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怖い話

確かドッペルってのは、本人とドッペルが会うと死ぬんだろ? じゃあ、こいつらのドッペルは一体どっちなんだ。

編集・公開: オカルト速報
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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?219

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1248761856/

872: ソイツ1 2009/08/03(月) 13:19:27 ID:53dmHylg0

私の古くからの友人に双子がいる。
小学高学年の頃に転校してきた一卵性双生児で、
初めて友達になった時、本当にそっくりで驚いたのを覚えてる。
(これからは双子の兄の方をA、弟をBと表記します。)

中学の時はAとBを互いのクラスに入れ替えっこして、先生がいつ気づくかなどと遊んだりもした。
もちろんAとBが率先してやったのだが。

あまりに似ているから、
街中でこの双子の片方を見かけた私や他の友人達も声をかけるときは、
「えぇと…A?B?」って、いつも尋ねていた。

私とこの双子は奇遇にも誕生日が一緒だとわかり、更にゲームオタというのがきっかけで、もの凄く仲良くなった。
そして、私は双子の家によく遊びに行くようになった。
双子と共に対戦したりとたのしんでいた。

この頃から不思議な事が起こり始める。

ある日、学校に行くと私と双子の共通の友人CがBを連れてやってきた。
(私とAは同じクラス、CとBが同じクラス)

来るなり、Cは、「昨日、○○(当時我々が贔屓にしていたゲーセン)にいたの、どっちなん?」

Cの話を聞くと、○○にAかBのどちらかがいたそうで、声をかけたが無視されたというのだ。
するとAは、「それ、俺だよ」と答えた。
私は「え?」ってなったが、Aが目で『合わせてくれ』といってるように感じたので、黙っておいた。




873: ソイツ2 2009/08/03(月) 13:20:17 ID:53dmHylg0

Cは「なんで無視したんよ~」と少し怒ったっぽい口調でAを責め、Aは「うるさくて聞こえなんだ」といった。

なんとか納得したCは、チャイムと共にBを連れて自分のクラスへ戻って行った。
その間、Bは無言だった。

そしてAは私に向って、「合わせてくれてサンキュな」と礼をいった。
私は「後で詳しく話せよ」と約束させ、自分の席へ戻った。

納得いかなかったのだ。Cが見た昨日、私とAとBは一緒にいたのだから。

この後、詳しく聞こうとする私をうまくはぐらかし、結局この事はうやむやになった。

しかし、この後もこういう事が度々出てくるようになった。
そしてその度にAやBが「俺だ」「俺だ」と互いにいい、その度に私には合わせるようお願いしてきた。
納得はいかなかったが、双子があまりに必死だったのでうなずかざるをえなかったのだ。
この頃になると、Cも合わせる側に入っていた。

そうこうしている内に、修学旅行が始まった。
おかしな事はあるものの、私と双子とCは妙な連帯感が生まれていたので、修学旅行中のグループ行動はこの4人で動く事になった。

4人で観光などをしていると、また始まった。
私たちのグループ用にと持たされていた携帯に、他のグループから電話がかかってきたのだ。
内容はこう。

『今、AかBかどっちかわからんけどすれ違ったんよ。どっちか迷子になってんちゃうか?』

その電話に出た私は言葉を失った。


874: ソイツ3 2009/08/03(月) 13:22:21 ID:53dmHylg0

何故ならAもBも目の前にいたからだ。
そんな私の様子を見て、AもBもCも気づいたようだった。
「間違いないか?」と尋ねると、『俺らの学校の制服着てたから間違いない』との事。
とりあえず礼をいい、AとBに「はぐらかすのはやめて、ちゃんと話せ」といった。
Cも頷く。

双子はしぶしぶ話し出した。

どうやら、こっちに引っ越してくる前からこういう事が度々起こっていたそうだ。
最初は「違う」と否定していたが、事が大きくなるばかりで、学校にも居づらくなり、引っ越しする事になったそうだ。
その時双子は決めたそうだ。
もしこういう事がまたあった時は互いに認めていこうと。

そして、引っ越ししたこっちでも同じ事が始まったが、認める事で何とかやってきたと。
しかし、ここ最近は出現が激しくて、なんとなくヤバい気がしていたと。

するとCは言った。
「それってドッペルってヤツやない?」


876: ソイツ4 2009/08/03(月) 13:23:23 ID:53dmHylg0

双子は多分そうなんだろうと頷いた。
そして私達は、ある事を決めた。
とにかくこれからは、そいつの存在を認めるようなことはしない事。
認めるような事をしたから、ドッペルは存在する力を得てるんだと私達は解釈したのだ。
ゲームのしすぎだったからかもしれない。

それからは、度々現れるソイツの存在を完全に否定した。
AとBが否定するより、私とCが否定した方が周りも納得できるようだった。

高校にあがってからも、ソイツは現れたが、以前ほど頻繁ではなくなった。

でも…未だにひとつ、気になる事がある。

確かドッペルってのは、本人とドッペルが会うと死ぬんだろ?
じゃあ、こいつらのドッペルは一体どっちなんだろう。
A?B?
それとも両方?
確認しようにも私はソイツにあった事がないのでわからないのだ。

ソイツは夏によく現れる。
これからも私達はソイツの存在を否定していくだろう。



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