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怖い話

【オカルト】夫の実家である山村に里帰りした夜中、土間の方で何やら物音が。翌朝、土間を確かめると不思議なことに・・・

編集・公開: オカルト速報
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引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part66∧∧

602: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2013/01/12(土) 20:32:23.78 ID:wGmrCVnW0
知り合いの話。

夫の実家である山村に里帰りしていると、夜中に土間の方で何やら物音がする。
明かりを点けて見に行ったが、寒い土間はシンと静まりかえったままだ。
首を傾げながら寝間に戻った。

翌朝、目を覚ましてから土間へ行くと、真新しい藁靴が置いてあった。
雪靴とも呼ばれる深い造りの靴で、頑丈でしっかりとした見事な出来だ。
義父によると、時々こういうことがあるのだという。
「夜中に土間で音がしたら、その翌日には深靴が一足拵えてあるんだ。
 見ての通りの良い出来だから、昔は本当にありがたかったんだよ。
 
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でも最近はもっと良い製品が出てきたから、もう使わないんだけどな。 
 感謝してるから、今でも神棚にお供えは欠かさないんだ」 

「不思議なこともあるものね、靴作りの小人さんでもいるのかしら」 
子供の玩具にされている藁靴を見ながら、そんなことを考えたそうだ。 

その年は実家を発つ時、うっかりと子供の本を忘れてしまった。 
ウルトラマンの怪獣図鑑だった。 

次に里帰りした折、奇妙な藁細工を見せられたという。 
藁で編み込まれた人形が二、三体。 
一目であの図鑑に載っていた怪獣だと判断できる、これも見事な出来だった。 

「孫があの本を忘れていってから、こんなおかしなバリエーションが増えたよ。 
 藁編みの神様、創造意欲みたいなもんを掻き立てられたのかね。 
 ひょっとしたら、靴や草履ばかり作るのにも飽き飽きしていたのかもな」 
義父は苦笑しながらそう言っていたそうだ。

603: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2013/01/12(土) 20:33:36.82 ID:wGmrCVnW0
山仲間の話。 

彼は仕事でよく一人山に籠もっている。 
ある夜のこと、焚き火の側に座っていると、我慢できないほど背中が痒くなった。 
手で掻こうとしたが、身体が硬いため、後少しのところで指が届かない。 

しばらく悪戦苦闘していると、不意に何者かに背中をカリカリと掻かれた。 
それが実にぴったりの箇所と強さだったので、驚くより先に 
「あぁ、そこそこ!」と快感に身を任せてしまった。 

大きくほぅっと息を吐いてから漸く、「……今の誰?」と思い至った。 
振り返ってみたが、背後には誰の姿も気配もない。 
もう朝日が昇るまで、ろくに眠ることが出来なかったそうだ。

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