。
数日間夜中にその作業を続けたが、嫌悪感が消えなかった。
244:128 : 2007/09/04(火) 15:18:24 ID:
引っ越しを始めて4日程経ったある日の夕方、携帯が鳴った。
公団の管理事務局からだった。
「隣の部屋で事故があったので念の為128さんの部屋も見せて欲しい」との事だった。
なんとなく何が起きたのか分かった。
分かったというより抱いていた嫌悪感が間違いでは無かったと確信した。
俺は仕事を抜け速攻で公団に向かう。
既に1階の階段前には人だかりが出来ていて公団の職員が話しかけてきた。
「事件ではなく事故です。消毒したいので部屋を開けて下さい。」
その職員は決して何が起こったかは言わなかった。それ程俺は動揺していたのだろう。
化学防護服のようなものを装備した別の職員を引き連れ俺は階段を登った。
3階にも既に蛆虫がチラホラいて悪臭がする。
4階に上がる頃にはもう床にウネウネと蠢く蛆虫を踏みつぶして登るしかなかった。
階段の途中で隣室のドアを見上げるとドアは開いていた。
この世の物とは思えないぐらいの強烈な悪臭がする。
ちょうど中から何人かの職員が担架を持って出てくる。
俺はもう動けず見守るしかなかった。なんてタイミングの悪さだ。
こいつら運び出すの知ってて俺を連れてきたのか?
みんな装備は万全なのに俺だけTシャツとジーンズだけなんだぞ。
鼻を覆うハンカチすら持ってない。(タイミングを誤った事は後で謝罪された)
ビニールシートか毛布か分からないが、とにかく布で覆われた担架の脇からは
茶色、クリーム色の液体というかジェル状の固まりがポタポタ落ちている。
ゴキブリを潰した時に出るゴキブリの体液に近い感じかもしれない。
俺は立ちすくむ事しか出来ず、階段の踊り場で担架がすぐ脇を通るのを待った。
公団の管理事務局からだった。
「隣の部屋で事故があったので念の為128さんの部屋も見せて欲しい」との事だった。
なんとなく何が起きたのか分かった。
分かったというより抱いていた嫌悪感が間違いでは無かったと確信した。
俺は仕事を抜け速攻で公団に向かう。
既に1階の階段前には人だかりが出来ていて公団の職員が話しかけてきた。
「事件ではなく事故です。消毒したいので部屋を開けて下さい。」
その職員は決して何が起こったかは言わなかった。それ程俺は動揺していたのだろう。
化学防護服のようなものを装備した別の職員を引き連れ俺は階段を登った。
3階にも既に蛆虫がチラホラいて悪臭がする。
4階に上がる頃にはもう床にウネウネと蠢く蛆虫を踏みつぶして登るしかなかった。
階段の途中で隣室のドアを見上げるとドアは開いていた。
この世の物とは思えないぐらいの強烈な悪臭がする。
ちょうど中から何人かの職員が担架を持って出てくる。
俺はもう動けず見守るしかなかった。なんてタイミングの悪さだ。
こいつら運び出すの知ってて俺を連れてきたのか?
みんな装備は万全なのに俺だけTシャツとジーンズだけなんだぞ。
鼻を覆うハンカチすら持ってない。(タイミングを誤った事は後で謝罪された)
ビニールシートか毛布か分からないが、とにかく布で覆われた担架の脇からは
茶色、クリーム色の液体というかジェル状の固まりがポタポタ落ちている。
ゴキブリを潰した時に出るゴキブリの体液に近い感じかもしれない。
俺は立ちすくむ事しか出来ず、階段の踊り場で担架がすぐ脇を通るのを待った。
245:128 : 2007/09/04(火) 15:18:56 ID:
担架が通り過ぎ自分の部屋に入ると夜中には気付かなかったが
蛆虫がベランダ・玄関のみならず室内にも何匹か蠢いていた・・・
消毒が終わり下へ戻ると公団の自治会長さんが俺の所にやって来てくれて
俺がまだ入居直前である事もあり部屋を変えてくれるよう掛け合ってみると話してくれた。
亡くなっていた人は40代の男性で一人暮らしで心臓が悪かったらしい。
本当に気の毒な話しだ。
俺は自治会長さんの行為に甘え部屋を変えてもらう事にした。
運び込んでいた荷物はその日のうちに同僚に手伝ってもらいマンションに戻した。
俺が夜中にせっせと荷物を運び込んでいた頃、
隣人は腐乱死体と化し、体中のあらゆる穴から腐った液体を溢れ出させ
シワシワになった皮膚から悪臭を放ち、蛆の餌に成り居果てていたのだ。
俺はその兆候を何日も前に体感していたのに現実から目を逸らしていた。
仕事柄新築の匂いは知っていたはずなのに、異臭に不審感を持たなかった。
ベランダに、そして玄関に蛆虫がいたのに何とも思わなかった。
古いからそういう虫もいるんだと半ば強引に思った。
