402:名無しのオカルト ID:
高校3年間、山岳部にいた。
そこで俺が体験したんだが、霊的現象と言うより、
疲労がもたらした錯覚だろうと思う。
入山2日目の、肌寒い小雨が降る日だった。
副部長の俺は列の最後尾についていた。10人くらいのパーティ
だったと思う。夜明け前に出発し、まだ真っ暗な中だった。
俺の前を歩くやつのザックに、カラビナ(金属のわっか)がぶら下がっていて、
それが目の前できらきら光りながら揺れている。
晴天の山行と違って、周りの景色も見えず、俺はひたすらそのカラビナを
見つめて歩いていた。その日体調が悪かった俺は、もうろうとしながら
カラビナにくっついて歩いていたと記憶している。
霧雨のせいで、夜が明けてもガスって薄暗く、前のやつもよく見えない。
遅れがちな俺はそのカラビナだけが目印で、ようやくついて行ける状況だった。
長いんで続く。
そこで俺が体験したんだが、霊的現象と言うより、
疲労がもたらした錯覚だろうと思う。
入山2日目の、肌寒い小雨が降る日だった。
副部長の俺は列の最後尾についていた。10人くらいのパーティ
だったと思う。夜明け前に出発し、まだ真っ暗な中だった。
俺の前を歩くやつのザックに、カラビナ(金属のわっか)がぶら下がっていて、
それが目の前できらきら光りながら揺れている。
晴天の山行と違って、周りの景色も見えず、俺はひたすらそのカラビナを
見つめて歩いていた。その日体調が悪かった俺は、もうろうとしながら
カラビナにくっついて歩いていたと記憶している。
霧雨のせいで、夜が明けてもガスって薄暗く、前のやつもよく見えない。
遅れがちな俺はそのカラビナだけが目印で、ようやくついて行ける状況だった。
長いんで続く。
403:名無しのオカルト ID:
数時間歩き、いい加減休憩にしろと前を見ると、前に誰もいない!
ヤヴァイと思った。ガスで視界数メートル、はぐれたら相当まずい。
寒気がした。きょろきょろと周りを見回してもガスのむこうに木立が見えるだけで、
人影がない。とりあえず上に向かって歩けば出会うはずだと歩き出した。
十数分ほど歩くと、前にきらきら光るものが見える。カラビナの反射光だ。
追いついた、と安心した俺は、遅れた恥ずかしさもあって、黙ったまま
やつの後ろに付いて歩いた。副部長だし、はぐれるのはやっぱり恥ずかしい。
何か聞かれたら、クソだったと言えばいいや。
そうして高度を稼ぐうちに、雲の上に出た。ガスが消え、景色が広がった。
が、またも前に誰もいない。おかしい。数秒前まで確かに目の前に
カラビナの光が揺れていた。
だが、今度は前と違って景色が見える。地図を見てナビゲーションできる。
俺は地図とコンパスで、現在地を確認した。もうすぐ一つ目のピークだ。
かなり疲労していたが、休憩せずにピークまで歩いた。
するとそこには、部の連中が休んでいて、部長が血相を変えて駆けてきた。
俺のことを皆で心配していたという。
話を聞くと、連中は1時間近くも前にそこにつき、俺がいないことに気が付いた
というのだ。変な話だ。確かに俺は、10分ほど前まで連中の後ろにいたはずなのだ。
部長や他の部員のマジな顔を見ると、俺をかついでいるようには見えなかった。
霧の中で俺が見たカラビナは、何だったんだろう。誰か、他のパーティだったのか。
それなら、なぜ急に姿が見えなくなったんだろう。今でも不思議に思う。
もう10年も前の話でした。
ヤヴァイと思った。ガスで視界数メートル、はぐれたら相当まずい。
寒気がした。きょろきょろと周りを見回してもガスのむこうに木立が見えるだけで、
人影がない。とりあえず上に向かって歩けば出会うはずだと歩き出した。
十数分ほど歩くと、前にきらきら光るものが見える。カラビナの反射光だ。
追いついた、と安心した俺は、遅れた恥ずかしさもあって、黙ったまま
やつの後ろに付いて歩いた。副部長だし、はぐれるのはやっぱり恥ずかしい。
何か聞かれたら、クソだったと言えばいいや。
