引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part72∧∧
588: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2014/02/07(金) 18:41:57.71 ID:+DzSMpp80
友人の話。
彼の住む町を少し外れた辺りに、木々も疎らな岩山があるのだという。
その山腹中頃に、不思議な岩室があるそうだ。
そこに置いておいた物は、時間が経過してもほとんど傷まないというのだ。
昔は農作物を貯蔵していたのだと言われている。
「でもね、江戸時代の終わり頃から使われなくなったんだって。
大きな飢饉があった時、埋葬が間に合わない遺体をそこに置いていたんだと。
腐らないから。確かにそんな事があったんじゃ、近よりたくはないかなぁ」
今ではそこに通じる道も潰れてしまい、知る者も少なくなっているそうだ。
彼の住む町を少し外れた辺りに、木々も疎らな岩山があるのだという。
その山腹中頃に、不思議な岩室があるそうだ。
そこに置いておいた物は、時間が経過してもほとんど傷まないというのだ。
昔は農作物を貯蔵していたのだと言われている。
「でもね、江戸時代の終わり頃から使われなくなったんだって。
大きな飢饉があった時、埋葬が間に合わない遺体をそこに置いていたんだと。
腐らないから。確かにそんな事があったんじゃ、近よりたくはないかなぁ」
今ではそこに通じる道も潰れてしまい、知る者も少なくなっているそうだ。
589: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2014/02/07(金) 18:42:51.96 ID:+DzSMpp80
アメリカで聞いた話。
手掘りの古い鉱坑がいくつも残っている森林があるのだという。
子供たちはその近くで遊ぶことを、固く禁じられていた。
時々、廃坑から何かが出てきて、子供を攫って穴の中へ連れ去るからなのだと。
何が出てきているのかは、直に目撃した者がいないのでわからない。
気が付いた時には、もう子供の悲鳴だけが穴の奥へ遠ざかっていくところで、
一体何が子を攫っているのかは不明のままだ。
しかし消えた子供は、何日か後にひょっこりと戻ってくるという。
攫われてから帰ってくるまでの記憶を、綺麗さっぱりと失くして。
そして奇妙なことに、決して怒ることがなくなっているらしい。
まるで去勢でもされたかのように、どんな悪餓鬼も大人しく良い子になっていた。
子供が帰ってきたことは嬉しいが、どことなく不気味でもある……。
そんな話が増えてきたため、そこで遊ぶことが禁じられたそうだ。
現在は森林の中に鉄条網が設置されており、近づくことは出来ないのだという。
手掘りの古い鉱坑がいくつも残っている森林があるのだという。
子供たちはその近くで遊ぶことを、固く禁じられていた。
時々、廃坑から何かが出てきて、子供を攫って穴の中へ連れ去るからなのだと。
何が出てきているのかは、直に目撃した者がいないのでわからない。
気が付いた時には、もう子供の悲鳴だけが穴の奥へ遠ざかっていくところで、
一体何が子を攫っているのかは不明のままだ。
しかし消えた子供は、何日か後にひょっこりと戻ってくるという。
攫われてから帰ってくるまでの記憶を、綺麗さっぱりと失くして。
そして奇妙なことに、決して怒ることがなくなっているらしい。
まるで去勢でもされたかのように、どんな悪餓鬼も大人しく良い子になっていた。
子供が帰ってきたことは嬉しいが、どことなく不気味でもある……。
そんな話が増えてきたため、そこで遊ぶことが禁じられたそうだ。
現在は森林の中に鉄条網が設置されており、近づくことは出来ないのだという。
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590: 雷鳥一号 ◆jgxp0RiZOM 2014/02/07(金) 18:44:03.49 ID:+DzSMpp80
知り合いの話。
彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。
「大陸の奥の奥、それこそシルクロードに繋がるあたりに、奇妙な砂丘があったんです。
緑成す山を登り切ると、いきなり目の前が見渡す限り砂に変わりまして。
ついさっきまで木々が茂っていたのに、それこそ地形に線が引かれたかのように、
スパッとそこから砂丘になっているんですよ。不思議な光景でした」
「地の人に聞いたのですが、この砂丘には不思議な泉が現れていたそうです。
森から砂に踏み込んでしまい、行き倒れになり掛かった人がいると、そのすぐ前に
突然水が湧き出すのだとか。
水はあれよという間に大きな泉へと変じ、その人の喉を潤してくれるそうです。
なぜか小さな魚まで泳いでいて、手掴みで取れる程なのだとか。
遭難者が活力を取り戻すと、現れた時と同様、あっという間に泉は姿を消すそうで。
救われた者も多かったそうですよ」
「残念ながら、今は森も荒れた兀山に変わってしまい、砂丘も砂漠と呼んでいい程の
大きさになってしまいました。
不思議な泉も、目撃した人がいなくなって久しいようです。
こういうのも自然破壊って言うのでしょうかねぇ」
彼はどこか寂しげに、この話を締めくくった。
彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。
「大陸の奥の奥、それこそシルクロードに繋がるあたりに、奇妙な砂丘があったんです。
緑成す山を登り切ると、いきなり目の前が見渡す限り砂に変わりまして。
ついさっきまで木々が茂っていたのに、それこそ地形に線が引かれたかのように、
スパッとそこから砂丘になっているんですよ。不思議な光景でした」
「地の人に聞いたのですが、この砂丘には不思議な泉が現れていたそうです。
森から砂に踏み込んでしまい、行き倒れになり掛かった人がいると、そのすぐ前に
突然水が湧き出すのだとか。
水はあれよという間に大きな泉へと変じ、その人の喉を潤してくれるそうです。
なぜか小さな魚まで泳いでいて、手掴みで取れる程なのだとか。
遭難者が活力を取り戻すと、現れた時と同様、あっという間に泉は姿を消すそうで。
救われた者も多かったそうですよ」
「残念ながら、今は森も荒れた兀山に変わってしまい、砂丘も砂漠と呼んでいい程の
大きさになってしまいました。
不思議な泉も、目撃した人がいなくなって久しいようです。
こういうのも自然破壊って言うのでしょうかねぇ」
彼はどこか寂しげに、この話を締めくくった。
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