俺は荷物を置いたらとにかく明るいマンションに逃げ帰りたかった。
その一心で異変を認識する事が出来なかった。
すぐに俺が動けばもっと綺麗な体で遺族の元へ帰れたのかもしれない。
俺が見ぬ振りをしたばっかりに腐乱が進行してしまったのだ。
蛆虫がベランダ・玄関のみならず室内にも何匹か蠢いていた・・・
消毒が終わり下へ戻ると公団の自治会長さんが俺の所にやって来てくれて
俺がまだ入居直前である事もあり部屋を変えてくれるよう掛け合ってみると話してくれた。
亡くなっていた人は40代の男性で一人暮らしで心臓が悪かったらしい。
本当に気の毒な話しだ。
俺は自治会長さんの行為に甘え部屋を変えてもらう事にした。
運び込んでいた荷物はその日のうちに同僚に手伝ってもらいマンションに戻した。
俺が夜中にせっせと荷物を運び込んでいた頃、
隣人は腐乱死体と化し、体中のあらゆる穴から腐った液体を溢れ出させ
シワシワになった皮膚から悪臭を放ち、蛆の餌に成り居果てていたのだ。
俺はその兆候を何日も前に体感していたのに現実から目を逸らしていた。
仕事柄新築の匂いは知っていたはずなのに、異臭に不審感を持たなかった。
ベランダに、そして玄関に蛆虫がいたのに何とも思わなかった。
古いからそういう虫もいるんだと半ば強引に思った。
俺は荷物を置いたらとにかく明るいマンションに逃げ帰りたかった。
その一心で異変を認識する事が出来なかった。
すぐに俺が動けばもっと綺麗な体で遺族の元へ帰れたのかもしれない。
俺が見ぬ振りをしたばっかりに腐乱が進行してしまったのだ。
246:128 : 2007/09/04(火) 15:19:29 ID:
何度も自分に言う。
隣室で人が死んでいただけだ。
でも俺は怖かった。自分でも理由が分からないぐらい怖かった。
マンションは次の入居者が決まっていたので出なければならず
俺は嫌だったが公団の別棟に引っ越す事になった。
一人で引っ越し出来る心境では無く業者に頼み、当日は両親と弟に来て貰った。
しかもその日は一人で新居で過ごすのが恐ろしくて泊まってもらった程だ。
24才にして「ママン、ボク一人で寝るのが怖いよー」と懇願したわけだ。
別棟の別室になったにも拘わらず俺にはこの公団全体が恐ろしく感じた。
今思えば亡くなった隣人に対し恐怖しか感じなかった事に自責の念がある。
冥福を祈ろうとは少しも思わず、とにかく遠ざかりたいの一心だった。
これまで溺れて亡くなった人、車の中で焼けて亡くなった人を見た事がある。
しかし今回のように自分の生活圏で起こった事ではなかった。
今回は死体そのものに恐怖を覚えた。
管理局に聞いた所、事故物件はもう二度と賃貸しないという。
しかし不動産屋に聞いてみると事故物件は告知義務があり希望者にしか貸さない。
だが告知義務は事故の次に借りる契約者のみにあるそうで次の次の人には無い。
だから不動産屋の社員が事故物件を契約しすぐに解約、
そして何も無かったようにまた貸し出す事もあるらしい・・・
本当の所、公団ではどうなのか・・・・
隣室で人が死んでいただけだ。
でも俺は怖かった。自分でも理由が分からないぐらい怖かった。
マンションは次の入居者が決まっていたので出なければならず
俺は嫌だったが公団の別棟に引っ越す事になった。
一人で引っ越し出来る心境では無く業者に頼み、当日は両親と弟に来て貰った。
しかもその日は一人で新居で過ごすのが恐ろしくて泊まってもらった程だ。
24才にして「ママン、ボク一人で寝るのが怖いよー」と懇願したわけだ。
別棟の別室になったにも拘わらず俺にはこの公団全体が恐ろしく感じた。
今思えば亡くなった隣人に対し恐怖しか感じなかった事に自責の念がある。
冥福を祈ろうとは少しも思わず、とにかく遠ざかりたいの一心だった。
これまで溺れて亡くなった人、車の中で焼けて亡くなった人を見た事がある。
しかし今回のように自分の生活圏で起こった事ではなかった。
今回は死体そのものに恐怖を覚えた。
管理局に聞いた所、事故物件はもう二度と賃貸しないという。
しかし不動産屋に聞いてみると事故物件は告知義務があり希望者にしか貸さない。
だが告知義務は事故の次に借りる契約者のみにあるそうで次の次の人には無い。
だから不動産屋の社員が事故物件を契約しすぐに解約、
そして何も無かったようにまた貸し出す事もあるらしい・・・
本当の所、公団ではどうなのか・・・・
247:128 : 2007/09/04(火) 15:20:00 ID:
結局翌年4月に俺は転勤になり彼女(嫁)と同棲する為に引っ越す事になった。
実質この公団に住んだのは約9ケ月・・・