そうして高度を稼ぐうちに、雲の上に出た。ガスが消え、景色が広がった。
が、またも前に誰もいない。おかしい。数秒前まで確かに目の前に
カラビナの光が揺れていた。
だが、今度は前と違って景色が見える。地図を見てナビゲーションできる。
俺は地図とコンパスで、現在地を確認した。もうすぐ一つ目のピークだ。
かなり疲労していたが、休憩せずにピークまで歩いた。
するとそこには、部の連中が休んでいて、部長が血相を変えて駆けてきた。
俺のことを皆で心配していたという。
話を聞くと、連中は1時間近くも前にそこにつき、俺がいないことに気が付いた
というのだ。変な話だ。確かに俺は、10分ほど前まで連中の後ろにいたはずなのだ。
部長や他の部員のマジな顔を見ると、俺をかついでいるようには見えなかった。
霧の中で俺が見たカラビナは、何だったんだろう。誰か、他のパーティだったのか。
それなら、なぜ急に姿が見えなくなったんだろう。今でも不思議に思う。
もう10年も前の話でした。
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404:名無しのオカルト ID:
霧は人間の時間感覚を狂わせるようだ。
405:名無しのオカルト ID:
あなたも宇宙人に埋め込まれちゃったのね・・
406:名無しのオカルト ID:
>>402
結構ありがちな話ですが、よい文章ですね。
カラビナの光のイメージがとても利いてると思います。
結構ありがちな話ですが、よい文章ですね。
カラビナの光のイメージがとても利いてると思います。
424:名無しのオカルト ID:
402-403
407-409
両方とも予想を裏切られた感じ
402は、カラビナだけを目当てに尾いていったら危うく転落する所だった、とか
完全に迷ってしまったとか、なるのかと思った
407は、得体の知れないものと遭遇した、奇妙な体験だったがとくに害もなく
終わるのかと思った
両方とも静かな怖さがあって面白かったです
407-409
両方とも予想を裏切られた感じ
402は、カラビナだけを目当てに尾いていったら危うく転落する所だった、とか
完全に迷ってしまったとか、なるのかと思った
407は、得体の知れないものと遭遇した、奇妙な体験だったがとくに害もなく
終わるのかと思った
両方とも静かな怖さがあって面白かったです
425:名無しのオカルト ID:
>>424
>>402です。
正直、全然話作ってないんで、
あの体験にどんな意味があるのか、わからん。
無意味といえば無意味だし、
たとえば、霊が迷いかけた俺を導いたとか、
逆に俺を殺そうとしたとか、そういう意図みたいなものは
無いみたい。
ただ、山登りをやってると疲労、霧、暗闇、静寂など、
日常とはかなり異なる状況下に置かれ、そのせいで
奇妙な感覚を覚えることが多い。時間の感覚もおかしくなる。
上の方にもあったけど、テントの周りを足音が
ゆっくりと周回するという経験は俺もある。
キャンプツーリングの途中だったから、ほかに人気のない場所での話。
もう、その程度の異常は気にならなくなったよ。
>>402です。
正直、全然話作ってないんで、
あの体験にどんな意味があるのか、わからん。
無意味といえば無意味だし、
たとえば、霊が迷いかけた俺を導いたとか、
逆に俺を殺そうとしたとか、そういう意図みたいなものは
無いみたい。
ただ、山登りをやってると疲労、霧、暗闇、静寂など、
日常とはかなり異なる状況下に置かれ、そのせいで
奇妙な感覚を覚えることが多い。時間の感覚もおかしくなる。
上の方にもあったけど、テントの周りを足音が
ゆっくりと周回するという経験は俺もある。
キャンプツーリングの途中だったから、ほかに人気のない場所での話。
もう、その程度の異常は気にならなくなったよ。
引用元:山にまつわる怖い話
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