• 新着記事を読み込んでいます…
  • 新着記事を読み込んでいます…
怖い話

トンネルの中で泣いている小さな女の子をみつけた。 俺は女の子をなだめ、抱きかかえてトンネルを出た。

編集・公開: オカルト速報
  • 新着記事を読み込んでいます…
  • 新着記事を読み込んでいます…
849: 本当にあった怖い名無し 2010/12/14(火) 14:51:49 ID:oLLeg76J0

近所にある嫌いな場所の話。

そこはJRの線路下をくぐるように作られたトンネルで、右脇に細い歩道がついている。通る時は坂を下ってから
また上るかたちになるので、見通しが悪く昼でも薄暗い。距離が短いからか街灯の類はなく、交通量は多いという
危険な場所だ。

ある日の夕方、近くを通りかかったときに、トンネルの中で泣いている小さな女の子をみつけた。
近くに親らしき人物もおらず、危険だと思った俺は声をかけることにした。


「なんで泣いてんの?」
女の子は俺を見ると、泣きじゃくりながら車道を指差した。
そこには車に轢かれたネコの死骸が転がっていた。
「……君の?」
とっさに出たのはそんな言葉だった。女の子が大きく肯く。涙でびちゃびちゃの大きな目が、無残な亡骸をじっと
見つめていた。
女の子もネコも可哀想だが、とにかくこの子をトンネルから連れ出そうと思った。この子まで車に轢かれるような
ことになってはいけないし、死骸を見続けるのは辛いだろう。
それに、次に来る車がネコの死骸を轢かないとは限らないのだ。そんな光景はとても見せられない。
そうして俺は女の子をなだめ、抱きかかえてトンネルを出た。

外に出たとたん悲鳴があがった。通行人の女性が俺を見て声を張り上げている。
まさかこの子のお母さんか。これは誘拐じゃないぞと憤慨しかけたが、そういうことじゃなかった。

女の子を抱えたはずの俺の腕の中にいるのは、哀れなネコの死骸だった。


引用元 : 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?253


コメント

コメントを読み込んでいます…