その僅かな期間に一度だけ妙な体験をした事がある。
深夜2時頃、仕事から帰宅途中に立ち並ぶ公団の住戸群の中を歩いている時だ。
薄暗い通路からある棟のホールに目をやると一人の中年女性が立っている。
靄が掛かっているようにボヤけた感じだ。
俺は出来るだけ気にせず帰ろうとしたが、突然その女性は俺に向かって猛然と走ってきた。
この人は怒っていると感じ、俺は振り向きもせずに一目散に走って逃げ帰った。
こういうものは怯えなければ大丈夫と思っていたがこの時ばかりは逃げなければと思った。
亡くなった隣人とは関係無いのだろうが唯一の奇妙な体験だ。
築30年を経過し数千人の人生を飲み込んできたこの古い都市公団。
様々な人の念が渦巻いているのだろうか。
7月になるとあの匂いを思い出し、亡くなった隣人の冥福を今更ながら祈っている。
お わ り
実質この公団に住んだのは約9ケ月・・・
その僅かな期間に一度だけ妙な体験をした事がある。
深夜2時頃、仕事から帰宅途中に立ち並ぶ公団の住戸群の中を歩いている時だ。
薄暗い通路からある棟のホールに目をやると一人の中年女性が立っている。
靄が掛かっているようにボヤけた感じだ。
俺は出来るだけ気にせず帰ろうとしたが、突然その女性は俺に向かって猛然と走ってきた。
この人は怒っていると感じ、俺は振り向きもせずに一目散に走って逃げ帰った。
こういうものは怯えなければ大丈夫と思っていたがこの時ばかりは逃げなければと思った。
亡くなった隣人とは関係無いのだろうが唯一の奇妙な体験だ。
築30年を経過し数千人の人生を飲み込んできたこの古い都市公団。
様々な人の念が渦巻いているのだろうか。
7月になるとあの匂いを思い出し、亡くなった隣人の冥福を今更ながら祈っている。
お わ り
249:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/09/04(火) 16:16:15 ID:
もう・・・・・>>247のレス一個だけで良いよ・・・マジ吐きそう・・・オエプ
250:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/09/04(火) 17:41:04 ID:
>>247のレス読んでて中年女性の件で背中に悪寒が走った…
一目散に走って逃げて正解だったと思う…
一目散に走って逃げて正解だったと思う…
252:128 : 2007/09/04(火) 18:15:07 ID:
>>248,249
まあその何だ。すまんね。
俺も1ケ月ぐらいは無気力というか何してても落ち込みが激しくて少し参った。
>>250,251
それが霊かどうかはわからんが、全力疾走でこっちに来た。
もちろん音はしないし姿もはっきりしない
が、俺のイメージとしては中年女性が奇声を上げながら追いかけてきたように感じた。
俺は考える間もなく体が走ってたって所なのかな。
疲れてたから幻覚だったのかもしれん。
つかそうであって欲しい。
はっきりと姿を見たのはこれまで二回だけ。
二回とも昨年の夏。
まあその何だ。すまんね。
俺も1ケ月ぐらいは無気力というか何してても落ち込みが激しくて少し参った。
>>250,251
それが霊かどうかはわからんが、全力疾走でこっちに来た。
もちろん音はしないし姿もはっきりしない
が、俺のイメージとしては中年女性が奇声を上げながら追いかけてきたように感じた。
俺は考える間もなく体が走ってたって所なのかな。
疲れてたから幻覚だったのかもしれん。
つかそうであって欲しい。
はっきりと姿を見たのはこれまで二回だけ。
二回とも昨年の夏。
251:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/09/04(火) 17:49:47 ID:
幽霊はゆっくり動くもんだと思ってた…
早い幽霊こわいよー!!!
早い幽霊こわいよー!!!
254:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/09/04(火) 21:11:48 ID:
これはきついな
255:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2007/09/04(火) 22:23:28 ID:
まあ公団ではよくある事だ。前の住人が子供部屋で首吊りしてて回りは知ってるのに友達の家族は何も知らないで住んでたり。よく遊びに行ってたけど。
引用元:【心霊】怖い【オカルト】
コメント
コメントを読み込んでいます…