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不可解な体験、謎な話

その時―コツコツコツコツ 先ほどとは比べ物にならないぐらいに強く、激しく、執拗にノックする音が聞こえてきました。 ああ、幽霊だ。

編集・公開: オカルト速報
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引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?273

282: ノック音 2011/07/21 15:57:59 ID:JyDADD3F0

つい先日の出来事。

私の部屋はベランダ側にあって、窓からは向かいに建ち並ぶ家が見えます。
私はすごくめんどくさがりな典型的な干物女なので、
引っ越してから2年も経つというのに
カーテンは母が買ってくれた透けているやつ?しかつけていませんでした。
つまり、向こう側から私の部屋はほぼ丸見えなのです。
まあ、それでも私は乾いた女なので別段気にかけていなかったのですが。



283: ノック音 2011/07/21 15:59:05 ID:JyDADD3F0

そんなある日。いつものように部屋にこもり布団の中で、
携帯ゲームをして眠くなるまで時間をつぶしていたら
コツ、コツ。コツ、コツ。
窓をたたく音がしました。
それは、何かがぶつかったわけでも、風のせいでもなく、誰かが窓をノックしている音でした。しかも、執拗に。
―どうにもおかしい。
もしも本当に誰かがノックしているのなら、そもそもドアをノックするはずだし、
わざわざベランダにでて私の部屋の窓を叩くなんて…面倒すぎる。
しかも今は夜中だ。いくらなんでも意味が分からない。


284: ノック音 2011/07/21 16:00:12 ID:JyDADD3F0

そこで私は無視を決め込む事にしました。
要は考えるのを放棄したのです。
それでも私に用があるならきっと声をかけてくれるはずだ。
自分でそう考えて私は気付きました。
何故、声をかけてこないんだろう。

その間も、窓を叩く音は鳴りやみません。
強盗?ここ四階だけど。
まさか、幽霊?


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285: ノック音 2011/07/21 16:01:29 ID:JyDADD3F0

ええい、いつまでも震えていたらバカみたいだ。親もまだ起きているし、怖くない。
もし何かあったら―その時はその時に考えよう。
面倒になった私は思い切りカーテン(薄いほう)をあけました。
しかし、案の定というかなんというか窓の向こうには暗闇があるだけでした。
気がつけばノックの音もやんでいたので
「ああ、やっぱり気のせいだったのか」と私は再び携帯ゲームを始めました。


286: ノック音 2011/07/21 16:02:41 ID:JyDADD3F0

怖がって損した。怖いと思うから怖いんだ。
勇気をだしてよかった。
それまでの恐怖がまるで嘘のように私は楽になれました。

その時―コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ
先ほどとは比べ物にならないぐらいに強く、激しく、執拗にノックする音が聞こえてきました。
ああ、幽霊だ。
馬鹿らしいけど、私は震えあがりました。
なんだか分からないけど、気づかないふりをしなくては。
震える指でゲームをして、努めて普段通りの行動を心がけました。
心なしか誰かに視られている気もして、ゲームどころではなかったのですが。


287: ノック音 2011/07/21 16:03:52 ID:JyDADD3F0

気がついたときには、もうノック音は止んでいました。
怖いという思いよりも「夢か現か」そんな不可思議な気分になっていました。

私が霊感がないから見えていなかっただけなのかもしれません。
もしかしたらあの時、すぐ近くで何者かが見ていたのかもしれません。
そう思うと、やっぱりカーテン買いに行こうと思うのでした。
…たぶん、明日ぐらいに。


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