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怖い話

【オカルト】中国の奥地で闘蟋といわれるコオロギ相撲が楽しまれていたんだが、その業者が逮捕された理由が恐ろしいものだった…

編集・公開: オカルト速報
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引用元: ・∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part41∧∧

244: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/03/31(火) 18:59:54 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「闘蟋っていう娯楽があるんです。
 俗に言うとコオロギ相撲なんですけど。ほら、聞いたことありませんか?
 ラストエンペラーって映画にも出ていて、あの国では多くの人に楽しまれています。
 唐や宋の時代にコロオギの飼育指南書が書かれている程、古い文化なんですって。
 今でも年に何度か、大きな大会が開かれていますよ。
 都市対抗全中華対決とか何とか、大いに盛り上がっているみたいです」

「私があちらを訪れている時、これ用のコオロギを扱っている業者が逮捕されたんです。
 賭け事にもよく使われるので、強いコオロギの血筋を飼っている家は、それは結構な
 大商いをしているんだそうですよ。
 逮捕されたのは、そういうブリーダーだったんですけどね。
 何でも不法な商取引をしたということでしたが、闘蟋筋では、専ら別の理由だろうと
 噂されていました。
 それによると、逮捕された男はずば抜けて強いコオロギを作るノウハウを持っていて、
 しかしどうやらそれが違法な類のものであったというのです」

245: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/03/31(火) 19:00:48 ID:YlLkh0xa0

「どうやらその人、自分のコオロギに人の肉を喰わせていたらしいんですよ」

「彼の出身地は山の奥深くだったそうですが、そこにそういう言い伝えがあったとか。
 退治された山鬼の屍肉を食べたコオロギが化け物になったっていう、そんな昔話が。
 この山鬼っていうのが、どうも別の少数民族の蔑称でもあるらしいのですが・・・。
 少なくとも彼は、人の肉を喰ったコオロギは、コオロギ以上の何かになると信じて
 疑っていなかったみたいです」

「あくまでも噂話ですよ。本当かどうか全然わかりませんしね。
 まぁ確かにあの地方って、死体の取引とかこっそりと盛んらしいですし。
 陰婚に使われることが多いみたいですが」

そういう話が信憑性を持って受け止められることに、少し眩暈を覚えた。

246: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/03/31(火) 19:05:16 ID:YlLkh0xa0
知り合いの話。

彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。

「仕事の内容上、よく奥地に行きましたが。
 ガイドにひどく恐れられていた山村がありましたね。
 そこに移り住むと、顔に肉腫が出来ると言うのです。
 癌とかみたく悪性のものではないらしいのですが、これが成長を止めない。
 その人が生きている限り、どんどん大きくなると言うのですよ。
 疣の段階で気が付いて切除すれば、そういう羽目からは逃れられるらしいですが」

「切除が間に合わないと、やがて肉腫は顔自体よりもずっと大きくなって、首から上を
 支えることが出来なくなるといいます。
 よほど重いんでしょうね。
 そうなると身体が不自由になる訳ですが、それなってからは身体の方にも肉腫が発生
 するのだと。
 背中から腹、果ては手足の先までもが。
 こちらもまた成長し続けるタイプの腫瘍らしく、患者はそのうち大きな肉団子みたいな
 様相になってしまうそうなんです」

247: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2009/03/31(火) 19:06:25 ID:YlLkh0xa0

「そうなってしまうと満足に食事すら摂れないのですが、不思議なことに、患者が死ぬ
 ことは無いと言うのですよ。
 死ぬことはないのですが、飲まず食わずで何年も、ただ“あーあー”と呻くばかりの、
 とても人間だとは信じられないような肉塊になってしまうのだと。
 そうなると家族も面倒見切れなくなって、こっそり山奥に埋めてしまうんだそうで。
 それでも死ねないのか、その山に入ると、大勢の呻き声が聞こえるのだそうです。
 地の底から響いてくる、哀しげな呻きが」

「大陸の伝説には、視肉っていう、切り取っても切り取っても無くならない生きた肉と
 いうのがあるのですが、そこら辺から派生した話じゃないかと考えています。
 ただ、ガイドが本当に怖がってたんですよね。
 伝説の視肉じゃないにしろ、実際に危ない何かがあるのかもしれません」

「まぁ、あくまでも噂話ってレベルの話なんですけどね」
彼は最後にそう念押ししてこの話を終えた。

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